ヤングリサーチャー賞:土井颯真さん(大学院2年)
論文名:「過去の間取り図を用いた逐次的・対話的レイアウト生成システムの提案」
学会名等:マルチメディア、分散、協調とモバイル(DICOMO2026)シンポジウム
受賞日:2026年6月26日
関連サイト:https://dicomo.org/commendation/
- 論文の概要
- 間取図を作成する際,住戸の形状,生活動線,部屋の位置関係など様々なことを考慮しなければならず,多くの労力を要し,時間がかかるという問題がある.そのため,設計士は過去の似ている間取図を参考にし,参照することで試行錯誤を行い,間取図作成を行う.しかし,過去の間取図はあくまで参照資料にとどまっており,設計中の特定の住戸外形や設計条件へ適用させるプロセスは設計士の技能に依存している.
そこで本研究では,過去の間取図を設計プロセスへ直接的に組み込み,住戸外形や,部屋パーツの入力状況に応じてリアルタイムにレイアウト案を提示する逐次的・対話的な間取図生成システムを提案する.提案手法では,入力された外形と部屋パーツの位置情報から類似する過去の間取図を複数検索する.そして,検索結果の間取図から部屋の位置情報を抽出し,現在の外形内へマッピングすることで初期配置エリアを特定する.さらに,制約条件に基づくルールベースの修正と評価関数による調整を逐次実行することで,設計士の操作に即時追従したレイアウト案の提示を目指す.実際の住戸9パターンで実験を行い,設計士から肯定的な評価を得ることができた.本稿では,提案システムのアルゴリズムおよび実装について述べ,設計初期段階における設計案の探索支援としての有効性を検証する.
- 発表時の様子
- 発表時のスライド