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科目一覧へ戻る | 2025/06/10 現在 |
開講科目名 /Course |
日本学校教育史/Modern history of Japanese Schools | ||||||||||
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時間割コード /Course Code |
G1001089_G1 | ||||||||||
開講所属 /Course Offered by |
共通/ | ||||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2025年度/Academic Year 第1クォーター/1Q | ||||||||||
曜限 /Day, Period |
火/Tue 2 | ||||||||||
開講区分 /Semester offered |
前期/the former term | ||||||||||
単位数 /Credits |
2.0 | ||||||||||
学年 /Year |
1,2,3,4 | ||||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
越野 章史/Koshino Shohji | ||||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義・演習 | ||||||||||
教室 /Classroom |
東1号館E1-203/E1-203 | ||||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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越野 章史/Koshino Shohji | 教育学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
明治期から現代にかけての日本の学校教育の歴史を概説します。 それぞれの時代に固有の教育をめぐる対立・葛藤があるとともに、現代までつながる大きな流れもまたあることを、具体的な時代ごとの状況とともに明示したいと思います。 |
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到達目標 /Course Objectives |
現代の教育問題を、歴史的な事実を踏まえて理解できるようになること。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
講義の進捗に応じて全3回コメントシートを提出してもらいます(30%)。 単位認定試験(論述)で講義内容の理解度を確認します(70%)。 |
教科書 /Textbook |
指定しません。 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
講義内で多数の参考文献を紹介します。 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
「近代日本の教育課題」「現代日本の教育課題」(2023年度まで開設していた一般教養科目)のどちらか一方でも単位取得済の方は、履修できません。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
特にありません。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
特にありません。 |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
上記の参考文献に積極的にトライしてください。 |
その他連絡事項 /Other messages |
教養科目(基幹)-科目群4『人間と、その相関性を考える』 |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
参考文献の学習とともに、疑問や質問を遠慮なく出してください。 |
オフィスアワー /Office Hours |
木曜3限。メールで予約してください。 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
C09011J1010011b1 |
実務経験 /Practical Experience |
無 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole course |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 1 | 学制のはじまり | 1872年の学制施行、「学事奨励に関する被仰出書」の解説、当時の就学率の動態などについて講ずる。 | |
2 | 2 | 宮廷派の台頭と教育勅語 | 1879年の「教学聖旨」と90年の「教育勅語」を解説し、宮廷派の教育政策について講ずる。 | |
3 | 3 | 新教育運動の展開 | 大正自由教育の背景としての新教育運動(ドモラン、ケイ、モンテッソーリ、パーカースト等)について講ずる。 | |
4 | 4 | 大正自由教育 | 大正自由教育を、新教育思想の日本への流入と位置づけ、その性格や限界について講ずる。 | |
5 | 5 | 総力戦体制へ | 大正末から昭和初期にかけての教育の動向について講ずる。 | |
6 | 6 | 総力戦体制下の学校教育 | 1932年-45年の国内の教育状況について、生存者の証言映像の視聴を踏まえ、講ずる。 | |
7 | 7 | 戦後教育改革1 | 戦後教育改革を教育制度改革という側面から講ずる。 | |
8 | 8 | 戦後教育改革2 | 戦後教育改革期の教育実践に着目し、その現代的意義について講ずる。 | |
9 | 9 | 「逆コース」教育改革 | 1950年代に行われた教育制度・政策の変更について、当時の時代状況とともに解説し、講ずる。 | |
10 | 10 | 高度経済成長と教育1 | 高度経済成長期の教育政策の特徴を、人材育成政策という側面から講ずる。 | |
11 | 11 | 高度経済成長と教育2 | 高度経済成長期の教育現場の変化について、受験競争の拡大による学校の「荒れ」、「新しい教育問題」の発生などに着目して講ずる。 | |
12 | 12 | ゆとり教育とは何だったのか | 1977年改訂学習指導要領以来の「ゆとり」路線について、その意図・意義と被った批判との両側面から講ずる。 | |
13 | 13 | 学力低下論争 | 2000年代初頭に起きた「学力低下」論争について、特に国際学力試験(PISA)の結果を分析しつつ講ずる。 | |
14 | 14 | 2000年代の教育改革 | 「ゆとり」路線と「確かな学力」路線の葛藤、「伝統文化」の重視と道徳教育の教科化など、2010年前後の教育をめぐる緒論について講ずる。 | |
15 | 15 | 現代の教育課題 | 前14回の講義内容を踏まえ、現代の教育課題とその対応策などについて講ずる。 | |
16 | 16 | 単位認定試験 | 試験 |