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No.23 「和歌山市の幹線公共交通網の再構築に関する研究」
和歌山市交通まちづくり研究会報告書

代表研究者:辻本 勝久(和歌山大学経済学部教授)
2012年3月発行  A4判/51ページ

 わが国の中枢・中核都市では、高齢化対策や交通安全対策、健康増進、地球温暖化対策といった社会的・環境的観点から公共交通の役割が再評価されている。また、和歌山市においては各種都市機能の郊外流出や、地域経済の低迷に伴う中心市街地の空洞化対策といった経済的課題も生じており、その解決に向けた交通システム面からの具体的検討と政策提示が求められる。
 国内外では、富山市、ストラスブール(仏)、フライブルグ(独)など、和歌山市に類する規模の都市において、公共交通システムへの抜本的なテコ入れや、まちづくりと交通施策の連携を特色とした「交通まちづくり」が実施され、大きな成果を挙げている。
 このような中で、本研究ではテーマを「和歌山市における幹線公共交通網の再構築とまちづくり関する研究」に設定して調査研究を進めた。その成果を活かして報告書が取りまとめられた。