- 論文の概要
- 我々はこれまでに,可動枠を用いた部分重畳表示型ビデオチャットシステム“ドアコム”を開発してきた.ドアコムは,現実空間に存在する枠を介して遠隔地間を仮想的につなぎ,ユーザが相手の空間内を平面的に動き回ることができるようにするシステムである.しかし,このシステムでは,双方二次元的な動きしかできないことが課題であった.そこで本研究では,ビデオチャットにおいて,遠隔空間内を三次元に行動可能な仕組みを提案する.本提案では,深度センサーを用いて遠隔の空間をつなぐことで,三次元のインタラクションを実現する.今後は遠隔空間内における三次元インタラクションの効果について検証する.
- 部分重畳表示型ビデオチャット
- 発表中の様子
- 受賞の様子
学生奨励賞:濱上宏樹さん(学部3年)
論文名:「部分重畳表示型ビデオチャットにおける三次元インタラクション手法の提案」
学会名等:情報処理学会 第77回全国大会
受賞日:2015年3月