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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/09/20 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
南紀熊野の地域資源研究/Regional resources of Nanki-Kumano area
時間割コード
/Course Code
R1001084_G1
開講所属
/Course Offered by
共通/
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第3クォーター/3Q
曜限
/Day, Period
火/Tue 3
開講区分
/Semester offered
後期/the latter term
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
西川 一弘
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
東1号館E1-101/E1-101
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件年度
/Required Year
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
2020/04
~9999/04
共通 地域への関心と国際的視点 10

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
岸上 光克/KISHIGAMI Mitsuyoshi 経済学部(教員)
西川 一弘 大学共通
授業の概要・ねらい
/Course Aims
和歌山県南部地域(南紀熊野地域)は、県庁所在地や国土軸から離れているがゆえ、県内でも独自の文化を育んできた地域です。各市町村には世界遺産、文化人、食文化、温泉、方言など多種多様な魅力と地域資源が存在します。また、この地域資源や地の利を生かした新しい地域政策の展開や課題解決、事業が取り組まれています。
本講義では、この南紀熊野地域に立地する市町村および圏域の経済団体・JAごとに、特徴ある地域資源を紹介すると共に、課題や資源を生かした新しい戦略について概説します。なお、特徴ある地域資源や取り組みの内容については、講義する団体に推薦いただいています。
講義を通じて受講生の皆さんが南紀熊野地域の地域資源と魅力を網羅的に理解するとともに、今後のフィールドワークや卒業論文研究の題材が見つかるきっかけをつくりたいと考えています。

※本講義はきのくに活性化センターによる寄附講義として開講します。各市町村・地域で活躍するゲストを招いて講義を行います(ゲストは都合により入れ替わったり、変更になる場合があります)。
到達目標
/Course Objectives
まず、南紀熊野地域の立地や地域資源、魅力を他者に対して説明できるようになることを目的とする。その上で、今後のフィールドワークや卒業論文研究の題材として、自らの思考の中に取り込む力を養う。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
成績は「毎回の出席+小レポート(45%)」と「期末レポート(55%)」で総合的に評価します。
※出席の無い小レポートは評価の対象外とします。
※平常点やレポートでは、加点評価もあります(良い質問について)
※詳細については第1回の授業時に詳しく説明します
教科書
/Textbook
特になし。
資料は著作権の関係で配布できない場合が多いので、基本はノートテイクでお願いします。
参考書・参考文献
/Reference Book
各講義ごとに参考文献などを紹介します。
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
【履修のメッセージ】
各市町村のホームページや観光パンフレットなどを通じて、事前に市町村・組織の立地や特徴などを把握しておくことを推奨します。
和歌山県に初めて住む人、近隣に住んでいるが「白浜」にしか行ったことが無い人の受講をお勧めします。また、自治体職員が多く登壇するので、将来公務労働を目指したい人、仕事内容を見てみたい人の受講もお勧めします。
和歌山県内は非常に広く、いろんな文化や資源が豊富です。本授業では、本学から離れた県の南部地域(南紀熊野地域)をターゲットにする授業です。これからの「和歌山での学びや生活」を最大限楽しむためにも、多くの皆さんのご参加をお待ちしております。
【履修上の注意】
・授業は皆さんのものなので、基本何していただいても構いません。マルチタスクな思考も重要だと思います。出席、加点要素を含め、授業に臨む姿勢は“自己責任”で判断してください。
・ただし、“他者に迷惑をかける行為(私語・いびきなど)”に対しては厳しく接します(意外と聞こえていないようで、聞こえています。学生の時は「ちょっとぐらい」と思った時もありましたが、演題側に立つと声も表情も、(理解度?)もよくわかるものです。)
・出席無き小レポートやコピペはだいたいわかります。今は出席の時間や動画の視聴時間・回数もわかる時代です(面倒ですね)。成績評価に影響するので、事前に説明しておきます。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
何かわからないことを調べてもらう場合があるので、インターネットがつながるノートパソコン、スマートフォン、タブレットのいずれかは持参してください。
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
特になし。
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
本講義の授業計画に沿って、準備学習と復習を行ってください。さらに、各授業内容に関連する課題の調査・考察を含めて、毎回の授業に自主的学習を求めます。
その他連絡事項
/Other messages
ゲストは都合により入れ替わったり、変更になる場合があります。変更する場合は授業中やMoodleなどで案内します。
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
【アクティブ・ラーニング実施要項 なし】
授業で出てくるキーワードなども取り上げ、その意味や内容について学生に尋ねたりすることはあります。
オフィスアワー
/Office Hours
原則、木曜日の昼休み(東3号館南110号研究室)。不在にすることも多いので、事前にメールでアポイントをお願いします。
kazuhiro@wakayama-u.ac.jp

