2022年度研究活動
本プロジェクトでは、昨年度までに実施した「シームレスで使いやすい和歌山市公共交通体系の実現に向けた研究Ⅰ~Ⅲを発展させ、「SDGs 未来都市の実現に向け、「和歌山市版 MaaS」の展開を中心に、すべての公共交通関連サービスのシームレス化にチャレンジする」を共通目標として、4回の研究会を開催した。
研究会はすべてTeamsでの開催としたが、和歌山地域経済研究機構メンバーのほか、鉄道(南海電鉄、和歌山電鐵)、和歌山バス、タクシー事業者(ユタカ交通、相互タクシー)、和歌山県と和歌山市の関係部署、和歌山市観光協会、トヨタカローラ和歌山、三井住友海上、全日本空輸、トヨタコネクティッド、glafitなどからの参加もあった。参加者数は延べ108名と盛況であった。研究会の開催状況については後述する。
また、この研究会の下に「和歌山市MaaS協議会」を置き、この協議会を実行組織として、和歌山市のスマートシティ政策とも連携しつつ、将来のMaaSの本格展開を見据えながら、2つの実証実験を行った。1つは和歌山市郊外に立地する和歌山大学・和歌山信愛女子短期大学の学生や教職員向けのカーシェアリングの実証実験であり、もう1つは和歌山市中心市街地の活性化イベント「第15回わかやま城下町バルDX」でのマイナンバー個人認証やバス・タクシー・飲食店のQRコード決済の実証実験であった。いずれも、将来の和歌山市でのMaaSの本格展開に向けた初年度の実証実験として有意義なものであった。
第1回研究会 2022年9月6日
- 「自助、共助、公助による健康増進のためのデマンド交通「チョイソコ」の取り組みについて」(株式会社アイシン CSSカンパニービジネスプロモーション部 チョイソコ営業グループグループ長 野々山 茂男 氏)
- 「和歌山市MaaS協議会の近況報告」(トヨタカローラ和歌山株式会社 代表取締役専務 管理本部長 横山 幸平 氏)
第2回研究会 2022年11月15日
- 「ジョルダン社のMaaS事業への取組及び事例について」(ジョルダン株式会社
戦略企画部 部長 岡田 円 氏、営業本部 マネージャー 金子 和枝 氏)
第3回研究会 2023年1月27日
- 「関西MaaS及び南海電鉄、Osaka Metroの取組みについて」(南海電気鉄道株式会社 まち共創本部 企画部課長 大塚 英生 氏、大阪市高速電気軌道株式会社 都市型MaaS推進本部 MaaS戦略推進部長 竹谷 健治 氏)
第4回研究会 2023年3月23日
- 「『わかやま市城下町バルDX』実証実験の結果報告について」(トヨタカローラ和歌山株式会社 代表取締役専務 管理本部長 横山 幸平 氏)
- 次年度の進め方等について
辻本 勝久(代表) | 和歌山大学経済学部教授 |
足立 基浩 | 和歌山大学経済学部教授 |
藤田 和史 | 和歌山大学経済学部准教授 |
佐野 楓 | 和歌山大学観光学部准教授 |
上野 美咲 | 和歌山大学経済学部講師 |
中西 望 | 和歌山社会経済研究所研究委員 |
長谷川 強 | 和歌山社会経済研究所主任研究員 |
森岡 悠人 | 和歌山商工会議所企業支援部経営支援・専門指導室主事 |
宋 謙 | 和歌山大学経済学部研究支援員 |
宋 謙 | 和歌山大学経済学部研究支援員 |