防災ジオツアー開催実績
第六回 ワダイの防災ジオツアー
「みだれた地形がおりなす地景 第二弾」
日時 | 2018年12月9日(日) 8:45-17:00 |
開催地 | 田辺市本宮町・新宮市熊野川町 |
参加人数 | 21人 |
ツアータイプ | ガイド主導型 |
移動手段 | バス+徒歩 |
距離 | 約100km |
主な見学地 | 本宮町三越(奥番)崩壊跡、篠尾川渓谷(ジオサイト)、山手集会所、志古の貝持嶋 |
主催・共催・後援 ・協力 |
主催:和歌山大学災害科学教育研究センター, 国土交通省近畿地方整備局 後援:和歌山県, 田辺市, 新宮市, 和歌山県教育委員会, 南紀熊野ジオパーク推進協議会, 南紀熊野ジオパークガイドの会 |
チラシ | PDF(クリックすると開きます) |
ツアー内容:
今回の防災ジオツアーは,田辺市本宮町の三越(奥番)の平成23年台風12号によって発生した大規模斜面崩壊地と,周辺地域の地質について学べるジオサイトの「篠尾川渓谷」,および熊野川周辺の洪水被害と地域の歴史が学べる新宮市熊野川町日足の「志古の貝持嶋」を舞台に実施されました.講師は主催団体である和歌山大学災害科学教育研究センターと国土交通省近畿地方整備局,および後援団体である南紀熊野ジオパークそれぞれに所属する土砂災害・地質の専門家およびガイドが務めました.ツアーでは,土砂災害の調査研究により得られた研究成果や国土交通省近畿地方整備局の防災対策(河川整備計画や斜面崩壊対策など)について学ぶ場となるとともに,土地の成り立ちや災害への備えについて考える機会となり,災害や地域の歴史を正しく理解することができたと好評でした.また,災害に対して弱い地域であるというネガティブな印象のみではなく,鉱山や大地に根付く文化に触れることで,同地域に対してポジティブな側面もご理解いただけました.
第五回 ワダイの防災ジオツアー
「みだれた地形がおりなす地景」
日時 | 2018年3月17日(土) 8:45-17:00 |
開催地 | 田辺市本宮町・新宮市熊野川町 |
参加人数 | 24人 |
ツアータイプ | ガイド主導型 |
移動手段 | バス+徒歩 |
距離 | 約100km |
主な見学地 | 本宮町三越(奥番)崩壊跡, 篠尾川渓谷(ジオサイト), 山手集会所、篠尾集会所 |
主催・共催・後援 ・協力 |
主催:和歌山大学災害科学教育研究センター, 国土交通省近畿地方整備局 後援:和歌山県, 田辺市, 新宮市, 和歌山県教育委員会, 南紀熊野ジオパーク推進協議会, 南紀熊野ジオパークガイドの会 |
チラシ | PDF(クリックすると開きます) |
ツアー内容:
今回の防災ジオツアーは,ガイドが主導しつつ和歌山大学災害科学教育研究センターや国土交通省近畿地方整備局に所属する土砂災害と地質の専門家が講師を務め,田辺市本宮町の三越(奥番)の平成23年台風12号によって発生した大規模斜面崩壊地と,周辺地域の地質について学べるジオサイトの篠尾川渓谷を舞台に実施されました.
和歌山大学災害科学教育研究センターと「想定外」豪雨による地盤災害への対応を考える調査研究委員会(地盤工学会,日本応用地質学会,関西地質調査業協会,中部地質調査業協会合同研究委員会)の調査研究により得られた研究成果や国土交通省近畿地方整備局の防災対策(河川整備計画や斜面崩壊対策など)について学ぶ場となりました.また,集落生活の魅力を楽しむために,昼食では地元特産のめはり寿司のお弁当がふるまわれ,篠尾集会所においては,同集落特産のこんにゃくと篠尾茶を楽しみつつ,集落の方々の交流が実施されました.参加者にとっても特製弁当や地元の特産品が好評で,被災者の口からも2011年の紀伊半島豪雨災害の話を聞けたことで土地の成り立ちや災害への備えについて考える機会となり,災害や地域の歴史を正しく理解することができたと好評でした.
