吉野研究室(Yoshino Lab.)(コミュニケーションデザイン研究室)|和歌山大学 システム工学部 社会情報学メジャー

学生優秀発表賞:草竹大暉さん(学部4年)

論文名:「Twitter上で多数の訂正がなされる流言の特徴分析」

学会名等:第20回 2021年度 情報処理学会関西支部 支部大会

受賞日:2021年 9月19日

関連サイト:http://kansai.ipsj.or.jp/record/2021.html

  • 論文の概要
    • TwitterなどのSNSの普及によって誤情報がかつてなく広範囲に,そして急速に拡散するようになった.誤情報は正確な情報よりも拡散されやすいとされている. 実際に,2019年末に発生した新型コロナウイルスの感染が拡大する中,多数の流言が拡散した.米Twitterが2020年12月16日(現地時間),「新型コロナワクチンは人々を操る目的や危害を加える目的で使われる」,「新型コロナは深刻な問題ではなく,予防接種を受ける必要はない」といった新型コロナウイルスのワクチン接種に関する誤った情報を含むツイートを削除する方針を発表したというニュースも存在する.このように,流言には社会的混乱を引き起こすような内容のものもあり,ユーザの情報に対する注意力を高める仕組みが必要である. Twitterでは,発信・拡散された流言に対し,訂正情報が発信されることがある.訂正情報はユーザへの注意喚起のために有用である.そこで我々は,訂正がなされる流言の中でも多くのユーザから注目を受け,閲覧されたと考えられる多数の訂正がなされる流言に着目する.本稿では,多数の訂正がなされる流言の特徴を明らかにすることで,流言に対する効果的な注意喚起の仕組みの構築に役立つ知見を得ることを目指す.
  • 発表中の様子
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  • 発表時のスライド
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  • 記念撮影の様子(オンライン開催のためZOOM上で撮影)
  • 記念撮影の様子