私の万年筆に対する執着は,正確に言えば30年ほど前からである.しかし,最近(2023年)完全にハマったのは本学教育学部同僚山口先生との雑談からである.山口先生はその時点で皮革製ペンケースペン立てを自作することを趣味としているということで,私の趣味はそこに収容される万年筆を趣味としていると話したことがきっかけとなった.今では悪いことに所謂,インク沼にもはまり込んでしまった.私は,現役生活2年を切りましたのでこのような私的なページ公開をお許し願いたいのと,同時に仲間または道連れを作りたい.写真をおいおい掲載していくつもりである.
私の仲間として山口先生のほか,インク沼の女王K村先生,K松先生,事務方の堅田さん(国際交流に移動),角谷さん,清水さんである.他に,仲間となりうる人は,事務方に多くいらっしゃることに気付いた.そして第6回,第7回茶話会に新たに国際交流から二名参加いただいている.名前をだしていいと言われた人以外はイニシャルで表記している.この他O先生,お披露目に参加いただいた学部長Y先生にもレギュラーメンバーになっていただきたいと希望している.職場だけではない.小学校以来の友人,セピア色愛好家S氏も高級万年筆を二本所有していて,それらを使って日記を書いているということである.何気なく付き合っている人たちの中にも同好の士が多数いると心強く思った.
このページをご覧になった本学の方で仲間になってくださる方はご一報ください.
連絡先:kisoda(at)wakayama-u.ac.jp
最新のトピックスから表示するように変えました.万年筆評価の部屋に2025年の萬年筆研究会Wagnerの仮予定表が記載さています.https://pelikan.livedoor.biz/archives/2025-01-01.htmlです.インクリストを更新しました.



神戸三ノ宮または元町駅から徒歩圏内にある北野ノスタにて11月15日と16日2日間に渡って開催されました.北野ノスタは,旧北野小学校跡にできた複合施設で昨年から神戸ペンショーの開催場所となっています.私は16日に行きました.出店した店などの一覧は,こちらにあります.最後に入場者には抽選で各店舗の提供する景品があたります.私は残念ながら昨年同様当ててもらえませんでした.ワーグナー会員のなかで知り合いの人が二人当たったと喜んでおられました.
まずは,外観から.左は正面入口,真ん中は3階イベントホール,右はイベントホール前の踊り場です.真ん中の写真は顔を撮ると拙いという配慮から壇上方のみを撮影しています.
ある出店者からの伝聞情報:お金がある人はMontblancを買いなさい.お金のない人はお金を貯めて買いなさい.
皆さんにモンブランを見せてもらえることを楽しみにしております.
万年筆交流会でワグナー主宰の森さんにお願いしていたMontblancジェネリック万年筆を手渡したことを下で報告しました.その後ここに書いたようにインク注入実演を行いました.堅田さんは,Graf von Faber-CastellLapislazuli
(No. 3),角谷さんはMonbtlanc Permanent Blue
(No. 38)を吸入されました.清水さんは,ご自分のLamyにTagの今様色(No.26)を入れました.その他参加者はK村先生とO上先生でした.

ワグナーとフエンテ共同開催による交流会が開催され参加してきました.私の主たる使命は,ワグナー主宰森さんに頼んで用意してもらったモンブランジェネリック2本を受け取ることでした.この二本は,堅田さんと角谷さんの所有物となります.関西地区大会常連のTさんにお会いできて,この道で有名な方たちに紹介してもらいました.ありがとうございます.
すなみさん(著書も出されているので名前を出してもいいでしょう.)が来られていたので,先日受け取った万年筆博士のペンを点検してもらいました.すなみさんは先代時代の製品もご存知なのでご意見を伺うつもりでした.
Tさんとの昼食後,疲れて座りながらNさんと(万年筆以外のことを中心に)話し込んでいました.Nさんは,本学山口先生と同じく皮革細工をされていてバザーにも出品されています.午後3時からオークションが始まりました.私はいつも通り手元不如意なので大して買えませんでした.Nさんの万年筆用カバンが大トリでした.その他万年筆関連の珍品(一般人には何の価値もないもの)も入札されていきました.私の心残りは,午前中に紹介してもらったYさん(ブログをされています)が持ち込んでおられたステュピラを買えなかったことです.やはり貧乏は敵です.
