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科目一覧へ戻る | 2024/09/20 現在 |
開講科目名 /Course |
材料科学と技術展開/Progress of materials science and engineering | ||||||||||||
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時間割コード /Course Code |
G1001013_G1 | ||||||||||||
開講所属 /Course Offered by |
共通/ | ||||||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 第3クォーター/3Q | ||||||||||||
曜限 /Day, Period |
金/Fri 1 | ||||||||||||
開講区分 /Semester offered |
第3クォーター/3Q | ||||||||||||
単位数 /Credits |
1.0 | ||||||||||||
学年 /Year |
1,2,3,4 | ||||||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
秋元 郁子 | ||||||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | ||||||||||||
教室 /Classroom |
東1号館E1-103/E1-103 | ||||||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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秋元 郁子 | システム工学部(教員) |
宇野 和行 | システム工学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
「コト」消費が増える中、社会基盤を支えているのはあくまで「モノ」である。現代社会を支えている科学技術を理解するための素養を培うために、人類の歴史における材料科学や技術発展について、数式を用いない講義を行う。この講義を通じて、身近な現代の技術につながる材料科学やデバイス技術の歴史およびそれをふまえた現状について理解し、認識を深めてもらうことを目指す。 |
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到達目標 /Course Objectives |
材料利用の歴史をふまえて科学技術の発展を理解し、いくつかの技術展開について論述することができるようになる。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
600字以下程度で書くレポートを毎回課し、講義についての理解度、および、関連する事項についての調査・理解力を問う。書かれている内容が、複数の情報ソースの内容を理解し、科学的および技術的観点に立ってまとめられているかどうかに着目して評価する。単位認定試験では、授業の内容に関連した課題に取り組んでもらう。毎回のレポート(50%)と単位認定試験(50%)で総合評価する。 |
教科書 /Textbook |
指定しない。 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
・「世界史を変えた新素材」 (新潮選書)佐藤 健太郎 ISBN:9784106038334 1,430円 ・「炭素文明論:「元素の王者」が歴史を動かす」 (新潮選書) 佐藤 健太郎 ISBN:9784106037320 1,430円 ・「ビッグヒストリー われわれはどこから来て、どこへ行くのか― ―宇宙開闢から138億年の「人間」史」(明石書店) デヴィッド・クリスチャン, シンシア・ストークス・ブラウン他 ISBN:9784750344218 4,070円 ・「科学は歴史をどう変えてきたか その力・証拠・情熱」(東京書籍) マイケル モーズリー (著), ジョン リンチ (著) ISBN:9784487805259 2,057円 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
2名の担当者が分担して各回の講義を行う。質問事項は講義中にも随時受け付ける。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
文系・理系を問わない。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
記載事項なし |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
講義の各内容について「考えてほしいこと」としてMoodleに課題を示す。講義後、講義内容を振り返り、歴史的事実とその結果などについてじっくり考え、また、講義中に示した参照先を自分で当たって理解を深めることを推奨する。これらを踏まえて課題に回答することをもってレポートとする。 |
その他連絡事項 /Other messages |
教養科目(基幹)-科目群2『宇宙と、その神秘性を考える』 |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
指定した参考書やその他書籍などを読むこと、講義中に示した参照先を自分で当たって理解を深めることを推奨する。たとえば昨今話題になっているのは、電池やモーターに使う金属材料の供給関係(銅、ニッケル、レアメタル)、半導体の需給、社会不安と金の価格などが挙げられる。 |
オフィスアワー /Office Hours |
秋元:授業開講日の昼休み(12:20-13:10)をオフィスアワーとする。居室は北3号館B405室である。 宇野:授業開講日の昼休み(12:20-13:10)をオフィスアワーとする。居室は北3号館B304室である。 時間外でも、e-mailやTeams等(秋元:akimoto@wakayama-u.ac.jp, 宇野:kuno@wakayama-u.ac.jp)により、対応できることがある。 他学生との重複、出張等で不在の場合があるので、事前予約を推奨する。 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
C09081J1010011b1 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 1 | 物質と「材料科学」の誕生 (秋元) | ・全体のイントロダクション ・材料科学とは ・ビッグバンから各種元素ができるまで ・人間の歴史と材料 |
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2 | 2 | セラミックスの利用 (宇野) | ・鉱物、岩石、鉱石の違いは? ・土器、陶器、磁器の違いは? ・近現代の産業を支えるセラミックス |
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3 | 3 | 金属の利用 (宇野) | ・金属元素の誕生 ・化学反応の基礎 ・鉄の精錬と歴史 ・金・銀の精錬 |
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4 | 4 | 磁石の利用 (秋元) | ・磁鉄鉱の利用 ・地磁気の利用 ・電気の時代と磁石 ・強力な磁石の作製 ・磁気記録 |
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5 | 5 | 宝石の利用 (秋元) | ・地球の構造と宝石のでき方 ・宝石の化学構造 ・人類の歴史と宝石 ・宝石の工業的利用 ・レーザーへの利用 |
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6 | 6 | シリコンと半導体 (宇野) | ・半導体はどのようなものか ・電気の利用と半導体 ・半導体の王者シリコン ・半導体の展開 |
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7 | 7 | 炭素の時代へ向けて (秋元) | ・地球上の炭素 ・炭素同素体と炭素の多様性 ・人工ダイヤモンド ・ダイヤモンドの工業利用 |
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8 | 8 | まとめと単位認定試験 (宇野) | ・まとめと単位認定試験 |