また授業に関する質問などは、Moodleのフォーラム機能も活用します。
科目ナンバリング
/Course Numbering
C80011J0000131h1
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考(担当)
/Notes
1 第1回(10/1) 那智勝浦町 日本一の「那智の滝」と日本有数の生マグロ水揚げ基地である那智勝浦町における概要と地域の状況を解説しながら、これからの観光振興・まちづくりについて地域活性化の観点から講義します。
(那智勝浦町観光企画課より登壇予定)
https://www.town.nachikatsuura.wakayama.jp/
2 第2回(10/8) すさみ町 「イノブタ」や「ケンケン鰹」をブランド化しているすさみ町は、枯木灘と呼ばれる絶景が楽しめ、アウトドアも盛んです。
そんなすさみ町には若者が移住しています。地方移住と地域での暮らしと仕事について、実際に現地で暮らしている本学のOGとコーディネート担当者が、その現実とあり方などについて講義します。                                                 
(地域コーディネーター/ゲストハウスオーナー/すさみ町地域未来課より登壇予定)
http://www.town.susami.lg.jp/
3 第3回(10/22) 新宮市 新宮市は明治以降、熊野材の生産地、製紙業や製材業で繁栄し、熊野地方の中心として発展してきました。文化面では、佐藤春夫や中上健次、東くめ、西村伊作などの多くの文化人を輩出しています。熊野文化と豊かな自然を活かし「一人ひとりがまちづくりの担い手」を基本理念とし、地域の活性化を図るとともに、時代の潮流に対応した快適な都市づくりを目指しています。
授業ではまちづくりの方向性を示す指標となる「第二次新宮市総合計画」について、また、ウィズコロナ・アフターコロナを見据えた観光施策について、具体的に講義します。
(新宮市商工観光課課/企画調整課より登壇予定)
https://www.city.shingu.lg.jp/forms/top/top.aspx
4 第4回(10/29) 北山村
日本で唯一の飛び地の自治体である北山村の観光事業、特産物であるじゃばら、村政・子育て施策、抱える課題について講義します。また、地域おこし協力隊OBによる地域づくり活動・起業経験、本学観光学部OGによる過去の研究実例も紹介します
(北山村地域事業課・教育委員会/観光コーディネーター/地域おこし協力隊より登壇予定)
https://www.vill.kitayama.wakayama.jp/
5 第5回(11/5) 田辺市
人材育成を核とした田辺市の地方創生についての講義を行います。地域課題をビジネスで解決する人材育成とビジネスモデルの創出に向け2016年より取り組んでいる「たなべ未来創造塾」の取組を中心としながら、「たなコトアカデミー」や「熊野リボーンプロジェクト」「ことこらぼ」など関係人口の取り組みを紹介します。
(田辺市たなべ営業室より登壇予定) 
https://www.city.tanabe.lg.jp/
6 第6回(11/12) 新宮商工会議所
新宮商工会議所は「商工会議所法」にもとづいて設立された地域総合経済団体であり、地域の商工業の発展とともに、社会一般の福祉の増進に資することを目的に活動する公共性の強い法人です。地域産業や中小企業の振興を事業内容としています。
この講義では商工会議所の紹介に加え、新宮市の商工業の歴史や産業構造、ならびに最近取り組まれている「新宮のまちづくり」イベントについて講義します。
(新宮市商工会議所より登壇予定)
http://www.shingu-cci.or.jp/
https://www.shinguu.jp/
7 第7回(11/19) 紀南農業協同組合
(JA紀南)
JA(農業協同組合)という組織をご存じですか。JAは相互扶助の精神のもとに農家の営農と生活を守り高め、よりよい社会を築くことを目指しています。まずJAがどのような組織であるかを解説した上で、和歌山県南部をエリアとするJA紀南の概要と事業内容を紹介、地域においてどのような役割を果たしているかを中心に、クイズなど踏まえながら講義します。
(JA紀南経営企画課より登壇予定)
https://www.ja-kinan.or.jp/
8 第8回(11/26) 太地町 太地町は、和歌山県で一番行政面積が小さなまち。しかしながら、町にはくじらとヒトとの歴史、国立公園に指定された海岸線など、様々な地域資源があります。町は、2004年より、30年という長期間で「くじらの学術研究都市=町全体が博物館、全町公園化」を目指すビジョンを掲げました。くじらのまちづくりがどのように進んでいるのかについて講義します。
(太地町総務課より登壇予定)
https://www.town.taiji.wakayama.jp/
9 第9回(12/10) 古座川町 「厄介者を地域の宝に!」                        古座川町では、農林作物等に被害を及ぼす有害鳥獣であるイノシシやシカを「山の恵み」と捉え、「ジビエ」という貴重な地域資源として活用する発想へと転換し、町の新たな特産品とするよう様々な取り組みを行っています。古座川産柚子×ジビエの商品開発や、肉の成分を活かしたアスリート向けプロモーション、全国ご当地バーガーグランプリ、キャンプ飯など、取り組みや苦労、解決策、今後の展望について講義します。
(古座川町地域振興課より登壇予定)
http://www.town.kozagawa.wakayama.jp/
10 第10回(12/17) 上富田町 上富田町における地方創生は①スポーツ観光、②人材育成事業(熱中小学校)の二本柱を基に取り組んでいます。町が発足してから約60年間、人口が増え続けている町としてメディアでも取り上げられつつあります。地方創生の実践事例の二つの取り組みに加えて、どのようにして人口が増えているのかについて講義します。
(一般社団法人南紀ウエルネスツーリズム協議会/一般社団法人紀州くちくまの未来創造機構/上富田町振興課より登壇予定)
http://www.town.kamitonda.lg.jp/
11 第11回(12/24) みなべ町 みなべ町は「日本一の梅の里」として知られ、日本一のブランドを誇る「南高梅」の梅林が広がります。梅の歴史は千有余年も前に遡りますが、梅栽培が盛んになったのは江戸時代初めからでした。養分に乏しい斜面を利用しながら、400年にわたり高品質な梅を持続的に生産してきました。この一連の農業システムが「世界農業遺産 みなべ・田辺の梅システム」として認定されました。授業ではみなべ・田辺の梅システムの特徴やその保全活動、取り組みについて講義します。 
(みなべ町うめ課より登壇予定)
http://www.town.minabe.lg.jp/
12 第12回(1/7) 串本町 本州最南端「潮岬」を有する串本町は、最近、国内初の民間ロケット発射場の建設と受け入れ態勢整備が進んでいます。これまでも体験型観光の構築や教育旅行誘致などの取組を進めてきました。また、トルコと串本町はエルトゥールル号遭難事件以来、長年の友好関係築いてきた町でもあります。串本のロケット・観光・文化のまちづくりについて講義します。

