魅力的なVRコンテンツ設計の支援
当研究室では視線計測装置付きのVR用ヘッドセットを使ったシステムを開発しています.これまでに取り組んできたアイトラッキング技術を用いた分析技術を活用して,VRに応用したシステム開発を行っています.
VRコンテンツ評価支援ツールの開発
VRを体験するための機器が入手しやすくなってきたため様々なコンテンツが登場してきました.コンテンツ評価のために,ユーザの心理状態に変化があった箇所を提示しインタビューを支援するツールを開発しました.
開発したツールでは,VRコンテンツ体験中のユーザがコンテンツのどこを見ているのかを把握するとともに,心理的負荷の指標である瞳孔径変動のLF/HFの変化をレビュー画面に反映しています.これによってVRコンテンツ評価において,興味の有無などを的確に評価することを支援しています.
受賞情報
本研究について,人間中心設計推進機構の2020年度冬季HCD研究発表会(2020.11.28オンライン開催)において,学部4年の鈴木君が「眼球運動に基づくVRコンテンツ評価支援ツールの提案」というタイトルで成果を発表し,優秀講演賞を受賞しました.
- タイトル:眼球運動に基づくVRコンテンツ評価支援ツールの提案
- 学会:人間中心設計推進機構の2020年度冬季HCD研究発表会
- 著者:鈴木舜也,松延拓生
- 受賞名:優秀講演賞
- 研究発表会予稿集(HCD-Net pp.15-16)
- 紹介ページ:HCD-Netフォーラム2020開催レポート
なお、鈴木舜也さんは、3月にシステム工学部長表彰を受けることが決定しています。(お知らせ)
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