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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/11 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
人文地理学/Introduction to Human Geography
時間割コード
/Course Code
G1000244_G1
開講所属
/Course Offered by
共通/
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第1クォーター/1Q
曜限
/Day, Period
水/Wed 2
開講区分
/Semester offered
前期/the former term
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
山神 達也/Yamagami Tatsuya
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
東1号館E1-303/E1-303
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
共通 幅広い教養と分野横断的な学力 4
共通 課題解決力と自己学修能力 2
共通 地域への関心と国際的視点 4

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
山神 達也/Yamagami Tatsuya 教育学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
高校までの「地理」は暗記すべき項目が無味乾燥に並ぶというイメージが強いようだが、その背後には、学問としての「地理学」の研究成果が隠れている。本講義では、はじめにいくつか事例を取り上げ、「地理」を考えるとはどういうことかを示したのち、(1)日常生活を地図化することから見えてくる現代社会の諸相、(2)産業立地や人口移動から捉える日本の姿、(3)都市空間の変容過程、という3つのテーマについて、地理学の基本的な考え方を説明するとともに、様々な事例を提示する。その後、それらをもとに。和歌山をどのように理解すればよいかを検討する。以上を通して、地理を考えるとはどのようなことかを理解すること、そして現代社会における地理的課題の重要性について意識を高めることが目標である。
到達目標
/Course Objectives
・人文地理学の基本的な考え方を理解し、説明できるようになる。
・現代社会における地理的課題の重要性を理解し、説明できるようになる。
・現代社会における地理的課題への対応を主体的に考えることができるようになる。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
◆各種提出物30点と単位認定試験(期末レポート)70点との合計点で評価する。
◇各種提出物30点:授業内での課題や各種レポートなどの内容を評価する。
 *課題への取り組み状況や授業の理解度などにより以下の区分で評価する。
  S(27-30点)、A(24-26点)、B(21-23点)、C(18-20点)、D(18点未満)
◇単位認定試験(期末レポート)70点:講義の理解度を問う論述と解説した内容への見解を述べる論述。
 *授業の理解度、及び授業を踏まえて説得的に自身の見解を述べているかを以下の区分で評価する。
  S:十分達成し、他の事例に応用できる(63点以上)
  A:十分達成している(56-62点)
  B:達成している(49-55点)
  C:おおむね達成している(42-48点)
  D:達成していない(42点未満)
教科書
/Textbook
使用しない。
参考書・参考文献
/Reference Book
分野別に以下の文献がある。その他、授業中に適宜紹介する。【人文地理学全般】竹中克行編著『人文地理学のパースペクティブ』(ミネルヴァ書房 2022)、人文地理学会編『人文地理学事典』(丸善出版 2013)、日本地理学会編『地理学事典』(丸善出版 2023)。【メンタルマップ】中村 豊・岡本耕平『メンタルマップ入門』(古今書院 1993)。【時間地理学】荒井良雄ほか『都市の空間と時間』(古今書院 1996)。【立地論】川端基夫『立地ウォーズ 改訂版』(新評論 2013)。土屋純『地理学で読み解く流通と消費』(ベレ出版2022)。【都市地理】水内俊雄ほか『モダン都市の系譜』(ナカニシヤ出版 2008)、藤井 正・神谷浩夫『よくわかる都市地理学』(ミネルヴァ書房 2014)。【人口関連】石川義孝ほか『地域と人口からみる日本の姿』(古今書院 2011)、小田切徳美・筒井一伸『田園回帰の過去・現在・未来』(農文協 2016)。
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
本講義では準備学習は不要だが、各回で紹介する地理学的な考え方について復習する時間を必ずとること。また、地理が関係する事象は至る所に存在する。歩いているとき、バス・電車に乗っているとき、新聞・テレビ・インターネットなどに接しているときに地理的情報を見出し、それらをどう解釈すればよいかを考える機会を設けるようにすること。そしてそれらと本講義の内容がどう関連するかを考えるようにすること。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
高校で地理を受講している必要はない。なお、作業を課すことがあるので、色鉛筆など4色程度を用意しておくのが望ましい。
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
「わかやま」学関連科目
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
復習に十分な時間を当て、「履修上の注意・メッセージ」に記したような活動を行う時間を設けること。また、理解が困難なときや理解をさらに深めたい場合には、上記の参考文献など関連書籍を読むこと。加えて、博物館などを訪問し、歴史的な観点から地域の成り立ちについて考える機会を作ること。単位認定試験の準備等を含めて,計60時間を授業時間外学修にあてること。
その他連絡事項
/Other messages
連絡事項があるときは,授業中もしくはMoodleにて連絡する。

教養科目(基幹)-科目群6『社会と、その公共性を考える』
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
本講義では、人文地理学の視点から現代社会を解説していくが、それらをどのように解釈し、各種の地理的課題についてどのような対応が考えられるか、各自が自分なりに考えていく契機としたい。
【アクティブ・ラーニング実施要項 ⑦発展的な課題に取り組むことを促す仕掛けをともなう学習】
オフィスアワー
/Office Hours
水曜4限。山神研究室(東3号館、南412)。
科目ナンバリング
/Course Numbering
C04021J1010111b1
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 1回目 地理について考える1 イントロダクション:地理について考える
2 2回目 地理について考える2 地理について考える:加太を事例として
3 3回目 地図と社会1 頭の中に地図:メンタルマップの基礎
4 4回目 地図と社会2 頭の中の地図:地域を認識することについて考える
5 5回目 地図と社会3 あなたの日常を地図にします:時間地理学の基礎
6 6回目 地図と社会4 日常生活の地図から読み解く現代社会:時間地理学の応用例
7 7回目 立地論と人口分布1 モノからヒトへ:立地論からみる日本の地域構造
8 8回目 立地論と人口分布2 河川敷でビールを売る:小売業の立地
9 9回目 立地論と人口分布3 東京からの脱出? 人口分布の変化からみる日本
10 10回目 都市空間の変容1 南海電車の車窓から:都市における土地利用パターン
11 11回目 都市空間の変容2 都市にも人生がある?:都市空間の拡大と変容
12 12回目 和歌山の地理を考える1 海が遠い和歌山:地形図にみる和歌山市の発展
13 13回目 和歌山の地理を考える2 ケタ違い!:和歌山県の人口動態
14 14回目 和歌山の地理を考える3 ド田舎が一番!:田園に回帰する人々
15 15回目 まとめ まとめ:総括と単位認定試験の説明

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