■2012年6月25日 超小型人工衛星「RAIKO」の製作を完了し、JAXAに引渡しました

国際宇宙ステーションからの小型衛星放出実証ミッションに採択された超小型衛星「RAIKO」につきまして、製作を完了し、宇宙航空研究開発機構(JAXA)に引き渡しました。今後、ミッションに向けた打上げ準備が、JAXAによって進められることになります。

このミッションは、従来はロケットで軌道上に運ばれている人工衛星を、国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟のエアロックから、ロボットアームで船外に直接放出して軌道に乗せる計画であり、世界初の試みとなります。

「RAIKO」は、本体の大きさが100mm×100mm×200mmの超小型衛星で、魚眼カメラによる地球の撮影などに挑みます。この衛星は、和歌山大学が代表機関である文部科学省超小型衛星研究開発事業「日本主導の超小型衛星網UNIFORMの基盤技術研究開発と海外への教育貢献(通称:UNIFORMプロジェクト)」の一環で、和歌山大学・東北大学が連携して、製作・試験・運用を行います。UNIFORMプロジェクトで開発される一連の衛星に対する先駆的な位置付けとして、宇宙空間での実証実験および地上局との通信実験を行うことになります。

関連写真

「RAIKO」と、製作にあたった東北大学の坂本祐二助教ら
UNIFORM-1号機

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