シラバス参照 |
科目一覧へ戻る | 2024/04/11 現在 |
開講科目名 /Course |
◆異文化コミュニケーション共同演習A/Intercultural Communication Joint Online Seminar A | |||||||||||||||
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時間割コード /Course Code |
R1001063_G1 | |||||||||||||||
開講所属 /Course Offered by |
共通/ | |||||||||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 第1クォーター/1Q | |||||||||||||||
曜限 /Day, Period |
水/Wed 5 | |||||||||||||||
開講区分 /Semester offered |
前期/the former term | |||||||||||||||
単位数 /Credits |
2.0 | |||||||||||||||
学年 /Year |
1,2,3,4 | |||||||||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
藤山 一郎 | |||||||||||||||
授業形態 /Lecture Form |
演習 | |||||||||||||||
教室 /Classroom |
東1号館E1-208/E1-208 | |||||||||||||||
開講形態 /Course Format |
遠隔授業(授業回数全体の半分以上) | |||||||||||||||
ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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藤山 一郎 | 大学共通 |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
本授業は、本学の協定校であるインドネシアの「ビナ・ヌサンタラ大学(ビヌス大学)」とオンライン(Zoom)で結び、「演習」形式でグループ学習・議論・発表を軸にしてすすめるものです。 共通テーマを、「SDGs時代における社会課題とICTの可能性」とします。新型コロナウィルスの世界的感染は、健康・保健分野に留まらない様々な課題を私達に突きつけることになり、社会も変化ました。他方で、教育分野も含めて様々な分野でICTの可能性もより一層認識されました。この合同授業では、ポスト・コロナ時代における日本やインドネシア、あるいはそれ以外の地域で発生する社会的課題を掘り下げ、ICTという視点も踏まえながら、その課題解決に向けたアプローチを考察していきます。小テーマごとのグループ(ビヌス側学生との合同)で調査し、発表・議論をおこなっていきます。 パートナーとなるビヌス大学の学生は、人文学部日本語学科の学生です。本講義における主たる使用言語は日本語/英語ですが、異なる文化的社会的背景のなかで、オンラインで互いにコミュニケーションをとりながら調査計画や役割分担、実際の調査・学習、資料作成・発表、議論を積み重ねていくことになります。 なお、発表内容が優秀なグループについては、インドネシアで発行される論文集(ジャーナル)に掲載される可能性があります。 本講義はかなり労力がかかるものと思いますが、インドネシアの文化や社会を知ることにつながり、また将来へと続く友人をもてる機会となるでしょう。インドネシアの学生と共同でおこないますので、途中で抜けず最後までやりきることを履修者に強く求めます(履修登録については「履修上の注意・メッセージ」欄をかならず確認すること)。 |
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到達目標 /Course Objectives |
本講義を通じて、 ①SDGsが対象とする分野の課題を、日本やインドネシア等にある現状や問題を照らし合わせながら、記述・説明することができるようになります。 ②異なる文化的社会的背景にある相手とひとつの目標を設定し、協調しながらその達成に向けた行動・解決策を創出することができるようになります。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
到達目標(1)と(2)について、4つの評価観点(①考える力、②実行する力、③表現する力、④対話する力)と10の評価項目を設定し、ルーブリックによる評価をおこないます。 評価項目に関する評価基準は以下となります。 S 5点:求められている以上の完成度に到達している A 4点:求められているレベルに到達している B 3点:求められいているレベルに一部問題があるが概ね到達している C 2点:求められているレベルに到達するにはあと少し努力が必要 D 1点:求められているレベルに到達するにはかなり改善が必要 E 0点:全くできていない、評価の対象外 以上の合計点数で総合評価をおこないます。評価項目は初回授業時に提示します。配点を60点とします。 また、授業時間における主体的参加度合い(発言回数)、各グループ内の作業や議論内容のPadletへの掲示頻度、事前・事後アンケートの提出(記載内容は評価対象外)などを評価対象(配点40点)とします。 |
教科書 /Textbook |
テキストは使用しません。発表資料の作成に向けて、グループ内で適切な文献や資料を収集し活用することが求められます。 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
授業時に適宜紹介します。 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