第6回茶話会は,9月中に開催して私のインクコレクション新入りを紹介しました.ただその時の印象を忘れたので10月30日開催の第7回について記載します.場所は第5回から借りている北304室です.今回は国際交流課から3名,学務課教務から2名及び私達5名プラスビッグゲストの学部長Y先生の計11名でした.主要トピックスは,学部長新規購入のツシマヤマネコ万年筆(石丸文行堂)のお披露目でした.キャップには猫の肉球及びニブには猫のイラストが刻印されています.イラストは細かい仕事だと思います.流石に私のものではないので写真は撮りませんでした.そしてトピックスの二番目はこの日に間に合った昨年発注の万年筆博士の万年筆です.これは私の所有物なので下に写真を載せます.これについては私のせこい性格を悔いています.なぜ黒壇軸にしなかったのか,当時の心境ゆえ致し方なかったとはいえ,ペン先を極太にしなかったのかなどです.今回は参加者の皆さんの声が互いにかき消されるほど盛況であったのでもう一回やれという声も頂いた次第です.次回のネタというか議題をどうしたらいいのかと悩むところです.
このペンは万年筆研究会ワーグナーに参加されている御夫婦も早く見たいと言われていました.このサイトを閲覧いただけたらと期待します.
2025年度になってから手持ちのインクの中でガラス窓を通して入ってきた光で色がどう変化するかを見てきました.比較したのは,下の表の番号1から12,20,32,33,38です.その中で明らかに弱いのが2,3,7,32となります.はっきり強いと判断できるのは名前の通り12,また,意外なことに8となります.
名古屋駅からほぼ地下街のみを通って直結と言える場所でワグナー中部地区大会が開催されました.同センター4階では関西大の法律相談会も行われています.写真には学生控室と我々の会場案内が並んでいるところを収めました.今回は,思い切って新幹線で行ったので比較的早くに会場入りできました.ほぼ最若手と思われる学生の参加者がなんと憧れのWaterman Edsonを二本も所有していると聞かされました.見せてもらったし書かせてもらってその姿だけでなく書き心地も前所有者(参加者の一人)の調整で素晴らしかった.今にして思えば写真を取らせてもらえばよかった.ベテラン参加者でプラチナ万年筆製アタッシュケースで来られた方(ここのところよくお見かけします)は,エドムラ(Edson 紫軸の意味,希少)を披露されていました.これも次回会えば写真撮影をお願いしたい.と思っていたら同じ会場でお会いした方のブログで写真を含め集会の様子を載せられていました.羨ましい限りであるとともに探せばどこかにあると思いました.私の最近購入したペンは主催者から地味と言われ少しがっかりしましたが,本人の満足感を大切にせねばと考えています.
先月に続いて学内萬年筆研究会定例茶話会を北304室を借りて実施しました.今回は私から話題提供としてシリコン結晶作製と万年筆の関連の話,パイロット万年筆の値上げなどを行いました.今回参加者は堅田さん,清水さん,角谷さん,K村先生,K松先生,山口先生,K賀先生,A木先生,及び私の計9名でした.関西地区大会で購入したデモンストレーター万年筆を紹介したところ大変好評でした.またottohuttの100年インクについてこれまた高評価をいただいたところで時間切れという感じでした.今回,堅田さんが娘さんのガラスペンセットを持参されました.清水さんはJacques Herbinの匂い付きインクを持参されてバンクペーパーに試筆されたところ,滲んだことがお気に召さないようでした.K村先生からかりんとう饅頭の差し入れをいただきました.
新大阪から新幹線を使って岡山まで行ってきました.行った証拠写真を掲載します.しかしほぼ同じ角度で撮った写真が参加者の方もブログで紹介されています.名古屋から持ち込まれていた方が,売りに出された分で欲しいのがありました.しかし私の手持ちの現金が少なかったのでかえなかったので残念です.私の撮影した入口の写真はこれです.
山口から参加されている御夫婦から万年筆博士に発注したペンを見せてねと念をおされています.ただ製品ができあがった知らせを未だ受け取っていないのでいかんともしがたいところです.
