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科目一覧へ戻る | 2025/04/04 現在 |
開講科目名 /Course |
まちづくりと不動産/Regional development and Real estate | ||||||||||||||
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時間割コード /Course Code |
R1001116_G1 | ||||||||||||||
開講所属 /Course Offered by |
共通/ | ||||||||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2025年度/Academic Year 第3クォーター/3Q | ||||||||||||||
曜限 /Day, Period |
水/Wed 5 | ||||||||||||||
開講区分 /Semester offered |
第3クォーター/3Q | ||||||||||||||
単位数 /Credits |
1.0 | ||||||||||||||
学年 /Year |
1,2,3,4 | ||||||||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
西川 一弘 | ||||||||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義・演習 | ||||||||||||||
教室 /Classroom |
東1号館E1-101/E1-101 | ||||||||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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足立 基浩 | 経済学部(教員) |
西川 一弘 | 大学共通 |
平田 隆行/Takayuki Hirata | システム工学部(教員) |
佐久間 康富 | システム工学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
ハード面から“まちづくり”を考えるとき、切っても切り離すことが出来ないものは「土地」であり、「建物」である。土地の使われ方や建物の建てられ方によって、まちの形や風景も大きく変わる、重要なものである。 家や土地は、民法によって「不動産」と定義づけられ、多くの人にとって貴重かつ大きな財産のひとつであり、日常の暮らしを支える基幹的役割がある。この不動産取引を円滑にかつ、トラブルなく橋渡しをする専門職として「宅地建物取引士」がある。 宅地建物取引士は、建物の購入者又は賃借者に対し、契約締結に係る重要事項説明を行うことができる唯一の者と定められており、宅地建物取引士が設置されている不動産業者は、土地建物の売買・賃貸の仲介や販売代理などを行い、消費者のニーズに応えた不動産を届ける役割を担っているが、人口減少問題や大相続時代の幕開けなどに直面する日本において、不動産の有効活用や投資など、“不動産価値の向上”に関するニーズが高まっており、宅地建物取引士には、“不動産コンサルタント”としてより一層の専門性が求められつつある。 本授業では、まちづくりに関わる教員及び宅地建物取引士が講師となり、不動産を円滑に消費者に届ける宅地建物取引士の役割について論じるだけでなく、不動産コンサルタントからの視点とはどのようなものかを、日本の土地・不動産市場とまちづくりの関係性、空き家問題・エリアや中心市街地再生の課題を例に、幅広に議論する。 ※本授業は紀伊半島価値共創基幹が和歌山県宅地建物取引業協会から寄付いただいて、経済学部足立教員を中心とした各学部教員と相談し、教養教育として開講する講義です。 |
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到達目標 /Course Objectives |
・地方都市における人口減少・高齢化に起因した、空き家問題などの不動産市場を取り巻く課題について、宅地建物取引業及び宅地建物取引士の目線をもって、その本質をとらえることができる。 ・良好なまちづくりとはなにか、普遍的なモデルが存在しない題材について、講義参加者が自ら合理的解を導き出すことができる。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
レポート(80%) 毎講義後、次回講義までにレポートを提出してもらいます。 授業に取り組む姿勢(20%:個人ワークとグループワーク) 期末課題では、こちらから問う内容について、自分なりの「答え」を探究し(発展学習・探究学習)、成果をレポート(字数制限なし)にまとめてもらいます。 |
教科書 /Textbook |
担当講師が作成するレジュメを使用する。 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
特に必要はありません。 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
授業形式について、講義又はワークショップ等さまざまな講義スタイルを想定しており、全講義の流れを理解することが重要であるため、積極的な授業参加が望ましいです。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
特になし |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
特になし |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
本授業の授業計画に沿って、準備学習と復習を行ってください。授業時間の約2倍の時間外学修が必要です。 |
その他連絡事項 /Other messages |
担当講師の仕事の都合上、予定していた講義内容から変更となる可能性がございます。変更する場合は事前にお知らせします。 |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
本授業は、「アクティブ・ラーニング」実施要項において、④普遍的な正答や定型的なモデルが存在しない題材に対し、学生自らが合理的な解を導き出す学習、⑨複数の領域にまたがる解法を必要とする学習、⑩グループワークをともなう学習などに該当します。 |
オフィスアワー /Office Hours |
授業のとりまとめ役である、紀伊半島価値共創基幹 災害科学・レジリエンス共創センターの西川へご相談ください。内容に応じて、各担当教員へ連絡をします。 原則、前期(1Q・2Q)は金曜日の昼休み/後期(3Q・4Q)は火曜日4限(東3号館南110号研究室)。 不在にすることも多いので、事前にメールでアポイントをお願いします。 kazuhiro@wakayama-u.ac.jp また授業に関する質問などは、Moodleのフォーラム機能も活用します。 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
C07001J1110131h1 |
実務経験 /Practical Experience |
有 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 10/1 | ガイダンス 日本の土地・不動産市場とまちづくりの関係性 |
本授業の構成、流れ、到達目標を説明 日本の土地・不動産市場とまちづくりの関係性 足立教授(E) |
足立教授(E) |
2 | 10/8 | 人口減少時代の不動産の未来 | 人口減少時代における都市計画の模索と挑戦、そして不動産の未来 | 佐久間教授(S) 木村副会長(宅建協会/ゲストスピーカー) |
3 | 10/22 | 不動産の現状と課題① (空き家問題) |
人口減少時代の空き家問題。空き家の発生メカニズムと課題 空き家を放置した場合最後にはどうなるのか? |
平田准教授(S) 木村副会長(宅建協会/ゲストスピーカー) |
4 | 10/29 | 不動産の現状と課題② (鉄道・駅とまちづくり) |
駅を中心とするまちづくりや鉄道事業とまちづくりの関係性について論じる 近年の郊外ロードサイド型まちづくりの課題 |
西川教授(紀) 木村副会長(宅建協会/ゲストスピーカー) |
5 | 11/5 | 不動産の現状と課題③ (エリアマネジメント) |
官民連携の一形態としてエリアマネジメントを論じる 地域を点ではなく“面”的に捉えることの重要性について |
佐久間教授(S) 木村副会長(宅建協会/ゲストスピーカー) |
6 | 11/12 | 不動産取引の契約とトラブル対応 |
具体的な不動産取引上の契約方法やトラブルとその解決策 | 西川教授(紀) 木村副会長(宅建協会/ゲストスピーカー) |
7 | 11/19 | 良好なまちづくりについて ~あなたが住みたいまちはどんなまち?~ |
「あなたが住みたいまちはどんなまちですか?」と「みんなが住みたいまち」を考えるワークショップ | 西川教授(紀)(統括FS) 宅建協会事務局 |
8 | 11/26 | “素敵なまち”に必要な要素を考えてみよう | 授業のまとめ | 西川教授(紀) 木村副会長(宅建協会/ゲストスピーカー) |