※重要※ この授業は、人数制限(20名まで)の対象です。また、ビヌス大学生と一緒にグループ学習を進めます。したがって、履修できた場合は途中で授業を抜けたり分担作業を怠ったりすることがないように最後まで続けることができる方のみ受講登録(抽選)をお願いします。また、合同授業時は、カメラはON、発言可能な環境をつくるようにしてください。 授業のスケジュールは以下を予定しています。 第1~2回講義: 第1回の講義では、本学受講者のみで授業の目標や進め方について詳細を確認することにします(対面)。第2回では、ビヌス大学と合同でオリエンテーションをおこない、グループを形成します。 第3回~14回講義: 以降の講義は、3つのラウンドに区分します。第1ラウンド(第3~6回)では、グループで選択したSDGsの分野に関する基礎知識を学習し、リサーチ・トピックとリサーチ・クエスチョンを決めていくことを主眼とします。第2ラウンド(第7~9回)では、グループで設定したリサーチ・クエスチョンに対する中間発表・議論をおこなうことになります。続く、第3ラウンド(第10回~14回)では、中間発表の議論を受けて合同調査・議論・資料作成をさらに進めて、最終発表をおこないます。 第15回講義: 最終講義では、これまでの発表を振り返り、総括をおこないます。 実際にはビヌス学生とは授業外の時間を使ってオンラインによる打ち合わせや資料作成が必要になります。同じ受講生やビヌス学生とオンライン(ZoomやLINE、Padlet等)で交流しながら準備していくことになりますので、海外の大学生や異文化コミュニケーション、新しい形式の授業に積極的にのぞむことが求められます。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
①ビヌス学生と積極的に交流することを心がける必要があります。また、テーマに関して、日本のことを質問されることも考えられます。日頃から、SDGsや最新のICTに関連する内容や日本の現状や課題について新聞や本、ネット等から仕入れておくことも必要でしょう。みんなの意見を聴きながら、主体性をもって自分の考えや意見をだすようにのぞんでください。 ②授業では一部をのぞき基本的に遠隔ですのでPCが必須です。合同授業では、各自Zoomで参加できる環境(カメラON、発言可能)を確保しなければなりません。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
「国際開発論」(同時受講、または履修前後 受講推奨) |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
本授業の授業計画・運営方法に沿って、発表資料の作成や口頭発表について本学受講生やビヌス学生とのオンラインによる準備学習が必要となります。さらに、発表・資料を担当する部分に関する自主的学習が相当求められます。 |
その他連絡事項 /Other messages |
この科目は,本学の協定校ビナ・ヌサンタラ大学のコーディネータである授業担当者藤山一郎が,授業内容においてSDGs課題を教授する授業です。 オンラインによる海外大学生との共同学習の経験を通じて、インドネシアに関心をもち、友人ができる有意義な機会になるでしょう。 |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
受講者自身がグループに積極的、主体的に貢献し、他グループの発表にも真摯に対応することが求められます。 本授業は、「アクティブ・ラーニング」実施要項において、②PBL学習、③発見学習、④普遍的な正答や定型的なモデルが存在しない題材に対し、学生自らが合理的な解を導き出す学習、⑤学生自らが具体的なテーマや対象を設定する学習、⑧学生による発表をともなう学習、⑨複数の領域にまたがる解法を必要とする学習、⑩グループワークをともなう学習、等に該当します。 |
オフィスアワー /Office Hours |
水曜日3時限 東3号館南202号 藤山研究室 他学生との重複等の場合もあるので、事前にメール予約することを推奨します。 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
CQ0002J1011131i1 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 個別(和大のみ) SDGsの基礎 授業運営 |
本講義の目的・テーマ・進め方、自己紹介、ビヌス大学について、諸注意 | <対面>第1ラウンド |
2 | 第2回 | 合同(ビヌス学生) 研究調査の仕方、発表技法 |
研究調査、発表の方法 履修者自己紹介とグループ化 |
第1ラウンド |
3 | 第3回 | 合同(ビヌス学生) 導入講義 グループ議論 |
開講式、自己紹介、アイスブレイク、進め方の確認、合同グループ化・ミーティング | 第1ラウンド 開講式 |
4 | 第4回 | 合同(ビヌス学生) SDGs基礎の発表共有①(前半グループ) |
選択分野の基礎情報発表・共有、 グループ内オンライン議論内容の確認 |
第1ラウンド |
5 | 第5回 | 合同(ビヌス学生) SDGs基礎の発表共有②(後半グループ) |
選択分野の基礎情報発表・共有、 グループ内オンライン議論内容の確認 |
第1ラウンド |
6 | 第6回 | 個別(和大のみ) リサーチトピック・クエスチョンに関する議論、フォローアップ |
グループ内部の運営課題、進捗状況の確認と指示 | 第2ラウンド |
7 | 第7回 | 合同(ビヌス学生) リサーチトピック・クエスチョンの発表・議論 |
グループごとに選択分野の基礎情報、およびリサーチトピック・クエスチョン・調査計画の発表・議論 | 第2ラウンド |
8 | 第8回 | 合同(ビヌス学生) 調査進捗状況の発表・議論 |
グループごとに調査計画内容詳細、調査進捗状況の発表 | 第2ラウンド |
9 | 第9回 | 合同(ビヌス学生) グループ中間発表 |
調査内容・成果の中間発表、 議論による調査計画の修正 |
第2ラウンド |
10 | 第10回 | 合同(ビヌス学生) 最終発表に向けた計画および概要説明 |
中間発表・議論の振り返り、 最終発表に向けた調査計画・分担の確認 |
第3ラウンド |
11 | 第11回 | 合同(ビヌス学生) 最終発表に向けたグループごとの議論・共有 |
発表内容指導、グループ内オンライン議論内容の確認 | 第3ラウンド |
12 | 第12回 | 合同(ビヌス学生) 最終発表における課題の共有 |
発表内容指導、グループ内オンライン議論内容の確認 | 第3ラウンド |
13 | 第13回 | 合同(ビヌス学生) 調査成果最終発表(前半) |
発表、議論、質疑応答、指導 ビヌス他教員・学生の参加 |
第3ラウンド |
14 | 第14回 | 合同(ビヌス学生) 調査成果最終発表(後半) |
発表、議論、質疑応答、指導 ビヌス他教員・学生の参加 |
第3ラウンド |
15 | 第15回 | 合同(ビヌス学生) 総括、リフレクション、ペーパー(レポート)作成準備 |
総括と省察、今後の論文化 | 第3ラウンド 閉講式 |