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科目一覧へ戻る | 2024/09/09 現在 |
開講科目名 /Course |
持続可能な観光指標分析演習/Sustainable Toursim Indicator Analysis | ||||||
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時間割コード /Course Code |
T8T10025_T1 | ||||||
開講所属 /Course Offered by |
観光学研究科(専門職)/Graduate School of Tourism | ||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 第2クォーター/2Q | ||||||
曜限 /Day, Period |
火/Tue 3, 火/Tue 4 | ||||||
開講区分 /Semester offered |
第2クォーター/2Q | ||||||
単位数 /Credits |
2.0 | ||||||
学年 /Year |
1,2 | ||||||
主担当教員 /Main Instructor |
岡田 美奈子 | ||||||
授業形態 /Lecture Form |
演習 | ||||||
教室 /Classroom |
西2号館E210/E210 | ||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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岡田 美奈子 | 観光学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
近年、SDGs、カーボン ニュートラル、ゼロウェイストなど、よりサステナブルな経営のターゲットが設定される中、エビデンス/データベースの中長期的な目標設定、プランニングは、持続可能な政策において必須の知識、手法となってきている。特に世界基準によるベンチマーキングは、市場アクセス、ブランディングとしての有効な手段であり、経営の効率化、コスト削減、また従業員のモチベーションにもプラスの効果をもたらす。本演習では、持続可能な観光地域マネジメントにおける、持続可能な観光指標(Sustainable Tourism Indicator, STI) という実践ツールを利用しての課題抽出、目標設定、モニタリング、評価に関する知識、技術を習得する。特に、持続可能な観光世界基準GSTCの日本版として観光庁が開発したJSTS-Dを用い、その活用と実践方法を分析、現場での実践も取り入れ、効果的な地域マネジメントの実際を学ぶ。 GSTC基準は、デスティネーション版と事業者版(ツアー/ホテル)があり、持続可能な観光の世界基準として各国で導入されている。観光庁が開発したJSTS-D(2020.6)はDMOや自治体、各種観光団体でも導入が奨励されており、それを主導する「サステナビリティコーディネーター」の役割が国内外でも注目されている。本演習で習得する知識・技術はコーディネーターの重要な役割の一つとなる。演習課題はJSTS-Dを用いての実際の観光地域、及び持続可能な観光商品の評価を含む。 |
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到達目標 /Course Objectives |
•持続可能な観光地域経営のツール「持続可能な観光指標」の理論と実践を学ぶ。 •地域事例に基づき、観光地域の現状評価、課題設定、取組計画立案を行い、評価する。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
•持続可能性の国際的課題に関するリサーチおよびプレゼンテーション内容 20% •地域課題に関するプレゼンテーション内容 20% •JSTS-Dに基づく地域評価レポート 60% |
教科書 /Textbook |
観光庁 日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D) Spenceley, A. (ed). (2021). Handbook for Sustainable tourism practitioners. The essential toolbox. Routledge(抜粋) Tourism for SDGs (UNWTO) https://www.unwto.org/tourism4sdgs |
参考書・参考文献 /Reference Book |
観光につける薬 島川 崇 同友館 2420円 サステナブルツーリズム 藤稿亜矢子 昇洋書房 2420円 観光再生 村山慶輔 プレジデント社 1980円 ポスト・オーバーツーリズム 阿部大輔 学芸出版社 2750円 観光地経営の視点と実践 公益財団法人日本交通公社 丸善出版 33000円 DMOのプレイス・ブランディング 観光デスティネーションのつくり方 宮崎裕二 学芸出版社 2750円 その他、適宜授業において指示する |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
持続可能な観光地経営の実践や観光におけるサステナビリティの推進に関心のある方の参加を歓迎します。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
授業内(グループワーク)でPCを使用するので、各自持参してください。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
観光地データ分析演習、SNSマーケティング演習 |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
・事前学習:テーマに関する参考資料の事前リサーチ(推定目安時間:2時間) ・事後学習:授業中の論点メモを整理する(推定目安時間:1時間) |
その他連絡事項 /Other messages |
記載事項なし |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
課題について,グループワークで議論し,結果をグループ内で発表する。 |
オフィスアワー /Office Hours |
非常勤講師であるため、授業前後の対応のみとなります。 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
T80025J00019P531 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 1 | 持続可能な観光 | 〜概念の歴史、発展 | PC使用 |
2 | 2 | 持続可能な観光 | 〜世界のトレンド、日本の現状(地域、事業者) | PC使用 |
3 | 3 | エビデンスベースのマネジメント | 基準の詳細、事例、活用方法 | PC使用 |
4 | 4 | A 持続可能なマネジメント(1) | マネジメント組織、ステークホルダー参画、負荷と変化の管理 | PC使用 |
5 | 5 | A 持続可能なマネジメント(2) | PC使用 |
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6 | 6 | B 経済のサステナビリティ(1) | 地域経済への貢献、社会的ウェルビーイングと負荷 | PC使用 |
7 | 7 | B 経済のサステナビリティ(2) | PC使用 |
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8 | 8 | C 社会文化のサステナビリティ(1) | 文化遺産の保護、文化的場所への訪問、市民アクセス | PC使用 |
9 | 9 | C 社会文化のサステナビリティ(2) | PC使用 |
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10 | 10 | D環境のサステナビリティ(1) | 自然遺産の保全、資源マネジメント、廃棄物・排出量管理 | PC使用 |
11 | 11 | D環境のサステナビリティ(2) | PC使用 |
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12 | 12 | FW: 観光地アセスメント(1) | 地域資源、ステークホルダー、デスティネーションプロフィール | PC使用 |
13 | 13 | FW: 観光地アセスメント(2) | 経済、社会文化、環境に関する課題の特定 | |
14 | 14 | FW: 観光地アセスメント(3) | 指標による目標設定、ベンチマーク、モニタリング | PC使用 |
15 | 15 | まとめ:持続可能な観光地域評価 | PC使用 |