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ナノ科学・ナノテクノロジー研究室 (Kisoda Laboratory)

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ようこそ 木曽田研究室 へ

私はナノサイエンス・ナノテクノロジーを研究しています.私は,2023年度もシステム工学研究科ナノテクノロジークラスターの一員として兼担します(少なくとも2024年3月31日).

私,木曽田の専門は,写真の学位記に記載されている通り,工学,特に応用物理分野で あり,それ以外の分野の専門家ではありません。

EXCON2018で研究成果を報告しました。

木曽田は,国際シンポジウムILM2018からご招待頂き,How Intrinsic Localized Modes were Produced: A personal recollection.という題名で招待講演させてもらいました。国際シンポジウムですから 英語です。

木曽田グループの修士課程の学生南野達哉氏が,11月に開催される国際会議(29th International Microprocesses and Nanotechnology Conference)で研究成果を発表しました。

2015年7月9日システム工学部A棟第三会議室にて篠塚先生主催の研究は楽しいという 研究会で 自分の手がけている原子層層状物質MoS2の光物性という題目で理系研究者として話を致しました.

私の学位論文のテーマであったミスフィットレイヤー化合物に関する仕事がChristian Thomsen先生(現在Technische Universität Berlin学長)の論文に引用されました。Raman spectroscopy of intercalated and misfit layer nanotubes, Matthias Staiger, Vladimir Bačić, Roland Gillen, Gal Radovsky, Konstantin Gartsman, Reshef Tenne, Thomas Heine, Janina Maultzsch, and Christian Thomsen, Phys. Rev. B 94, 035430 DOI: 10.1103/PhysRevB.94.035430, しかも3つも。はっきり言って自慢です。

更に,上記と同じ論文の一つがCharge Transfer Variability in Misfit Layer Compounds: Comparison of SnS-SnS2 and LaS-TaS2, Tommy Lorenz, Igor Boburin, Jan-Ole Joswin, and Gotthard Seifert, Israel Journal of Chemistry February 2017 DOI: 10.1002/ijch.201600148に引用されました。

私たちの論文,Origin of a Raman scattering peak generated in single-walled carbon nanotubes by X-ray irradiation and subsequent thermal annealingが,AIP Advancesに掲載されました(Toshiya Murakami, Mitsuaki Matsuda, Kenji Kisoda, and Chihiro Itoh, AIP Advances 6, 085303 (2016); doi: 10.1063/1.4960728)。

文部科学省によって教員養成学部は,例外なく文系扱いとなり,更に2015年6月になって文字通りリス トラ組織と指定された.学部内の人によっては,和歌山には国立大は本学しかないから教育学部の理科は一応理科だから対象外とか楽観的な受け止 め方をされているように思える.私自身は,文科省によるこの通達を支持するわけではなくむしろ反対である.しかし,今後,個人はおろか地域の意志を 鑑みない事が十分予測されるのである.それゆえ私の受けた教育,思考過程など純然たる工学畑の人間であると自己主張させてもらう.また,私を含め 理工農系学部で教育,研究トレーニングを受けた理工系の研究者が教育学部内に存在する.

2015.07.12辺野古基金に寄付しました.

グラフェンのドーピングに関する論文Spectroscopic characterization of nitrogen- and boron-doped graphene layersが,掲載されま した。掲載誌である Japanese Journal of Applied Physics の編集者,レフリーには好意的におつきあい下さり御礼申し上げます.加えて,Formation of carbon-nanostructure from X-ray induced defect in single-walled carbon nanotubesもDiamond and Related Materialsに掲載されました。現役の理工系研究者として本論文にコミット したことを強調します.

生涯研究者宣言

私,木曽田賢治は,物理研究者として引退を迎えるその日まで物理の研究を続けることを誓 います.

好きな言葉
  • 夢を追い求めることは,生きている,ということである。1
  • I Have a Dream.2
  • To dream the impossible dream...this is my quest to follow that star no matter how hopeless no matter how far...*
  • 闘志なき者は去れ3;唉、豎子不足謀4
  • 負け犬は負けなかった。5捲土重來未可知
  • Je n'ai pas le temps.「僕には時間がない」急撃,勿失4
  • Education by Research

1数学セミナー編集部編「数学100の問題− 数学史を彩る発見と挑戦のドラマ −」”クロネッカーの青春の 夢”(Kronecker's Jugendtraum)(日本評論社, 1999, 東京)和田秀夫氏による解説の冒頭の言葉より引用。

2Martin Luther King, Jr.牧師,1963年8月28日の演説より。

*ラ・マンチャの男(注の注.セルバンテス著に登場するドンキホーテのこと.)より

3阪大名誉教授柳田祥三先生の現役時代研究室に掲げていたモットーをテレビでみて感銘 を受けた。柳田先生世代がおそらく私たちの世代に感じたことが現在では更に悪化していると思います。

4司馬遷,項羽本記から。項羽の軍師范増の言葉。

5平田寛(科学史家)による随筆の題名,「世界」1988年12月号より。

唐代の詩人杜牧の「烏江亭に題す」から。

Évariste Galois,友人シュヴァリエ宛の遺書的手紙から。

*2016.9.10日ちょこっと本ページを更 新。

研究関連のニュース.

  • 研究テーマフェムト秒レーザー照射によるダイヤモンドライクカーボン膜のナノダイヤモンド化 が公益財団法人JKAからの研究助成を受けました.(今年度から)