和歌山大学独創的研究支援プロジェクト 紀伊半島における災害対応力の強化

-想定を越える災害への備え-

メニュー

コンセプト Concept

災害情報の高度利用による地域防災力の向上

紀伊半島では、南海トラフ地震が今世紀前半に発生すると言われるほか、集中豪雨が近年多発しており、防災・減災に関するニーズが極めて高くなっています。このような背景を踏まえ、和歌山大学では、本学がこれまで得意としてきたソフト防災(防災教育や防災計画)に加え、理工学系の防災工学や災害情報学の分野を充実させることで、災害情報を集め・伝える技術の開発から利活用までを総合展開する教育研究プロジェクトを平成24年度から開始しました。

これまでは、”災害情報の高度利用”と”防災力を活かした地域振興”をキーワードに、災害情報を高度利用するための技術開発、災害情報の高度利用による地域防災力の向上(すぐに避難できる文化の熟成、など)、および防災力を活かした地域振興(防災と産業、観光、環境などの地域資源との融合)に関する数多くの教育研究テーマを進めてきました。

現在も大学の独創的研究支援プロジェクトや外部の各種助成金の支援を受けながら、システム工学部の教育研究をベースに、防災研究教育センター、宇宙教育研究所をはじめとする学内外の実績を取り入れ、災害情報の取得・伝達(たとえば各種センサ情報や、twitterの活用、地上・衛星を利用した情報通信技術など)から災害情報の解釈・利活用(災害メカニズム解明、防災計画への利用、避難判断への活用など)の仕組みまでを災害情報の高度利用システムに統合させるプロジェクトを推進しています。また、災害情報の高度利用システムを活用した教育プログラムの開発を進め、巨大災害に対応できる知識と技能を持ち大規模災害時に活躍する人材育成を目指しています。

△page top