コンピュータのプログラムを自分で作ることを通じて、 自分の発想やアイデアをコンピュータのプログラムという形で表現する能力を養い、 情報処理 III と、それ以降の専門科目の下地をつくります。 思考を具体化するための「文法」としてプログラミング言語のC++を使用しますが、 この文法の詳細を習得すること自体は目的とはしません。
この講義は平成11年度をもって担当を交代しました。
情報処理 I 同様、毎回基本的な事項をホームページ上で学習し、 その指示に従って課題を処理する形で授業を進めます。コンピュー タの利用時間を有効に使うために「講義」は最小限しか行いません が、不明なことがあって悩んでいるのも時間の無駄なので、そうい うときは積極的に質問してください。
情報処理 I を履修していること。
情報処理 I、 情報処理 III、 アルゴリズムとデータ構造、 プログラミング言語
授業内容は Web ページにすべて記載していますので、授業時間 外や(自宅でインターネットにアクセスできる人は)自宅からでも 学習することができます。ただし Web ページの内容はプログラミ ングに必要な知識のごく一部でしかありません。教科書を参照しな がら自分で理解を深めていってください。データ構造、アルゴリズ ムといった本格的なプログラミングに関する内容は、この授業に続 く情報処理 III 以降で実施します。
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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C++ プログラミング第2版 Vol. 1. | H. M. ダイテル + P. J. ダイテル 著 小島隆一 訳 | プレンティスホール |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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ワークステーションでの暮らし方 | 九州工業大学情報科学センター編 | 朝倉書店 |
授業時間中に課する課題の評価によります。
この授業は情報処理 I に比べれば面白味がないかも知れません。 しかし、進路のことを考えると、 プログラミングの能力はやはり強い武器になると思うのです。 それにプログラミングは、本当はとっても面白い創作行為です。 ただ、初めてプログラミングについて学習する人は、 多くは自分がコンピュータにさせようと思っている仕事を、 どう表現していいのかわからなくて立ち止まってしまいます。 この授業は、そのハードルを越えるための「訓練」のようなものです。 どうか投げ出さないで付き合ってください。