CG入門
■デザイン情報学科カリキュラム紹介ページに戻る
授業の概要
近年のパソコンの高性能化やCG(コンピュータグラフィックス)制作ソフトウェアの低価格化により,CGによる映像制作が個人レベルで行えるようになりました.特に最近では,たった一人で劇場公開に耐え得るクォリティの映像作品を制作するクリエータも現れてきています.このようにCGは,文学や音楽,美術などと並ぶ,あるいはそれらを統合した総合芸術としての地位を占めるようになってきています.
そこでこの講義では,これからCGによる作品の制作を始めようと考えている人に向けて,CGによる映像制作のために必要となる,最も基本的な技術や特有の用語に関する知識について解説します.なお,実際にCGにより作品を制作するには,このほかに色彩や造形に関する知識や技能,およびシナリオなどを構成できる企画力・文章力など,さまざまな能力が必要になります.
この講義は平成18年度をもって終了しました。
授業内容
- 講義概要:講義の計画や内容を俯瞰します
- 画像データ:画像データの構造について説明します
- 2次元画像処理:画像データの処理について説明します
- 図形データ:図形データの種類と用途,およびそれらの構造について説明します
- モデリング:図形データの作成手法について説明します
- レンダリング:図形データから画像を生成するプロセスについて説明します
- マテリアル:物体表面の質感を決定するパラメータとその設定について説明します
- マッピング:マテリアルを画像によって制御する手法について説明します
- ライティング:CGにおける照明のメカニズムや照明の当て方について説明します
- アニメーション:アニメーションの作成方法について説明します
- カメラワーク:3次元のシーンから映像を作成する方法について説明します
- 編集:作成した映像をつないで作品を完成させるプロセスについて説明します
- ワークフロー:映像制作の企画から完成に至る各プロセスについて説明します
- CGシステム:CG制作に関連したハードウェアやソフトウェアについて説明します
教科書・参考書
| 指定 | 書名 | 著者名 | 出版社名 | 
|---|
| 参考書 | CG基礎セミナー | 今間俊博 | オーム社 | 
| 参考書 | デジタル映像表現 | CG-ARTS協会 | CG-ARTS協会 | 
| 参考書 | コンピュータグラフィックス | CG-ARTS協会 | CG-ARTS協会 | 
成績評価の方法