吉野研究室(Yoshino Lab.)(コミュニケーションデザイン研究室)|和歌山大学 システム工学部 社会情報学メジャー

優秀プレゼンテーション賞:草竹大暉さん(大学院1年)

学会名等:マルチメディア、分散、協調とモバイル(DICOMO2022)シンポジウム

受賞日:2022年7月15日

関連サイト:https://dicomo.org/commendation/

  • 論文の概要
    • Twitterなどのマイクロブログサービスにおいては,正しい情報だけではなく,流言を含む情報も発信されることがある. 流言には社会的混乱を引き起こすような内容のものがあり,流言が広まりにくい仕組みを作る必要がある. 本研究では,流言への拡散防止において重要となる「訂正」に着目し,マイクロブログにおける流言と訂正情報の流布に関する特徴分析を行う. 分析の結果,マイクロブログにおける流言と訂正情報の流布に関する特徴として以下の5点を明らかにした. (1)流言ツイート数に比例して訂正ツイート数が多くなっているわけではなく,流言ツイートが拡散しているにもかかわらず,訂正ツイートが拡散していない場合がある. (2)流言ツイートは特定の日だけに限らず分散し,突発的に発生しない傾向がある. (3)訂正ツイートは特定の日に集中し,突発的に発生する傾向がある. (4)流言ツイートおよび訂正ツイートは同一内容のツイート数の割合が高く,同じツイートが集中的にリツイートされることで,マイクロブログ上に流言の話題がのぼる傾向がある. (5)流言ツイートと訂正ツイートのどちらにおいても一度発生すると,完全な収束までに長期間を要する傾向がある.
  • 発表時の様子
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  • 発表時のスライド
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  • 受賞発表時の賞状
  • 受賞発表時の賞状の画面