配属案内 メンバー募集!!

工事中です。すみません。(もうちょっと文章を減らして、その分図を使ってわかりやすくしたい)

当研究室では、和歌山大学だけでなく全国の大学・高専専攻科からメンバーを募集しております。研究内容やこのページを読んで、興味を持った方は、ご連絡ください。


配属を希望する3年生へ

 当研究室への配属を希望する3年生は、まず研究内容の概要をよく読んでください。当研究室では実験を一切しません。ということは、他研究室のお友達(全国の近隣分野の同世代を含む)が実験の練習をしている時間、ひたすら勉強する覚悟が必要です。他研究室のお友達は実験の合間に勉強もしています。我々はその分ももちろん勉強する覚悟が必要です。やることさえやってくれていれば、週に何度かある研究室セミナーの時間以外で束縛する気はありません。お家だろうがスタバだろうが好きなところでやってください。でもずっと1人で孤独に勉強を進められる人はまれです。研究室に来てみんなで(先輩も巻き込んで)悩みながら勉強することをお勧めします。そのために、全員に専有机とPCを割り当てます。
 まずはB404(小田居室) or B406(学生部屋)に遊びにきてください。小田はいいことしか言わない可能性もあります。必ず学生部屋を訪ねて実際の雰囲気を確認してください。

必要な技術

量子力学、固体(物性)物理、数値計算、その他物理全般

※これらが得意だと有利なのは否定しませんが、現時点でちんぷんかんぷんでも配属されてから超がんばれば十分間に合います。(なにを隠そう小田がそうでした...。) わからないままでそのままがんばれないときついかも知れません。

配属に関するよくある質問 -> Q & A

卒業研究と博士前期課程(修士)のススメ

 基本的には、個々人の経済事情が許すのであれば、修士課程までは進学することをお勧めしています。これは単純に、「学生生活は長い方が楽しいに決まっている!」という小田の信念に基づいています。かと言って、学部卒で就職することを否定する気もありません。ただし、就職活動がすべての免罪符になるとは思わないでください。やることはしっかりやってもらわないと(互いに)困ります。
 それとは別に、当研究室特有の事情もあります。研究内容に書いたように、当研究室では、DFT(Density Functional Theory)計算と呼ばれる手法を主に用いています。しかし、4年生にDFT計算を主とした卒研テーマを与えるのは好きではありません。DFT計算は、難しいくせにやる作業自体は簡単(?? 一番がんばるのが計算機なのは確かです...)なので、結局なにやってるかわからないまま言われた通りに入力ファイルを作って言われた通りに解析するだけになってしまうことが多いからです。これではやる側もつまらないだろうし、教える側も面白くありません。基本的には、卒研テーマは面白そうな系(広い意味での物性)をモデル化して、簡単な数値計算をしてもらうことにしています(たまに手計算の場合もあります。)。それぞれに、先輩の続きではなく全く新しいテーマを与えることが多いです。つまり、いわゆるコピペ的なことはそもそもできません。みなさんの奮起が必要となります。
 こちらが与えるテーマ以外に、自分のやりたいテーマがある人は大歓迎です。その興味をなるべく優先します。みなさんの興味を満たせるように互いにがんばりましょう。ただし、ターゲットによっては小田からのアドバイスが少なくなってしまうこともあるかもしれません。
 
 これまでの卒論テーマはこちら -> 卒論テーマリスト
 
  研究の面白さは、世界中の誰も知らないことを、まず自分が世界で一番はじめに明らかにするところにあります。しかし、卒研で簡単な数値計算をしただけでは、研究の面白さを本気で味わうことはなかなかできません。自分自身で研究を進めた実感を持てるまでが難しいからです。 学部の間は、DFT計算の準備のための勉強をしながら、全く別テーマの卒論で計算機の使い方やプログラミングを覚えましょう。それを基礎に、修士課程で種々の材料(基本的にはナノテクノロジー関連が無難です。)の研究をやってみて初めて面白いと思ってもらえることが多い気がします。せっかくなので楽しんで研究してほしいという意味で、修士課程までは進学することをお勧めしています。
 ちゃんと勉強して4年生からしっかりDFTをやりたいという場合には相談しにきてください。もちろんいままでにDFT計算で卒論を書いた卒業生も何人かはいます。

博士前期課程(修士)に進学したら...

 修士課程に進学したら、まずは半年くらいいろんな勉強をしながら自分がやってみたいテーマを探してみましょう。小田と相談しながら探すでもいいです。この期間にとりあえずのテーマを進めながら行くか、自分探しに専念するかはお任せします。自分がやってみたい、そしてDFT(である必要はないですが、小田からのアドバイスは減ります。)をうまく使えばなにかわかりそうなテーマが見つかった人は幸せです。それに向かって邁進しましょう。見つからなくても落ち込む必要はありません。それが普通です。(たぶんですが、少なくとも理論系の研究室で修士課程から本当に自分でテーマを考えている人は全国的にも少ないはずです。)でも他の人のいろんな研究を勉強してあーでもないこーでもないと自分のテーマを探す作業自体が楽しいですし、この経験が後に必ず生きてくるはずです。短期的には修論書くときに役立つ可能性が高いです。
 半年探してうまく見つからなかったら、与えられたテーマに着手してみてください。もし自分のやりたいテーマがM1のうちに見つかったら、こちらの与えたテーマはうっちゃって自分のやりたいことを優先してもいいです。もっと探してもいいですが、その場合は2年間で卒業できる確率が減っていきます。与えられたテーマがどうしてもつまらない場合は相談に来てください。(つまらない理由がちゃんと説明できる程度にはやってください。)その場合は別のテーマを一緒に探しましょう。でも期限の都合でご希望に添えない場合もあります。そのときはごめんなさい。
 ある程度結果が出てきたら学会に行きましょう。これも研究の楽しみの重要な一部です。基本は日本物理学会です。理由は小田が好きだからです。他に応用物理学会、表面科学会、生物物理学会、分子科学討論会などの実績があります。それ以外でもいいです。楽しそうな土地を選びましょう。動機は不純でも構いませんが、発表自体はしっかりとやってもらいます。
 学会発表を軸に修論をまとめて卒業です。自分自身である程度まとまった量の文章を0から書き上げる経験はみなさんの今後の人生に必ず役に立つと思います。がんばってください。

 これまでのテーマはこちら -> 修論テーマリスト
 

博士後期課程(博士)に進学を希望する人へ

 この大胆な選択肢が少しでも頭によぎった時点でなるべく早く小田に相談してください。博士課程に進んでもらえるのは個人的にはすごくうれしいです。が、はっきり言いますと、日本あるいは世界の状況を考えて、希望しているからといって全員にこの選択肢をお勧めすることはとてもできません。その辺の確認作業を一緒にしてからもう一度よく考えましょう。その結果それでも進学したいとなったら大歓迎します!!
 とはいいながら、小田自身はなにも考えずに「博士かっこいい」程度で進学してしまいました。今思えばヒヤヒヤです。お師匠に「もうちょっと真面目にかんがえたら?」と言われたことを今でも覚えています...。

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