今回は,主催のMさん(名前を書いてもいいと思いますが)が慌てて自宅を出たと仰っていた.それゆえいつもの看板ではなくその場しのぎの手書きの紙で代用されていた.いつもは土曜日に開催されるので多くの方が勘違いして参加人数が少なかったように思う.私は到着したらすぐにこれまでのペンからすれば安価な万年筆を購入した.廃業した大橋堂から購入したペンを最古参のSさん(こちらも名前を書いても差し支えないと思います)に見てもらって,大橋堂最後の作品
と言われた.昼休みは,懇意にしていただいているTさんと京阪モールのカレー屋でランチを食べた.帰りに一階に降りると警察官がいてどうやら女性がエレベーターで突き落とされたみたいだった.それから会場に戻っていろいろ雑談してしまった.印象に残った雑談は,著名なペン研師のタコ娘
さんが本業で映画・国宝に出演されていたことである.ぜひともペン調整を依頼したいところである.ニックネームからして主催のMさんから技術を獲得されたのであろう.残念ながら一度も会えていない.
堅田さん,清水さん,角谷さん,K村先生,K松先生,そして私が参加して定例の茶話会を北304室を借りて行いました.本日は現在インクの紫外線による劣化を調べている旨を私から報告し,各自持ち寄ってもらったインクで山本紙業のバンクペーパーに書いてもらいました.参加者の皆さんはバンクペーパーをやたらと気に入ってくれたように感じました.加えて,各種インクで色を比べながら書いてもらったことを喜んでくれたように思いました.来週から劣化試験と言っても窓ガラスに貼り付けるだけですが実施します.どうも乾いてから始めたほうが良さそうです.結果は数カ月後に掲載できれば考えています.
下の写真は暫定的な比較です.上から4行が私の文字で下2行は当日書いてもらったものです.比較すべきは上4行でottohutt以外は色褪せしており,Herbinの忘れな草の青など見るも無惨です.Faber-Castellのラピスラズリは紫色に変色したのかと思うばかりです.
写真撮影していないのでトピックスには書いていませんが,6月27日には大阪茶屋町ナガサワ文具店で開催されたペンサミットに行ったことをここに書いておきます.Montegrappaのペンを代理店をしているdiamondという会社の仲谷さんという方ともう人かたに調整してもらいました.カートリッジは欧州仕様ということでいろいろな会社のインクを使えるように思っていました.しかし,実際には口の部部分のサイズだけが共通で若干各社のカートリッジの形状がことなることを教えてもらいました.また,Montegrappaのポリシーは,どうも富裕層に特化しているようで,私のような貧乏くさい庶民向けのペンには力を入れていないような印象を持ちました.私としてはextra ottoとか欲しい.extra ottoは,私のような庶民が計画的に貯金して買える上限ではないか思います.
2025年5月31日京阪天満橋に隣接するOMMビル2階でナニワペンショーが開催され昨年に続いて行ってみました.相変わらずガラスペンが人気のようです.今年は,韓国の他ベトナム,台湾,シンガポールからの参加もありました.ワグナーの人やyyペンクラブの人は裏方に回っておられました.私は迂闊にも山本紙行のバンクペーパーを違うものと勘違いして購入し家に帰って同じものがあったのでショックでした.会場では懇意にしていただいているワグナー会員Tさんと別の会員と昼食後雑談しました.ペリカンの新製品はM815を持つべきと助言してもらいました.お二人共アメ横のマルイ商店に発注されたようです.入口と午後から少し人出の落ち着いた会場の様子を載せました.

2025年5月1日,昼休みに茶話会を開催しました.合計人数は,7名(S村先生,山口先生,K村先生,堅田さん,清水さん,角谷さん,不肖私)でした.いつものメンバーに加えて,新たに萬年筆を購入されたS村先生が参加されました.ご購入のペンについてはパイロット社のカタログを人に上げてしまったので詳細情報は得られていません.しかし,他人のペンの詳細を知るのも野暮なことと思います.S村先生は,初めて人文科学分野からの参加となります.山口先生の湯呑みにS村先生と角谷さんの目が止まりました.次回開催を約束して約30分の会合を終えました.白洲正子の作品についてもS村先生と山口先生がやり取りしています.今回のエピソードをうまくまとめられませんのでこんな感じでお許しを.
