- 論文の概要
- 2014年8月,和歌山県の紀南エリアに存在する「南紀熊野ジオパーク」が,日本におけるジオパークの認定機関である「日本ジオパーク委員会」に国内の地質遺産である「日本ジオパーク」として正式に認定された. ジオパーク内で特に見どころとなる景色や景観を“ジオサイト”と呼び,ジオサイトを巡るツアーをジオツアーと呼ぶ. ジオツアーでは,ガイドがジオサイトを説明する際や,昔の小さい現地写真を説明する際,参加者に対して,説明が伝わりづらいことが問題点として挙げられる. また,“ジオツアー”の知名度が高くないことも問題点として挙げられる. 以上のことから,本研究では,ガイド説明理解度向上と知名度向上を目的としたジオツアー支援システム「ついジオ」の開発を行い,実験と評価を行った. 本稿では,ガイド説明理解度向上を目指す機能「ガイド説明伝達機能」,および,ついジオによる知名度向上効果について述べる.
- ついジオの画面
- 発表時の様子
- 受賞時の様子
受賞式は参加費のとっても高い懇親会で発表されたので,吉野が代わりに受け取りました.