- 論文の概要
- 東日本大震災後,災害時支援のための研究やサービスが多く開発されたが, 災害時のための機能を災害発生時にいきなり利用することは困難である. また,出先などの普段行かない場所で災害に遭うと,避難行動などに即時対応できない可能性が高い. そこで,平常時およびユーザが移動した際に,防災情報を提供する仕組みが必要である. 本研究では,ユーザのツイート(Twitter 上での発言)に含まれる位置表現を利用した, 防災情報提供システム"あかりマップbot"の開発を行っている. 本システムの目的は,ユーザが日常的に防災情報閲覧のきっかけを作ることである. 本システムが防災情報の提供頻度を増加させるためには, 位置表現を含むツイートの増加が不可欠である. そこで,位置表現を含むツイートの発信を促進するために,ランキング機能と行動アルバム機能を開発した. 本稿では,これらの機能の利用状況をWeb ページの閲覧ログより分析した.
- あかりマップbotの動作画面(Twitter上)
- 防災情報の提供画面
- ランキング機能の画面
- 行動アルバム機能の画面
- 発表時の様子
- 受賞時の様子
学生奨励賞:榎田宗丈さん(学部3年)
論文名:「防災情報提供botのための位置表現を含むつぶやき促進機能の開発」
学会名等:情報処理学会 第78回全国大会
受賞日:2016年3月11日