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科目一覧へ戻る | 2025/03/31 現在 |
開講科目名 /Course |
障害児の生理病理と臨床/Physiopathology and Clinical Medicine for Children with Disabilities | ||||||||||||
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時間割コード /Course Code |
L2419021_L2 | ||||||||||||
開講所属 /Course Offered by |
教育学研究科/Graduate School of Education | ||||||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2025年度/Academic Year 第1クォーター/1Q | ||||||||||||
曜限 /Day, Period |
他/Otr | ||||||||||||
開講区分 /Semester offered |
通年/a normal year | ||||||||||||
単位数 /Credits |
2.0 | ||||||||||||
学年 /Year |
1,2 | ||||||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
柳川 敏彦/Yanagawa Toshihiko | ||||||||||||
科目区分 /Course Group |
_ | ||||||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | ||||||||||||
教室 /Classroom |
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開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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柳川 敏彦/Yanagawa Toshihiko | 教育学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
教育上特別な配慮が必要な子どもは、医学領域においては、疾病として診断病名に基づいた対応が行われているが、児童青年期の一部の疾病において「障害」を「症」に置き換えた提案もなされている。授業では、まず医学的疾患の原因や状態の理解を深める内容を概説する。教育の場で特別な配慮が必要な子どもには、医療・保健・福祉・教育という包括的な観点で理解と支援が必要である。そして、授業では包括的支援という枠組みにおける特別支援教育を考える機会を提供する。授業は院生の積極的な参加と発表を促し、できる限り対話形式を取り入れる。医師として実務経験のある教員が、医療現場における実際の事例等を通して、特別支援教育に関わる医学に関する理解を支援する科目である。 |
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到達目標 /Course Objectives |
すべての子どもはしっかりと教育を受ける権利を持つ。教育上特別な配慮が必要である子どものニーズを捉えることができる視点を養うことを目標とする。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
授業での取り組み10%、発表10%、振り返りによる理解度の確認80%を総合して評価する。 |
教科書 /Textbook |
特になし。授業の中で適宜資料を配付する。 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
記載事項なし |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
医療と教育との連携、協働に興味のある方、是非積極的に受講して下さい。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
受講に当たって事前学習を期待します。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
特になし |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
本授業の授業計画に沿って、準備学習と復習を行ってください。 さらに、授業内容に関連する課題に関する調査・考察を含めて、毎回の授業ごとに自主的学習を求めます。 1単位の学修のために必要な学修量は、授業時間と予習復習の時間をあわせて45時間と定められており、それぞれに見合う自主的学習時間が求められています。「履修手引」もあわせて参照してください。 |
その他連絡事項 /Other messages |
特になし |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
(12)問題解決学習、文献検索、資料に基づく協議、レポート作成、グループワークを行う。 |
オフィスアワー /Office Hours |
集中講義のため授業前後 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
L09064J10099n534 |
実務経験 /Practical Experience |
有 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション:受講動機と履修課題の設定 | 講義・グループワーク: 受講動機から履修課題を設定し、解決方法について検討する |
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2 | 第2回 | 子どもの捉え方: 子どもの概念と子どもの発達の理解 |
講義・グループワーク: 子どもの概念と子どもの発達から、それぞれの子ども観を話し合う |
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3 | 第3回 | 教育上特別な配慮を必要とする子どもの理解 | 講義・グループワーク: 教育上特別な配慮を必要とする子どもとして、障害の理解とともに、多様な原因疾患に目を向ける |
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4 | 第4回 | 医療と特別支援教育:成育医療、インクルーシブ教育、医療ケアの理解 | 講義・グループワーク: 成育医療の概念、インクルーシブ教育、医療ケアを理解する |
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5 | 第5回 | 発達障害と神経発達症群:特に知的能力障害群(知的障害)の理解 | 講義・グループワーク: 特に知的能力障害群(知的障害)を理解し、その対応を検討する |
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6 | 第6回 | 運動障害1:脳性麻痺の理解 | 講義・グループワーク: 脳性麻痺を理解し、その対応を検討する |
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7 | 第7回 | 運動障害2:神経・筋疾患、てんかんの理解 | 講義・グループワーク: 神経・筋疾患、てんかんなど小児神経疾患を理解する |
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8 | 第8回 | コミュニケーション症群1:自閉スペクトラム症の理解 | 講義・グループワーク: 言葉の遅れから発見される疾患として、自閉スペクトラム症を理解し、その対応を検討する |
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9 | 第9回 | コミュニケーション症群2:医療的対応と包括的支援の理解 | 講義・グループワーク: 医療的対応と包括的支援を理解する |
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10 | 第10回 | 注意欠如多動症と関連疾患の理解 | 講義・グループワーク: 注意欠如多動症と併存疾患、合併疾患などを理解する |
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11 | 第11回 | 限局性学習症、チック症の理解 | 講義・グループワーク: 限局性学習症、チック症など、その他の神経発達症群を理解する (睡眠障害、ゲーム障害を含む) |
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12 | 第12回 | 子ども虐待の理解 | 講義・グループワーク: 子どもの権利の観点から子ども虐待を理解し、その対応を理解する (トラウマ障害を含む) |
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13 | 第13回 | 子育て支援:ペアレンティング、ペアレントトレーニングの理解 | 講義・グループワーク: 子育て支援:ペアレンティング、ペアレントトレーニングを理解する(愛着障害を含む) |
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14 | 第14回 | いじめ・不登校の理解 | 講義・グループワーク: いじめ・不登校を理解する |
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15 | 第15回 | まとめと評価 | 講義・グループワーク: まとめを行い、取り組み10%、発表10%、振り返りによる理解度の確認80%を総合して評価する |