防災ジオツアー企画ワークショップ
日時 | 2017年12月9日(土) 10:00-12:00 |
開催地 | 和歌山県土砂災害啓発センター(那智勝浦町) |
参加人数 | 9人 |
ツアータイプ | ワークショップ |
移動手段 | なし |
距離 | 0km |
主な見学地 | なし |
主催・共催・後援 | 主催:和歌山大学災害科学教育研究センター |
チラシ | PDF(クリックすると開きます) |
ワークショップの内容:
今回のワークショップは,今後,南紀熊野ジオパークガイドが主体となり土砂災害啓発センター利用者向けの防災ジオツアーを実施することを想定し,これまで防災ジオツアーを実施してきた和歌山大学がもつ知識や企画運営技術の共有を目指すものです.
また,参加者である南紀熊野ジオパークガイドの視点から,これまでの防災ジオツアーに対する疑問点,不満点,改善点などについての率直な意見をいただき,今後の発展につなげることを目的としました.
ワークショップを通じて,南紀熊野ジオパークガイドが防災に関する知識を得る機会を今まで以上に設けることが望まれることや,土砂災害啓発センターを起点とした防災ジオツアーを実施するための課題などについて様々な問題提起があり,今後の防災ジオツアーを発展させていくための有効な議論となりました.
第四回 ワダイの防災ジオツアー
「色川の防災ジオツアー イシ・イジ -石・意志・遺史・維持-」
日時 | 2017年3月4日(土) 10:00-16:30 |
開催地 | 那智勝浦町 |
参加人数 | 23人 |
ツアータイプ | ガイド主導型 |
移動手段 | バス+徒歩 |
距離 | 約35km |
主な見学地 | 土砂災害啓発センター,赤畠谷堰堤,口色川会館,色川の土石流犠牲者供養岩(ジオサイト) |
主催・共催・後援 ・協力 |
主催:和歌山大学災害科学教育研究センター, 国土交通省近畿地方整備局 共催:南紀熊野ジオパーク推進協議会 後援:和歌山県, 那智勝浦町, 和歌山県教育委員会, 那智勝浦町教育委員会, 南紀熊野ジオパークガイドの会 協力:たいジオ。 |
チラシ | PDF(クリックすると開きます) |
ツアー内容:
今回の防災ジオツアーは,ガイドが主導する形で第三回ワダイの防災ジオツアーと同様に「イシ(石・意志・遺史)」と「イジ(維持)」をテーマとして,平家の落ち武者伝説の残る那智勝浦町の色川集落を舞台としました.和歌山大学災害科学教育研究センターと「想定外」豪雨による地盤災害への対応を考える調査研究委員会(地盤工学会,日本応用地質学会,関西地質調査業協会,中部地質調査業協会合同研究委員会)の調査研究により得られた研究成果や国土交通省近畿地方整備局の防災対策(砂防堰堤)について学ぶ場とするとともに,集落生活の魅力を楽しむために地元食材を利用した特製弁当や集落の方々の交流や集落散策を実施しました.参加者にとっても特製弁当や地元の特産品が好評で,被災者の口から2011年の紀伊半島豪雨災害の話を聞けたことで土地の成り立ちや災害への備えについて考える機会となり,災害や地域の歴史を正しく理解することができたと好評でした.
第三回 ワダイの防災ジオツアー
「防災ジオツアー イシ・イジ -石・意志・遺史・維持-」
日時 | 2016年12月11日(日) 10:00-15:30 |
開催地 | 那智勝浦町 |
参加人数 | 22人 |
ツアータイプ | 大学・研究機関提案型 |
移動手段 | バス+徒歩 |
距離 | 約20km |
主な見学地 | 土砂災害啓発センター,井関の紀伊半島大水害記念碑,金山谷の土砂災害現場,金山谷二号堰堤と渓流保全工,鳴子谷棚田跡,鳴子谷堰堤,那智の滝(ジオサイト) |
主催・共催・後援 | 主催:和歌山大学災害科学教育研究センター, 国土交通省近畿地方整備局 共催:南紀熊野ジオパーク推進協議会 後援:和歌山県, 那智勝浦町, 和歌山県教育委員会, 那智勝浦町教育委員会, 南紀熊野ジオパークガイドの会 |
チラシ | PDF(クリックすると開きます) |
ツアー内容:
「イシ(石・意志・遺史)」と「イジ(維持)」をテーマに和歌山大学災害科学教育研究センターと「想定外」豪雨による地盤災害への対応を考える調査研究委員会(地盤工学会,日本応用地質学会,関西地質調査業協会,中部地質調査業協会合同研究委員会)の調査研究により得られた成果や国土交通省近畿地方整備局の防災対策(砂防堰堤)について担当者が直接現場で解説し,質疑応答を通じて共同で学ぶ場としました.参加者からは,普段見ることのできない災害の現場や砂防堰堤を見学し,専門家から丁寧な解説を聞くことで自然の脅威だけでなく土地の成り立ちや備えについても同時に学ぶことができ,災害や地域の歴史を正しく理解することができたと好評でした.
