物理学実験レポート(記入例。架空の実験である。)
実験題目 光電効果
実験日 2008年 6月 30日 天気 晴 気温 25℃
湿度 70% 気圧 760mmHg
学籍番号 012345678 氏名 湯川秀樹
共同実験者
学籍番号 012345679 氏名 朝永振一郎
提出日 |
受付日 |
評価 |
(1)2008年7月7日 |
’08.07.07 |
再提出。考察がない。 |
(2)2008年7月14日 |
’08.07.14 |
OK. a |
(3)3回目以降の提出日を記入 |
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(4) |
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(2ページ目)以降の記入例。ここに書いた例は,あくまでも仮のものであって,数値,内容ともに想像上のものである。
1.目的
光は干渉・回折・・・以下略(なるべく簡潔に述べる)
2.理論
2.1光電効果
金属表面にある振動数以上を持つ光を照射すると金属から電子(光電子)が飛び出す。・・・以下略(簡潔に述べる)
2.2光の粒子性
光電効果を説明するには,光が波であることだけで不可能である。アインシュタインは,プランクの量子仮説を光に適用した。すなわち,振動数νの光は
hνなるエネルギーを持った粒子性を同時に持っていなければならない。・・・以下省略(簡潔に述べる)
3.実験の原理と方法
本実験では・・・以下省略(簡潔に述べる)
4.実験結果と考察
図1に横軸を入射光の振動数,縦軸に電子放出を押さえるための電圧(阻止電圧)を示す。図に示したようにナトリウムに光を
照射した場合6.879×1014Hzまで電子が飛び出さない。この図から阻止電圧が入射する光の振動数に
比例することがわかる。最小自乗法によって求めた比例係数と切片(仕事関数に相当)は,図中に示した。しかしタングステンに光を照射した場合比例関係からのずれが見られる。この理由は,・・・以下省略。本文中で実験結果の説明,図の説明,表の説明そして結果の解釈を行うこと。また,実験結果について何かコメント(誤差の原因とか)を入れること。
図1.単色光の振動数と阻止電圧の関係。図の題名は必ず図の下に入れる。
....
以上の結果から金属の仕事関数を求めて表1を作成した。一列目には金属元素の種類を書き,二列目には実験で得られた仕事関数をeV単位で示している。・・・以下省略。
表1.金属の仕事関数。表の題名は表の上に書く
この表からわかるように仕事関数は,金属の元素のよってそれぞれ固有の値を持っている。・・・以下略
5.課題
テキストに与えている課題に対する回答をここに書く。
参考文献
- 朝永振一郎著「量子力学1(第2版)」,みすず書房(1964,東京)
- 湯川秀樹著「素粒子論序説」,弘文館(1949,東京,絶版)
- レポート作成に当たり参考にした本などを列挙する。
ーーーーーーーーーーーーーーーレポート作成例は以上ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上のような要領で報告書(レポート)を作成しなさい。なおレポートの作成には
- 木下是雄著「理科系の作文技術(中公新書624)」,中央公論社(1981,東京)†
- 木下是雄著「レポートの組み立て方 (ちくま学芸文庫)」,筑摩書房(1994,東京)
- 高橋昭男著「日本語テクニカルライティング」岩波書店(2004,東京)
などを参考にしなさい。特に1は,
再読再々読する ために購入することをお勧めする。この程度の自己投資を惜しんではならない。
†私だけが推薦しているのではない。その証拠にここを参照せよ。
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