追記.萬年筆筆記に適したノート便箋の類を載せておきます.
イベントごとではありません.上着につけるラペルピンを新たに買いました.萬年筆のペン先形状(左)と萬年筆のミニチュア(右)が新しく買い求めたものです.箱に書いてある会社の製品です.更に写真上には丸善が記念萬年筆に付録でくれたインクボトル形状のものと,萬年筆を一本撮影しました.私は2025年4月から2027年3月末まで残すところ2年となりましてすこしはオシャレを楽しむためにこのピンを付けて来ます.
せっかく教授会に付けていったのに誰気づいてもらえず,終了後,自分で見せて回りました.鳴呼哀哉.


神戸三宮まで出かけました.写真は左から会場となった神戸市中央区区役所の入口,エントランス,そして会場の入口で,メンバーの方の正面写真が見えるので加工しています.今回も参加者25名未満なら関西地区大会が休会となる縛りがありました.そのせいか私が到着した開始時刻10時半には相当数の方が既に来ておられました.今回も楽しい話をできました.この方は名を出してもよろしかろうと思いますが,すなみまさみちさんからプラチナの新工場竣工式の話を聞かせてもらいました.そのほか私にとっては新情報を聞かせてもらっています.また,今回初めてメンバーの方から誘われて昼食をともにできて1年経ってメンバーになったという実感を得ました.そのとき若手の方も紹介してもらいました.その他,昨年10月の関西地区大会で知り合った御夫婦と再会しました.なんと私のこのサイトが検索に引っかかって閲覧してもらったようです.もちろん教育系大学の先生からold Montblancの魅力について,機械式時計の話などさせてもらいました.
こちらのページではどなたか存じませんが同じ場所にいた方の報告があります.
2月23日岡山国際交流センターで中国地区大会が開催され,新幹線で行ってきました.万年筆情報ではなく古参会員のお一人が教職系大学の教授であるということを知りました.その大学も硬式野球部が強く,プロ野球のドラフトにかかった学生もいたそうです.今回は万年筆そのものの話より雑談をしに行ったようなもんです.
ワグナー関西地区大会で古参会員の方から言われたfuenteという万年筆クラブに入り,会誌を送ってもらいました.
茶話会を1月22日に開催しました.今回は,コアメンバーに加えて事務方からS水さん,更に,T田先生の飛び入り参加があり,会話を盛り上げてくれました.昼休みの30分という制約からもう少し話たいというぐらいでお開きになるのがいささか残念です.
神戸市中央区中央区役所11階会議室で開催された関西地区大会に参加.今回も25名以上の参加がないとしばらく休むという縛りと年頭の挨拶もあったので参加した.参加者数はなんとかクリアできた.午前中セイラー呉工場を見学された方と話をしていて話し相手をしてくださった方の会員番号やお名前に気付いた.私はその方の著書を持っているではないか.次回あったときに署名いただきたいと言ったらなんなら手形も押そうか?
と応じてくださった.午後からも関西大会で毎回お見かけする方(もちろん名前を覚えてますが)と話をしていたらモンブラン4本とSTDupont4本を持参されていた.私の憧れの万年筆達である.その他大学生風の男性が新規参加されていた.熱心な人で夏目漱石の万年筆に関するエッセイを読んでいたり,私が知らない万年筆の本を古本屋で手に入れられていた.私は,yyペンクラブの会長から一本譲ってもらった(もちろん有償で).ペンケース作製(下の写真参照)のYurieさんにも会えた.更に12−13日には京都新風館で手書き道具展が開催されていることを教えてもらいこちらにも参加した.写真は落ち着いたらここに掲載予定.
2024年12月28日午後11時から万年筆博士を取り上げた番組が放映されました.もちろん私は観ました.そしてまたしても後悔の気持ちが湧き上がってきました.思い切って最高至高の一本を発注すべきだった(といっても自分の手の届く範囲で)のではないかということです.
