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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/11 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
食農学/Food and Agricultural Sciences
時間割コード
/Course Code
G1001028_G1
開講所属
/Course Offered by
共通/
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第2クォーター/2Q
曜限
/Day, Period
水/Wed 2
開講区分
/Semester offered
第2クォーター/2Q
単位数
/Credits
1.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
岸上 光克/KISHIGAMI Mitsuyoshi
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
東1号館E1-101/E1-101
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
共通 幅広い教養と分野横断的な学力 4
共通 課題解決力と自己学修能力 3
共通 地域への関心と国際的視点 3

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
岸上 光克/KISHIGAMI Mitsuyoshi 経済学部(教員)
荒木 良一/Ryoichi Araki 教育学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
グローバリゼーションの進展は、産業空洞化による地場産業の衰退、大型店の規制緩和に伴う中小小売業の衰退、さらにはWTO体制における農産物輸入拡大政策の下で、農山村地域の経済は疲弊している。
食の領域では、安全・安心の確保をめぐる困難と食の「外部化・簡便化」に伴う食品産業の原料調達をめぐる問題が深刻化している。一方で農の領域では、農産物価格の下落と農業所得の低迷を背景として、労働力や土地などの基礎資源の適正な維持管理が危ぶまれ「限界集落」化が進行している。
本講義では、以上の問題関心を土台としながら、(1)現代日本の「食」を取り巻く問題状況に関する基礎知識を踏まえた上で、(2)「食」を支える「農(農業)」の現場がどのような問題に直面しているのかについて理解を深め、(3)「農」に関わる諸問題が発現する場である「農村(地域)」に焦点を当て、そこでのヒトの意識や行動変化を概観する。以上の学習を通じて、経済成長の過程で時間的・空間的・社会的に切り離されてきた「食」と「農」との関係性をグローカルな視点から問い直すとともに、両者が連環することの現代的意義を再確認することが可能となる。
到達目標
/Course Objectives
本講義は「教養科目」の一環として学部横断型科目群の一つに位置づけられている。
履修を通じて、(1)現代の「食」を取り巻く問題状況に対するグローカルな視点からの知識を得ることができる、(2)農業生産の担い手確保状況に関する新しい動きや取り組みに関して深い理解が得られるようになる、(3)都市農村交流など新たな地域社会の担い手の登場が農村に如何なるインパクトを与えうるのか、またその意義や可能性に関して総合的な視点から理解できるようになる,等の目的が達成できる。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
毎回の講義に対するコミット状況(リアクションペーパーによる理解度の確認:50点)と講義期間中に実施する試験(50点)の合計で総合評価する。
教科書
/Textbook
特に指定しない
参考書・参考文献
/Reference Book
いずれも授業で直接使用しないが、事前・事後の時間外学習において積極的に活用されることを期待する。
〇小池恒男・新山陽子・秋津元輝編『新版 キーワードで読みとく 現代農業と食料・環境』昭和堂、2017年、ISBN978-4-8122-1614-9、本体2,400円+税。
〇橋本卓爾・山田良治・藤田武弘・大西敏夫『都市と農村』日本経済評論社、2011年、ISBN979-4-8188-2155-2、本体3,400円+税。
〇藤田武弘・内藤重之・細野賢治・岸上光克編著『現代の食料・農業・農村を考える』ミネルヴァ書房、2018年、ISBN978-4-623-08284-1、本体2,800円+税。
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
①講義中の私語など他の受講者に迷惑のかかる行為は厳に慎むこと(当該者には出席を認めないことがある)。
②講義では,ほぼ毎回講義内容の理解度を確認するリアクションペーパーの提出を求める。「双方向型の講義づくり」を目的に実施しているので,しっかりと自身の意見や質問事項を記述すること。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
毎回の講義終了時に、当該回の講義内容に関する質問やコメントを「リアクションペーパー」という形で求める。それに対するリプライは次回講義の冒頭時に行うので、他の受講生の問題関心や理解の到達状況を知り、自身の学修進展状況や到達レベルを相対的に理解する機会として欲しい。
また、食料・農業・農村に関わる新聞記事やニュース等に可能な限り目を通す習慣をつけて欲しい。
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
農業政策・食料経済(以上、経済学部)、観光と食料農業・観光と都市農村交流・中山間地域再生論(以上、観光学部)、食と農のこれからを考える(教養科目)
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
講義中に紹介する関連図書や資料,さらには紹介した参考書について,できる限り事前・事後学習の機会を活用して参照するように心掛けてほしい。新聞・ニュース等で食料・農業・農村に関わるニュースソースが取り上げられる機会が増えている。それらの動向や諸問題の背景と講義内容との関連を意識して講義に臨んでほしい。
また,リアクションペーパーに対するリプライコメントは,同世代の受講者の考え方を知る好機でもあるので注意して聴くこと。
その他連絡事項
/Other messages
特になし

教養科目(基幹)-科目群6『社会と、その公共性を考える』
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
毎回の講義冒頭で前回のリアクションペーパーの質問・意見内容について解説し、学生が自身の学修到達状況を相対的に理解する機会を提供している。
オフィスアワー
/Office Hours
火曜 昼休み 西3号館407号室(岸上研究室)
*可能な限り事前に連絡することが望ましい(mkishi@wakayama-u.ac.jp)
火曜 昼休み 東3号館4階北416号室(荒木研究室)
科目ナンバリング
/Course Numbering
C41012J1010111b1
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 ①(6/12)/2限 ガイダンス(と日本の食文化) 本講義の目的や趣旨を解説するとともに、日本の食文化について考える。
2 ②(6/19)/2限 世界の食料事情 グローバル化する世界の食料事情について考える。
3 ③(6/26)/2限 食生活・食料消費と日本の食料事情 日本の食生活の変遷と日本の食料事情について考える。
4 ④(7/3)/2限 栽培技術と品種改良 理系の視点から食と農について講義をします。
5 ⑤(7/10)/2限 農業の実態と多様な担い手 農業の実態と多様な担い手の実態を考える。
6 ⑥(7/24)/2限 都市農村交流と農業・農村振興 都市と農村との新たな関係を考える。
7 ⑦(7/31)/2限 移住・定住と農村コミュニティの再生 新たな田園回帰と関係人口を考える。
8 ⑧(8/7)/2限 まとめ 食と農のこれからを考える。

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