■2012年5月21日 金環日食イベント

2012年5月21日朝、金環日食が起こります。和歌山で観測できるものとしては282年ぶりとなる、この貴重な天文現象を観察するイベントを、和歌山大学観光学部 科学文化ゼミ(指導教員:尾久土正己・中串孝志)の主催によって開催します。イベントでは、藤戸台小学校の児童の皆さんなど、約300名の方々と一緒に日食を観察します。また、和歌山大学吹奏楽団による金「管」演奏や、和歌山大学ソーラーカープロジェクトによるソーラー発電実験などが、イベントを盛り上げます。

宇宙教育研究所では、本イベントに協力し、太陽望遠鏡などを用いた太陽観察の紹介ブースを出展します。また、東海大学との協力による全国からの日食映像のリレー中継も行います。

本イベントは終了しました。

ご来場いただいた皆さま、まことにありがとうございました。

日時
2012年5月21日(月) 午前7:00〜7:40(会場は6:00~8:00まで開放)
場所
和歌山大学 多目的グラウンド(システム工学部棟裏)
内容
  • 日食に関するお話(日食の仕組みや観測時の注意点など)
  • 日食グラスによる金環日食観察
  • ピンホールカメラや木漏れ日による観察
  • 金「管」ブラスバンド演奏(和歌山大学吹奏楽団)
  • ソーラー発電実験(和歌山大学ソーラーカープロジェクト)
  • 太陽望遠鏡による観察(和歌山大学宇宙教育研究所)
  • 日食映像インターネットリレー中継(和歌山大学宇宙教育研究所)
主催
和歌山大学観光学部 科学文化ゼミ
協力
和歌山大学宇宙教育研究所、和歌山大学吹奏楽団、和歌山大学ソーラーカープロジェクト

日食映像インターネットリレー中継

今回の日食は、関東から九州にかけた広い範囲で金環日食が観測され、それ以外の日本全域でも大きく欠けた部分日食が見られます。

宇宙教育研究所では、東海大学と協力し、全国の日食の様子のリレー中継を行います。多地点からの中継というメリットを生かし、欠ける時間や欠け方の異なる様子をお伝えします。

関連資料

金環・部分日食観察ガイドブック(日本天文学会 天文教材委員会)

当日の様子

会場の様子
300名ほどの皆さまにお越しいただきました
さまざまな手法による日食観察
左:Hα太陽望遠鏡で見た日食の様子/右:投影板に投影した日食の様子
Hαで見るとプロミネンスが綺麗に見えます。投影板に投影すると、黒点などの様子を観察できます。
金環の様子
動画からのキャプチャ