プレゼンテーションの準備 の履歴(No.1)
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- 1 (2024-05-30 (木) 18:59:10)
プレゼンテーションの準備†
プレゼンテーションとは?†
プレゼンテーション(Presentation)の略です.主に,資料を聴衆の前に示して口頭で発表することを指します.
- 資料の例
- ノートパソコンの画面
- タブレットの画面
- 紙
- パネル
プレゼンの機会は,講義・演習の成果発表,就職面接,卒研発表など,今後たくさん出てきます.就職後も,企画提案,商品説明,調査報告などで必要となってきます.
発表資料準備にあたって†
大前提として,聴衆はあなたの発表内容の詳細を事前に把握しているわけではありません.まったく知らないこともありますし,一字一句漏らすことなく聞いているわけでもないです.それなのに,発表時間内で理解してもらわないといけないです.
一方,自分で資料を準備していて,話しづらいなあと思っている個所や,自分でもよく分かっていない個所があると,他人はさらに理解不可能です.資料作成の前にストーリー(構成)を吟味する必要があります.
というわけで,以上を踏まえて資料(スライド)作りに取り掛かってください.
一般的なスライドの構成†
発表内容にもよりますが,主に以下のような構成になります.
- 表紙(タイトル,所属,氏名)
- はじめに(背景,予備知識,これから喋ること)
- 発表の目的(何がメインの発表か?)
- 具体的な内容
- おわりに(発表のまとめ)
- 参考文献(必要な場合)
ここまでまとめた上で,全体を通して,スライドの順番はこれでよいか,内容に飛躍や矛盾がないか確認します.
何かおかしいな,ページが切り替わった瞬間話しづらいな,と思った個所は,何かが足りないはずなので,どうすれば話がつながるかを考えてください.
スライドの内容†
スライドは,1枚1分が目安です.話すべき内容はすべてスライドに記載するようにしましょう.
一方,あまりにも1枚のスライドに情報を詰め込みすぎると,ごちゃごちゃして理解しづらくなります.情報量にも気を配りましょう.
簡単に工夫できることとしては,以下の5点があります.
- 小さい文字を使わない
- 最小でも 20pt まで(できれば 24pt まで)
- 一文が長くならないよう留意
- 3行以上の文は読んでもらえないことが多い
- 2行以内に収める
- 文章は基本的に体言止め
- 余計なアニメーションは使用しない
- 箇条書きを一文ずつ表示など
- 箇条書きにする項目が同じレイヤーか確認
スライドの見比べ†
文字の量や配置†
どれが一番「ぱっと見たとき」に「見やすい」「わかりやすそう」と思いますか?
↑一応「2行以内」には収まっていますが,全体的に窮屈で,読む気になりません.
↑なんとなく「わかってもらおう」という気配のないスライドです.
↑少しだけ見やすくなったような?とりあえず大きな見出しの文字を読めば良さそうな雰囲気は伝わってきます.
視覚的にした場合†
1枚目の内容が,スライドが増えてしまっていますが,2~3枚目の内容と同一です.
↑全て文字だけで説明
↑2枚にわけて,画像を加えて,文字の配置も工夫(実際はアニメーションもついてます)
必ずしも,吹出しをつければいい,人のセリフにすればいい,絵をいっぱいつければいいというわけではありませんが,効果的に画像を配置したり,文字の色や大きさを替えることによって,「ぱっと見たときに頭の中に入ってくる情報」の量が変わってきます.
色々模索して,「自分の伝えたい内容が伝わる」スライドをデザインしてください.
外部サイトですが,以下のページが非常にわかりやすいと思います.ぜひ参考にしてください.
見やすいプレゼン資料の作り方 - リニューアル増量版
https://www.slideshare.net/yutamorishige50/ss-41321443
森重 湧太(スマートキャンプ株式会社)著.
次は,プレゼンテーション課題です.