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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/11 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
博物館資料保存論/Preservation of Museum Materials
時間割コード
/Course Code
R1001040_G1
開講所属
/Course Offered by
共通/
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第3クォーター/3Q
曜限
/Day, Period
他/Otr
開講区分
/Semester offered
後期/the latter term
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
吉村 旭輝
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
共通 課題解決力と自己学修能力 10

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
吉村 旭輝 大学共通
橋本 唯子 大学共通
授業の概要・ねらい
/Course Aims
博物館を規定する「博物館法」は、その事業として「実物、標本、模写、模型、文献、図表、写真、フィルム、レコード等の博物館資料を豊富に収集し、保管し、及び展示すること。」を挙げる。本科目はこのうち「保管」の部分についての知識を習得することによって資料の保存に関する基礎的能力を養うことを目的とする。なお保存するための知識を得る科目であり、保存技術を学ぶ科目ではない。
※一部の講義(10回11回)はオンデマンド形式で行う
到達目標
/Course Objectives
博物館における資料は多岐に渡る。そのすべての保存方法に詳しくなることは難しいが、「どうしたら守れるのか。」という知識と意識を養ってもらいたい。また本科目では単に博物館に収蔵されている資料のみならず、生物資料を養う自然環境や歴史的な文化資源をも博物館資料として捉え、これを守り続けることについても学ぶ。「文化」を守り続ける人材としての知識を得て欲しい。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
授業への積極的参加、期末のレポートおよび授業内で課す課題の成果。
教科書
/Textbook
使用しないが、授業の際に資料を配布する。
参考書・参考文献
/Reference Book
授業内で適宜紹介する
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
多岐に渡る博物館資料に興味関心を持ち、また広い意味での資料(上記)について理解をし、守り続けることの意義を感じて欲しい。「博物館資料論」と同年での履修が望ましい。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
特になし
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
博物館資料論、博物館展示論
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
本授業の授業計画に沿って、準備学習と復習を行うなうこと。さらに、授業内容に関連する課題に関する調査・考察を含めて、毎回の授業ごとに自主的学習を求める。授業時間の約2倍の授業時間外学修が必要です。  
その他連絡事項
/Other messages
特になし
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
さまざまな博物館・美術館での資料保存方法(展示室・収蔵庫)を個人でも積極的に行ない、メモ等をとって扱う資料の違いなどについて調べておく。
オフィスアワー
/Office Hours
火~木曜日10時30分~16時00分 西5号館1階 紀州経済史文化史研究所事務室
月~木曜日16時30分~17時30分 東3号館 南104(吉村研究室)
科目ナンバリング
/Course Numbering
C03071J0010031j1
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンス ※10月前半に授業日の日程調整を行ないます。ガイダンスの日程はmoodleにて発表いたします。
2 第2回 はじめに:博物館資料保存の意義、保存科学とは(吉村旭輝) 対面授業
3 第3回 博物館資料の保存と保存環境概説:大学博物館での資料の状態調査と現状把握(吉村旭輝) 対面授業
4 第4回 博物館資料の梱包と輸送(吉村旭輝) 対面授業
5 第5回 文化資源の活用と保存:世界遺産、重要伝統的建造物群保存地区、無形民俗文化財など(吉村旭輝) 対面授業
6 第6回 博物館資料の劣化要因と保存環境:災害(地震、火災、水害など)―東日本大震災時の「文化財レスキュー事業 対面授業
7 第7回 【学外】人文系(民俗系)資料館の収蔵庫における資料の保存①:学外博物館見学―岬の歴史館 現地見学
8 第8回 【学外】人文系(歴史系)博物館の収蔵庫における資料の保存②:学外博物館見学―和歌山市立博物館 現地見学
9 第9回 【学外】人文系(美術系)博物館の収蔵庫における資料の保存③:学外博物館見学―和歌山県立近代美術館 現地見学
10 第10回 【学外】人文系(歴史系)博物館の収蔵庫における資料の保存④:学外博物館見学―歴史館いずみさの オンデマンド型式
11 第11回 【学外】自然系博物館の収蔵庫における資料の保存①:学外博物館見学―きしわだ自然資料館 オンデマンド型式
12 第12回 【学外】自然系博物館の収蔵庫における資料の保存②:学外博物館見学―和歌山県立自然博物館 現地見学
13 第13回 自然系博物館の収蔵庫における資料の保存③(ゲストスピーカー:揖善継氏(和歌山県立自然博物館学芸員)) 現地見学
14 第14回 【学外】文化資源の活用と保存―付:湯浅町(醸造町・重伝建地区)見学 現地見学
15 第15回 まとめ:あらためて「資料を守る」ために(吉村旭輝) 対面授業

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