科学技術英語
科学技術英語
Scientific and Technical English
- 対象学生: システム工学部情報通信システム学科3学年(選択)
- 授業時間: 前期 水曜日 4時限
- 単位数: 2
- 担当教官:
坂間 千秋
- 講義概要:
本講義では、科学技術分野における専門性の高い英文の読解力を向上させるために、
科学技術に関する海外雑誌の記事や Web 上の英文記事を題材に、
記事全体の大意を短時間で把握するためのトレーニングを行う。
具体的には、通訳者などが行う
サイトトランスレーションの手法を用いて、
英文を前から順に読解する練習をする。
これは多くの学生諸君がこれまで習ってきた、
英文を後ろから前に訳し直す英文和訳とは異なる技法で、
本講義では実際の英文記事を数多く読みこなすことでそのテクニックを身に着ける。
- 位置づけ:
科学技術論文はその大半が英語で記述されている。
従って、英文の読解力を高めることは、卒業研究をはじめとする今後の研究活動において必須である。
また、近年、国内では社員や新規採用に英語能力を要求する企業が増えつつある
(参考記事)。
グローバル化が進む社会において、インターネットを通じて海外から発信される情報を収集し、
その内容を敏速に理解する能力は、将来社会人として活動をしていく上でも重要になるであろう。
- 授業計画:
講義の前半では、情報通信分野を中心とした最新の英文記事の読解を行い、
関連するビデオ映像の視聴を通じてネィティブの英語に触れる。
講義の後半では、TOEICに出題される英文読解問題を解き、TOEICの出題形式に慣れる。
(平成24年度の内容(出典))
- Recent Reports on iPad Review (TopNewsUS)
- What is Facebook Graph Search? (Business2Community)
- This Amazing 3-D Desktop Was Born at Microsoft (Wired Business)
- Smartphone Screen Sizes Keep On Growing (Tech Gadgets)
- How Pretty Pictures Are Conquering Online Shopping (Wired News)
- Google Glass Picks Up Early Signal: Keep Out (New York Times)
- Amazon working on a 3D phone (CNN)
- Google's conversational search arrives with new Chrome (CNET)
- Windows 8 continues to fail (ZDNET)
- Apple Announces iTunes Radio (Hypebot)
- The Digital Fabrication Revolution (Foreign Affairs)
- Crowdsourcing or witch hunt? (CBS News)
- What is the Singularity? (TechNews)
- Malala Yousafzai's speech at the United Nations (UNRIC)
- 到達目標:
本講義のトレーニングにより、英文の読解力の2倍のスピードアップを目指す。
英文記事の読解に当たっては、文章全体の意味が70%理解できれば合格ラインとする。
短期間にこうした目標を達成するためには、各人が自らの英語能力のスキルアップを計りたいという動機を持って
講義に臨むことが必要である。
- 成績評価:
本講義は出席することが前提である。
従って、講義を欠席した場合は、欠席回数に応じた減点方式で評価する。
成績は中間試験と期末試験の合計点(100点)から、1回欠席は減点なし、2回欠席で -5点、3回欠席で -10点、
4回欠席で -20点、以下、1回欠席毎に 10 点が減点される。即ち、講義の半分(7週)を欠席すると自動的に不可になる。出席は毎講義時の課題を回収してチェックする。
- 教科書:
授業時にプリントを配布する。
- 備考:
講義にのぞむに当たっては、各自英和辞書を準備すること。
なお、再履修の学生はTOEICを受験し 600点以上の成績を修めた場合に限り、
定期試験が始まる前に担当教官にスコアシートを自己申請することにより、本講義の単位認定を行うことができる。
- 講義情報:
2014年度講義情報
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この科目は、当学科の
学習・教育目標の(F)に関連する科目である。
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