テレビ愛知でも滋賀県の愛好家の方が出ている番組を見つけました.8年前の番組です.前編https://locipo.jp/creative/d94a6a9f-6a5c-4599-b699-10b3fcc92361?list=aab245fe-6ba3-4e69-8d51-de85ca0944af 後編https://locipo.jp/creative/2489616c-1ffc-4229-bd81-90d0504132bc?list=aab245fe-6ba3-4e69-8d51-de85ca0944af
12月18日にある大学の先生(ややこしいですがご両名ともK先生です.)が共同研究の打ち合わせのため私のところで会合を持ちました.そこでK先生がメモを取られているところを拝見すると,私の持っている万年筆メーカーCaran D'Acheをお使いになっていることに気付きました.今後この先生にはお勤めの大学で万年筆クラブの支部長を依頼したいと思った次第です.年明けにはその機会があるでしょう.
梅田茶町ジュンク堂書店二階のナガサワ文具にて12月7,8日及び12月14,15日に万年筆サミットが開催されました.私は体調不良のため本当に行きたかった7,8日を欠席しました.14日は,夕刻よりお世話になった中島信一先生を偲ぶ会
に出席する用事もあって,午前中に万年筆サミットに行きました.そしてGraf von Faber-Castell社のInk of the year 2023のLapisluzliを購入しました.この商品はサミットと関連しません.サミット関連では間伐材で作ったメモ用紙を買いました.いずれ写真を掲載するとしましょう.
あまりにも私事なので若干小さく書きます.修理依頼していたAurora 88 Marteが手元に戻ってきました.いつの日にか写真でお見せすることにします.何と言っても外見は美しい.
山口先生,K松先生,インク沼の女王K村先生,K賀先生,堅田様,角谷様が参加されて昼休みの30分間茶話会を試しに実施しました.その前に多忙なC先生も来られて私のインクコレクションしか説明できませんでしたが次回ゆっくり参加願いたいと思います.文具に限らず楽しくご歓談いただけたと思いました.なお堅田さんと角谷さんからお菓子を差し入れていただきました.ありがとうございました.私は一保堂のくき玉露を水出しして提供しました.
追伸.12月3日,本部勤務のMさんから茶話会の噂を聞きつけたと言われました.口ぶりから察すると(期待ですが),日程が合えば参加してくれるかもしれないという感触を持ちました.
旧神戸市立北野小学校校舎を改修して装いを新たにした北野ノスタにて神戸ペンショーが開催された.私は24日のみ参加した.23日の人出はすごかったらしい.ワグナーの定例会で見慣れた人がボランティアで会場整理を手伝っておられた.私はあまりの人出に驚いた.なんせ入場に整理券まで発行されていたのである.資金不足のためたいして買い物できなかった.ガラスペンの販売は好調とのことである.ワーグナーのブースでは高校生か大学生の左利きの女性がペン調整に来て,ワーグナー主催者は張り切っていた.今回は左利き用の調整要請が少なかったらしい.
下の写真は,会場入口と先着順にもらえる記念バッグである.

予定通りペンクリニックで二本確認してもらい,一本はインクフローを改善してもらった.
関西地区大会は,神戸市中央区役所11階で開催された.今回参加者が25名未満なら関西地区大会をしばらくお休みとするという縛りがあった.私を含む,関西在の会員にはなんとか来年度以降も関西地区大会を残してほしいとの願いを抱く人も多かったと思う.しかし,出足が悪く3時頃には諦めムードが漂っていた.しかし,初めてお会いする方の中に神戸市内の方がいるようで知人に声をかけてくださったようで(ハイキング姿で来られた)ギリギリ25名参加となったようである.
山口県から御夫婦で参加されていた.ご主人(多分40代前半)がカランダッシュの装飾品のようなモデルを持たれていた.私が万年筆博士で注文したことを伝えるやご夫婦とも自分たちも憧れている旨の発言をされていた.また,6月15日の関西地区大会で初めてお目にかかった方からコレクションが大幅に増加してますね.
と指摘された.
2024年9月応用物理学会が新潟市朱鷺メッセで開催された.開催中に古町商店街にある天佑堂という万年筆や喫煙具を扱う店をのぞいてみた.月曜は定休日にされている.確実に修理に重点を置かれている.現店主は3代目だそうである.近くの大手百貨店文具売り場に持ち込まれた修理品を天佑堂に持ってこられることが多いとのこと.理由は,海外の多くのメーカーが部品を交換する方式で修理するためかなり高額になるためのようである.また,海外製品の質も変わってきているという感想を持たれていた.
