5、育休カット 富田晃彦 (教育学部教員) 育児休業での給与カット、ではありません。この話は今日は蒸し返しません。 散髪のことです。 育児が始まったら散髪どころではなくなりました。しかしだんだん鳥の巣になっ たので、子どもの世話は妻に任せてまた散髪に行きました。「どうしますか、 今日は。」「もう育児でへとへとで頭もこの通りです。今、育休中です。」 「親父になった記念と気分転換を兼ねて、今日は任しておいて下さい。」とい うことで、その店のかっこいい兄ちゃんは色々説明をしながらパーマを当てた り、丁寧にセットをしてくれました。育休カットだな、と話し合っていたりし ました。しかしその後育児でまた鳥の巣です。復職前にもう一度育休カットを せねば。 散髪屋の隣にはマッサージ屋がありました。実は背中が痛い。「今日はどのへ んを?」「今、育休中でして。」「はいはい、任せておいて下さい。」という ことで、詳しいお願いをしなくても、お姉さんはうまい指圧をしてくれました。 だっこベルトでだいぶ体が痛くなっていました。ちょっと買いものに行くのも、 郵便局に行くのも、子を家に残すわけにはいかないのでだっこベルトを使って いました。しばらくして、これは乳母車に代わりました。今は楽になりました。 ところでだっこベルトは体格のいいお兄さんなら格好いいが、私は様にならな い。こんなことならもっとシェイプアップしておくんだった (悲)。 育児休業を取ったということは世間ではもう珍しくないようで、このように 「時々いてはります」という扱いを受けます。 妻の出産立ち会いと、それに続く入院付き添いで 6 日ほど病院にいました。 助産師さんは「お仕事の方はどうされているんですか?」と質問。「育休を取 りました。」「あぁ、最近よくいらっしゃいます。」 新生児訪問で、地域の助産師さんが来られました。「今日は平日ですけど、だ んなさん、何をしてはるんですか?」「はぁ今育休中です。」「そうですか、 一つ前の人もそう言うてはりましたわ。」 妻の産後休暇中に夫育休ということが可能です。一番しんどい時に一緒に育児 ができます。給与ゼロや昇進遅れは納得がいきませんが (おっと、蒸し返さな い予定だった)、短い期間 (長くても 8 週間) ということもあり、育児休業を ちょっとやってみる、という人にお勧めです (注意: この文章は男性側の視点 から書かれています)。実は私もこれを利用しています。大学職員は育児休業 をうまく活用してはりますねぇ、と言われてみるのも悪くないと思いませんか? と同僚の皆様方を悪の道(?)へ誘ったところで、続きは次号。