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科目一覧へ戻る | 2024/09/20 現在 |
開講科目名 /Course |
災害時の交通を考える/Study of transportation during disasters | ||||||||||||||||
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時間割コード /Course Code |
G1001086_G1 | ||||||||||||||||
開講所属 /Course Offered by |
共通/ | ||||||||||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 第3クォーター/3Q | ||||||||||||||||
曜限 /Day, Period |
金/Fri 2 | ||||||||||||||||
開講区分 /Semester offered |
第3クォーター/3Q | ||||||||||||||||
単位数 /Credits |
1.0 | ||||||||||||||||
学年 /Year |
1,2,3,4 | ||||||||||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
西川 一弘 | ||||||||||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | ||||||||||||||||
教室 /Classroom |
東1号館E1-206/E1-206 | ||||||||||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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西川 一弘 | 大学共通 |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
日常生活は“移動”無くしては成立しません。買い物も病院も、和歌山大学への通学も、移動が必要になります。ドラえもんの「どこでもドア」が開発されない限り、移動の問題は常に発生します。 災害等が起きて普段使っている移動手段が使えなくなると、日常生活が大きく一変してしまいます。地震等による中長期的な被害だけではなく、大雨・台風・事故等による短期的な支障や被害でも、影響は大きく拡がる場合があります。 本講義では、身近な生活を支えている移動・交通と災害の関係性について論じます。交通事業者が災害にどのように対応しているのかについて考えるだけではなく、自分が災害に遭ってしまった時にどう振る舞えば良いのか。その考え方の根本についても皆さんと一緒に考えたいと思います。 ※本講義は連携協定等を締結した交通事業者などを招いて講義を行います (ゲストは都合により入れ替わったり、変更になる場合があります)。 |
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到達目標 /Course Objectives |
災害時に交通はどのような影響を受けてしまうのか。なぜそのような影響になってしまうのか。このメカニズムについて簡単に説明できるようになることを目指します。 また、移動中に災害が発生しても慌てることなく対応できる&事前に災害を想定して行動できるようになるための考え方や方法論を体得することも目指したいと思います。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
成績は「毎回の小レポート(約50%)」と「期末レポート(約50%)」で総合的に評価します。 ※出席の無い小レポートは評価の対象外とします。 ※平常点やレポートでは、加点評価もあります(良いレポートや良い質問について) ※詳細については第1回の授業時に詳しく説明します |
教科書 /Textbook |
特に指定しません。資料は著作権の関係で配布できない場合が多いので、基本はノートテイクでお願いします。 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
各講義ごとに参考文献などを紹介します。 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
・各鉄軌道事業者・道路事業者ホームページにある「災害対策」の取り組みなどについて、どのようなことを実際に行っているのか、どのような事象が発生してきたのかを事前に把握しておくと、授業の理解が進むと思います。 ・授業は皆さんのものなので、基本何していただいても構いません。マルチタスクな思考も重要だと思います。出席、加点要素を含め、授業に臨む姿勢は“自己責任”で判断してください。 ・ただし、“他者に迷惑をかける行為(私語・いびきなど)”に対しては厳しく接します(意外と聞こえていないようで、聞こえています。学生の時は「ちょっとぐらい」と思った時もありましたが、演題側に立つと声も表情も、(理解度?)もよくわかるものです。) ・出席無き小レポートやコピペはだいたいわかります。今は出席の時間や動画の視聴時間・回数もわかる時代です(面倒ですね)。成績評価に影響するので、事前に説明しておきます。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
何かわからないことを調べてもらう場合があるので、インターネットがつながるノートパソコン、スマートフォン、タブレットのいずれかは持参してください。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
わかやま未来学、災害科学 |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
いつも移動する「移動手段」がどのような災害対策、緊急時の対策を行っているのか。少しイメージしながら乗ってみることをお勧めします(たまにで良いです)。 災害時の交通支障・トラブルに関するニュースに目を配り、時事情報を取り入れておいてください。 |
その他連絡事項 /Other messages |
ゲストは都合により入れ替わったり、変更になる場合があります。変更する場合は授業中やMoodleなどで案内します。 |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
【アクティブ・ラーニング実施要項 なし】 授業で出てくるキーワードなども取り上げ、その意味や内容について学生に尋ねたりすることはあります。 |
オフィスアワー /Office Hours |
原則、木曜日の昼休み(東3号館南110号研究室)。不在にすることも多いので、事前にメールでアポイントをお願いします。 kazuhiro@wakayama-u.ac.jp また授業に関する質問などは、Moodleのフォーラム機能も活用します。 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
C22052J1010111b2 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 第1回(10月4日) | 交通とは何か? 交通の特殊性と災害 |
「交通」の基本的な理論や考え方を講義します。特に交通が持つ特殊性と災害の関係性についても論じます。 | |
2 | 第2回(10月11日) | 自然災害と交通 | これまで発生した自然災害によって交通はどのような影響を受けてきたのか。その歴史を振り返ります。 | |
3 | 第3回(10月18日) | 東日本大震災と鉄道 | 2011.3.11に発生した東日本大震災では、鉄道も大きな被害を受けました。一番被害が大きかった三陸地域を走る「三陸鉄道」がどのような被害を受け、その後どのように復旧・復興を遂げたのかを講義します。 | |
4 | 第4回(10月25日) | JRきのくに線での地震・津波対策 | 和歌山県・紀伊半島の沿岸を走るきのくに線は海が見える風光明媚な路線ですが、一方で地震・津波リスクの高いを路線です。乗客を守るための「日本最先端の取り組み」について講義します。(JR西日本和歌山支社からの登壇) | |
5 | 第5回(11月1日) | 首都圏の鉄道における地震・津波対策 | 首都圏を走る電車でも地震・津波対策が必要な区間があります。特に首都圏の鉄道は乗客が多く、避難するにはさまざな課題があります。この課題を克服するための取り組みや実際の大規模津波避難誘導訓練について講義します。 | |
6 | 第6回(11月8日) | 計画運休論 | 近年では大型の台風・豪雨などがあらかじめ想定される場合、災害前に電車の運転を取りやめる「計画運休」が行われるようになりました。計画運休の導入で、災害に対する社会の認識の変化も起きています。この計画運休論の実際と理論について講義します(JR西日本近畿統括本部安全推進部からの登壇) | |
7 | 第7回(11月22日) | 高速道路での地震災害・雪氷対策 | 高速道路走行中に地震やトンネル火災が発生した場合、一般の道路と違って逃げるスペースや方法は限られます。また、近年多発する豪雪災害に対してどのように立ち向かえばいいのか。実際の取り組みについて、講義します(NEXCO高速道路会社からの登壇) | |
8 | 第8回(11月29日) | 災害時にどう行動するのか | 授業を振り返り、「では、あなたはどのように構えておくのか」「どのように行動するのか」という観点から、「災害時の交通」について自分ゴト化する方法論や考え方を学びます。 |