吉野研究室(Yoshino Lab.)(コミュニケーションデザイン研究室)|和歌山大学 システム工学部 社会情報学メジャー

支部大会奨励賞:森川聖也さん(学部4年)

論文名:「共同住宅における間取図作成自動化手法の提案」

学会名等:2023年度 情報処理学会関西支部 支部大会

受賞日:2023年 9月24日

関連サイト:https://kansai.ipsj.or.jp/record/2023.html

  • 論文の概要
    • 住宅建築において,決まった大きさの敷地にどのような建物を建てるかを設計するステップは大きく2つに分けられる.まず,建物を敷地内のどこに,どのような大きさで配置するかという,建物の大枠を設計する作業を行う.この作業はプラン作成と呼ばれる.その後,リビングや寝室などの部屋を建物内のどこに,どのように配置するかを設計する作業を行う.この作業は間取り作成と呼ばれる. 本研究では,この2つの工程の内,配置パターンが多いため複雑である,間取り作成に着目する. 本研究では,いくつかある住宅の種類の中で,共同住宅の間取り作成に着目した. 共同住宅とは,共有スペースからそれぞれの住戸へ入る形となっている集合住宅のことである.共同住宅に着目した理由としては,プラン作成において住戸形状のバリエーションが多くなるに従って,間取り作成を行う機会も多くなるためである. 現在,間取り作成の多くは,建築基準法とそれぞれの部屋の隣接関係や大きさなどの配置ルールに基づいて,間取り作成業務を行う専門家が自身の経験をもとに作成している. 共同住宅は敷地に合わせて様々な形に設計することができるが,それによってそれぞれの住戸にも多種多様な形が存在するため,その中の部屋配置も複雑になる.部屋の隣接関係はもちろん,日当たりや部屋間の移動効率,扉やスイッチの配置も考慮すると完成までにかなりの時間を要する.また,完成した間取りが最適であるとは限らない. そこで,本研究では,間取り作成の業務にかかる負担を低減させ,業務の効率化をはかるため,プラン作成によって作成された図面に対して,複数パターンの共同住宅の間取図を提示するシステムを提案する. また,本研究では,専門家の作成手順を参考にし,意見を取り入れることによって,実際の現場で実用的な間取図の候補を提示することを目指している. 本稿では,共同住宅の間取図作成を自動化し,複数のパターンを提示することによって業務の効率化をはかるための手法を提案し,そのシステムの概要について述べる.
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  • 発表時のスライド
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