本サイトをご覧になった方は,新潟に修理を兼ねて行かれてみてはどうかと思う.ご主人は,郵送がおおいですが,やはり対面で書き癖とかみてから修理したい
とのことである.この見解は,万年筆制作販売を行う鳥取県の万年筆博士の社長山本氏からも感じた.
神戸三宮で開催された.K松先生に声をかけておいたら現地・神戸で落ち合えた.
私は,2003年オーストリア・ザルツブルクで開催された国際会議(European Conference on Diamond and Related Materials)に出向いた.シュヴェヒャート空港(Flughafen Wien-Schwechat)の免税品店でスイス製万年筆が一本だけ安売りされていたのを見かけ,スイス製は信頼できる
と考え購入した.それがすべての始まりでCaran d'AcheというメーカーのLémanシリーズの一本であった.おそらく同社がフラグシップモデルとしてLémanシリーズを世に送り出してまもないころだと推察する.
そこからいきなり2023年に話が飛ぶわけではない.その後,2007年にベルリンに滞在した際,自分用の土産に同社のおそらく同じシリーズのスリムなボールペンを購入した.ボールペンの書き心地は素晴らしい.三菱のジェットストリームという異なるタイプのペンにも匹敵する.実際カランダッシュ社はボールペンで世界的に評価されている.万年筆への参入はまだ50年ぐらいではないだろうか.詳しくは伊東道風著万年筆バイブル
講談社をご覧になって欲しい.
題名にペンたち
としたものの,真面目に書くといやらしいので一本だけ思い出を書いた.私が退職する予定の2027年3月31日までに所有するすべての萬年筆を公開する,写真付きで.
意を決して万年筆愛好家の会Wagnerに入れてもらった.確認したわけではないが,作曲家Richard WagnerのことではなくPelikan社創立者Günther Wagnerに因んでいると思う.この愛好家の会の中では私のコレクションなど可愛いものである.
よーく思い出したら,これまで京都丸善(新旧とも)で記念万年筆(パイロット社製)やWaterman(恥ずかしながら紛失)を購入していた.私が現在使っているのは創業150周年記念のパイロット社製のものである.(下の写真の黒い方)そのおりに丸善萬年筆友の会
に入っていた.現在でも有効か否か不明だが今年は丸善創業155周年ということで記念万年筆販売の案内が届いていた.こちらは販売目的とはいえ友の会には違いない.
今の所,雑談のみだが,だらだらと私はインクのペーパークロマトグラフィーを行っている.まとめて写真をここに掲載したい.このページはこのままでは寂しいのでペーパークロマトグラフィー一例と所有インクを掲載する.ついでに上記に書いた二本の万年筆の写真を掲載する.今後,万年筆のペン先を実体顕微鏡で撮影してそれも載せてみたい.ちなみに私の万年筆及びインクに関する情報源は,前掲書の他,趣味の文具箱
(季刊,ヘリテージ社)である.
改めてコアメンバーを再録しておく.K松先生,インク沼の女王K村先生,山口先生,堅田さん,角谷さん,そして不肖 私の6名である.