(串本町福祉課/企画課ロケット推進室/産業課より登壇予定)
https://www.town.kushimoto.wakayama.jp/
13 第13回(1/14) 白浜町 白浜町は歴史ある白浜温泉、白良浜でのビーチリゾート、日本最多数のパンダなど、関西を代表する一大リゾート地で、毎年多くの観光客がやってきます。最近はIT企業の誘致を推進した結果、多くの企業がリゾート地にサテライトオフィスを開設するようになりました。その結果「ワーケーション」の先駆地になっています。白浜の観光地としての魅力と現況、これからの観光戦略を解説すると共に、ワーケーションやIT企業誘致の取り組みについて講義します。
(白浜町総務課/観光課より登壇予定)
http://www.town.shirahama.wakayama.jp/
http://www.nankishirahama.jp/
14 第14回(1/21) 田辺商工会議所 田辺商工会議所は「商工会議所法」に基づいて設立された公益性の強い法人で、その地区内における商工業の総合的な改善発達を図るとともに、社会一般の福祉の増進に資することを目的として、幅広い活動を行っています
この講義では商工会議所の紹介に加え、田辺市の商業の歴史や産業構造、ならびに最近取り組まれている「田辺のまちづくり」イベントについて講義します。
(田辺商工会議所より登壇)
https://www.tanabe-cci.or.jp/
15 第15回(1/28) 授業のまとめ 南紀熊野地域におけるまちづくり・地域づくりに関する論点について考えます。

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