10 月4 日23 時37 分(日本時間)に国際宇宙ステーションからロボットアームによって宇宙空間に放出された超小型衛星「RAIKO」は、放出の当初、東北大学が保有する地上アンテナの故障により衛星のメイン送信機電源を投入出来ていませんでしたが、2012 年10 月6 日19 時30 分(日本時間)頃からの可視時間帯において、地上からの信号送信により衛星のメイン送信電源が投入され、衛星からの試験電波信号を地上アンテナで受信することに成功しました。
東北大学局が受信した信号の状態から、「RAIKO」は正常であることが確認されました。
今後は、引き続き運用を継続し、初期観測データがある程度まとまった段階で、記者発表する予定です。
「RAIKO」は、和歌山大学が代表機関である文部科学省超小型衛星研究開発事業、通称「UNIFORMプロジェクト」で開発される一連の衛星に対する先駆的な位置付けとして、和歌山大学・東北大学が連携して、製作・試験・運用を行います。