入野 最終講義の情報 (2025年3月14日)
タイトル: 聴覚の計算理論をめざして
その他の関連情報
- 入野ホームページ (論文等の情報もこちらから)
- 聴覚メディア研究室
- 関連論文・資料
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入野俊夫,
"音声情報抽出に有効な聴覚表現: 理論・測定・推定・応用," 日本音響学会聴覚研究会資料, Vol. 53, No.7, H-2023-74, pp.411--416, 23--24 Nov. 2023. (発表:23 Nov 2023)
この資料は、聴覚研究会で招待講演を行った時のものです。今回の内容の一部が掲載されています。
- 聴覚フィルタ推定:
Toshio Irino, Kenji Yokota, Roy D. Patterson, "Improving Auditory Filter Estimation by Incorporating Absolute Threshold and a Level-dependent Internal Noise," Trends in Hearing, Vol.27, pp.1-13 ,accepted 7 Oct. 2023, published 31 Oct 2023 [DOI: 10.1177/23312165231209750]
聴覚フィルタ推定手法(マスキングのパワースペクトルモデル)に、絶対閾値に対応する雑音フロアとレベル依存の内部雑音を導入。従来手法(範囲をP0というパラメータで制限)よりも精度が高くなることを示した。
- 模擬難聴とガンマチャープフィルタバンク: Toshio Irino, "Hearing impairment simulator based on auditory excitation pattern playback: WHIS," IEEE access, Vol.11, pp.78419--78430, 25 July 2023 [DOI: 10.1109/ACCESS.2023.3298673]
難聴者の聞こえにくさを健聴者にも体験できるようにする「模擬難聴システムWHIS」の論文です。その基本となる聴覚フィルタバンクGCFBについても解説しています。
- 高齢者と健聴者の感情弁別実験 : Toshio Irino,Yukiho Hanatani, Kazuma Kishida, Shuri Naito, Hideki Kawahara,
"Effects of age and hearing loss on speech emotion discrimination," Scientific Reports, Vol.14, Article Number 18328 (2024), published 7 Aug 2024,
[DOI: 10.1038/s41598-024-69216-7]
- "加齢性難聴の模擬による聴覚特性理解へのアプローチ," 日本音響学会5月掲載予定の校正刷(先読み!)
むずかしい加齢性難聴の特性理解のために、模擬難聴システムを用いたアプローチを取ってきました。その概説です。
- 参考文献
Last modified: 2025-3-12 12:43 JST
, by IRINO T.