1背景と目的

近年,無料でビデオチャットを行えるサービスが普及してきています.しかし,ビデオチャットには相手との距離感を感じてしまうという問題点があります. 本研究では,この問題点を解決するためにドア型の専用インタフェースを用いたビデオチャットシステム“ドアコム”を開発しました.

2ドアコムの概要

ドアコムは遠隔2地点でビデオチャットを行うシステムです.図1に本システムの構成を示します. ドア操作側のユーザは,ドアを顔の前に掲げてドアを開き,その中からディスプレイを覗くようにして会話をします. 両側のディスプレイには,ドア無し側の部屋の映像にドア操作側のドアとドアの内側がオーバラップして表示されます. これにより,ドア操作側とドア無し側の空間がドアによって繋がっているような映像となります.

図1. システムの構成

3デモムービー

口頭発表

  1. 藤田真吾,吉野孝:ドア型の専用インタフェースを利用したビデオチャットシステム”ドアコム”の評価,情報処理学会,エンタテイメントコンピューティング2011,3C-22,pp.1-6(2011-10).
  2. 藤田真吾,吉野 孝:ドアコム:タンジブルインタフェースを用いたビデオチャットシステム,情報処理学会,インタラクション2011論文集,pp.757-760(2011-03).
  3. Takashi Yoshino and Shingo Fujita: DOACOM: Video Chat System with Door-type Interface, 26th International Conference on Advanced Information Networking and Applications Workshops, pp.227-231, March 2012.

受賞

  1. 展示発表賞:情報処理学会,エンタテイメントコンピューティング2011(2011年9月).

連絡先

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