| 番号 | 名称 | 色 | 製造元 | 形態 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Golden Lapis | 金ラメ入り瑠璃色 | Pelikan | ボトル | 万年筆利用不可. Ink of the year 2024 |
| 2 | Edelstein Sapphire | 青色 | Pelikan | ボトル | |
| 3 | Lapislazuli | 瑠璃色 | Graf von Faber-Castell | ボトル,カートリッジ | Ink of the year 2023 |
| 4 | Idyllic Blue | 青 | Caran D'Ache | カートリッジ | |
| 5 | Hypnotic Turquoise blue | ブルー | Caran D'Ache | カートリッジ | |
| 6 | Magnetic Blue | ブルーブラック | Caran D'Ache | カートリッジ,ボトル | |
| 7 | Bleu Myosotis | ブルー | Jacques Herbin | カートリッジ | 勿忘草のこと.Exhausted. |
| 8 | Turquoise | ブルー | Aurora | ボトル | 創立100周年記念 |
| 9 | Hértage Bleu Crystallin | ラメ入りブルー | Ferris Wheel Press | ボトル | 万年筆不可 |
| 10 | Könichs Blau | ロイヤルブルー | Rohler und Klingner | ボトル | |
| 11 | Napoleon Bonaparte | Dark Blue | De Atramentis by Jansen | ボトル | |
| 12 | Blue | 青 | Ottohutt | ボトル | 100年インク |
| 13 | 藍 | 青,しかし薄い | TAG | ボトル | New |
| 14 | Vibrant Green | 緑 | Caran D'Ache | カートリッジ | exhausted. |
| 15 | Delicate Green | 黄緑 | Caran D'Ache | カートリッジ | exhausted. |
| 16 | Ultra violet | 紫には見えない紫 | Caran D'Ache | カートリッジ,ボトル | |
| 17 | Violette Pénsee | 紫 | Jacques Herbin | カートリッジ | 考える紫, Exhausted. |
| 18 | Larmes de Cassis | 赤紫 | Jacques Herbin | 小ボトル | カシスの涙 |
| 19 | Poussière de Lune | 紫 | Jacques Herbin | 小ボトル | 月のちり**とでも訳しておく |
| 20 | 色彩雫 竹炭 | 黒 | Pilot | 小ボトル | |
| 21 | Cosmic Black | 黒 | Caran D'Ache | カートリッジ | |
| 22 | Black | 黒 | ottohutt | bottle | 100年インクNew |
| 23 | 色彩雫 紅葉 | 赤 | Pilot | カートリッジ | |
| 24 | 色彩雫 躑躅 | 赤 | Pilot | 小ボトル | 在庫限り |
| 25 | 夜桜Yozakura | 赤 | Graf von Faber-Castell | カートリッジ | |
| 26 | 今様色 | 赤 | TAG | ボトル | 記入漏れ |
| 27 | Sakura | 赤 | Ottohutt | ボトル | 匂い付き |
| 28 | 色彩雫 山葡萄 | 赤紫 | Pilot | 小ボトル | |
| 29 | 色彩雫 秋桜* | 赤 | Pilot | 小ボトル | 在庫限り |
| 30 | Rouge Hématite | 赤 | Jacques Herbin | ボトル | 金ラメ入り.New |
| 31 | Applicot achat | orange? | Pelikan | bottle | Ink of the year 2025New |
| 32 | 色彩雫 霧雨 | 黒か濃い灰色 | Pilot | 小ボトル | 在庫限り |
| 33 | 色彩雫 山栗* | 茶 | Pilot | 小ボトル | 在庫限りと勘違いして購入 |
| 34 | Divine Pink | ピンクというより赤 | Caran D'Ache | カートリッジ | |
| 35 | Gold Dust | ラメ入り赤 | ottohutt | ボトル | 万年筆用とかいてあるが・・・ |
| 36 | Highlighter Ink yellow | 蛍光色 黄 | Pelikan | ボトル | |
| 37 | Highlighter Ink green | 蛍光色 緑 | Pelikan | ボトル | |
| 38 | Ebony | エボナイト色 | Rohler und Klingner | ボトル | 古典インク |
| 38 | Permanent Blue | Blue | Montblanc | ボトル | 顔料インク |
| 39-44 | Johan Wolfgang von Goetheに捧ぐ | 6色セット | Montblanc | ボトル |
2025年の予定暫定版は北310の扉に貼りました.1月12日には神戸で関西地区大会が開かれるので参加します.また,本年10月末に万年筆博士に注文したペンが完成する予定.
まずいと思いながら万年筆を購入してしまいました.しかし,秘匿します.悪しからず.まずいというのはすでに使える本数を遥かに上回る数のペンを持っているから.
話題として取り上げたいことが万年筆とインク以外にもあることがわかった.その話題をここに記載するか別のページにするかは検討中とさせてもらいたく.・・・と書きましたが別の話題は取り上げません.要するに万年筆同様,私一人の楽しみとしておきます.
ペンケースを製作販売されているサイトで扱われている西陣織の生地は,私の高校で同級生だった人の呉服屋(正確には金襴)から仕入れていることを知りました.このリンクについて,奥様に口頭でオーケーしてもらいました.
真ん中にペンケースを配置して,私の愛おしい萬年筆を並べて撮影した写真とペンケースのみを示します.および生地のクローズアップ画像.センスの悪い写真で申し訳なく.


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