第二回 ワダイの防災ジオツアー
「防災ジオツアー -自然の恩恵・脅威と備え,その土地の暮らしの軌跡を知る-」
日時 | 2015年12月12日(土) 10:00-15:30 |
開催地 | 那智勝浦町 |
参加人数 | 30人 |
ツアータイプ | 大学・研究機関提案型 |
移動手段 | バス+徒歩 |
距離 | 約24km |
主な見学地 | 井関の紀伊半島大水害記念碑,金山谷の土砂災害現場,那智の滝(ジオサイト),尻剣谷製錬所跡(ジオサイト),尻剣谷第1・第2堰堤 |
主催・共催・後援 | 主催:和歌山大学防災研究教育センター(2016年度より和歌山大学災害科学教育研究センター), 国土交通省近畿地方整備局 共催:南紀熊野ジオパーク推進協議会 後援:和歌山県, 那智勝浦町, 和歌山県教育委員会, 那智勝浦町教育委員会, 南紀熊野ジオパークガイドの会 |
チラシ | PDF(クリックすると開きます) |
ツアー内容:
平成23年9月の台風12号の災害によって,紀伊半島では大規模な斜面崩壊,土石流,洪水などが多数発生し,甚大な被害を受けました.今回の防災ジオツアーでは,被災現場や復旧・復興の現場で和歌山大学防災研究教育センターと「想定外」豪雨による地盤災害への対応を考える調査研究委員会(地盤工学会,日本応用地質学会,関西地質調査業協会,中部地質調査業協会合同研究委員会)の調査研究により得られた研究成果や国土交通省近畿地方整備局の防災対策(砂防堰堤)について担当者から直接話を聞くことができる内容としました.また,ツアーを通して,自然の脅威だけでなくその恩恵や脅威への備えについても同時に学ぶことで,災害や地域の歴史を正しく理解し,今後の地域防災について参加者同士で情報を共有して共に考える機会としました.
第一回 ワダイの防災ジオツアー
「アルコラ太地」
日時 | 2015年6月13日(土) 13:00-15:45 |
開催地 | 太地町 |
参加人数 | 28人 |
ツアータイプ | 大学・研究機関提案型 |
移動手段 | 徒歩 |
距離 | 約1.5km |
主な見学地 | 東の浜,和田の岩門(ジオサイト),ペンキ塗り民家のまちなみ,波切神社,太地小学校(防災マップ),水産共同組合,恵比寿神社,幸助屋 |
主催・共催・後援 | 主催:たいジオ。,和歌山大学防災研究教育センター(2016年度より和歌山大学災害科学教育研究センター) 共催:太地町,南紀熊野ジオパーク推進協議会 後援:太地町教育委員会,太地町社会福祉協議会,南紀熊野ジオパークガイドの会 |
チラシ | PDF(クリックすると開きます) |
ツアー内容:
古式捕鯨発祥の地といわれている太地町を舞台に,“捕鯨文化”と“防災” “まちなみ”を通じて学ぶ防災ジオツアーとしました.タイトルの「アルコラ」は和歌山の方言で「歩こう」を意味する「あるこら」から拝借し,ガイドと参加者が一緒になって地域を歩き回り“綺麗なもの”“変なもの”“美味しいもの”“楽しいもの”を体験するツアーとして命名しました.ツアーは,東の浜ふれあい広場に集合し,受付の際に緊急時に利用するSOSカードを記入していただきました.ジオガイドから太地町の地質や地形の特徴についての説明を受けた後,捕鯨文化ともゆかりのあるジオサイトの和田の岩門を通って町内に入っていきました.まちなみと捕鯨文化についての説明を受け,ペンキ塗り民家の立ち並ぶ太地町のまちなかを散策し,太地小学校では児童が作成した防災マップを見学しました.その後は,太地町と過去の災害や防災の取り組み,共生文化について学びました.