ディジタルホログラフィの再生像にはスペックルと呼ばれるザラザラした斑模様が現れます.これは再生像の画質を低下させる要因となり,できる限り無くしたいものです.低コヒーレンスホログフィを用いた形状と濃淡の情報を巧みに利用した球面波合成法を提案し,大幅な画質改善に成功しました.
文献
- Yutaka Mori and Takanori Nomura, "Speckle Reduction in Hologram Generation Based on Spherical Waves Synthesis Using Low-Coherence Digital Holography,” J.Display Technology, 11, 867-872 (2015).