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科目一覧へ戻る | 2025/03/31 現在 |
開講科目名 /Course |
観光地データ分析演習/Destination Data Analysis | ||||||||
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時間割コード /Course Code |
T8T10024_T1 | ||||||||
開講所属 /Course Offered by |
観光学研究科(専門職)/Graduate School of Tourism | ||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2025年度/Academic Year 第1クォーター/1Q | ||||||||
曜限 /Day, Period |
火/Tue 4, 火/Tue 5 | ||||||||
開講区分 /Semester offered |
第1クォーター/1Q | ||||||||
単位数 /Credits |
2.0 | ||||||||
学年 /Year |
1,2 | ||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
香月 義之 | ||||||||
授業形態 /Lecture Form |
演習 | ||||||||
教室 /Classroom |
東1号館E1-204キャンパススクエア1/E1-204Campus square1 | ||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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香月 義之 | 観光学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
観光地域マネジメントを的確に推進するためには、観光地域の実態を正確に把握・理解する必要がある。地域の実態の把握・理解は、これまで長年の経験にもとづく勘や経験が重要視されてきたが、急激に変化する現代社会において、過去の経験が足を引っ張るような事態、正しい判断に対して阻害要因となるような事態も懸念されるようになってきている。データ時代と呼ばれる現代社会において、地域の実態を把握・理解するためのデータとしては、観光地域における顧客情報等の業務データや各種の統計データはもちろんのこと、それらに加えて観光地域に関係した閲覧履歴や検索履歴、スマートフォン等から収集される移動履歴、SNS上における書き込みデータ、さらには地域内でしか収集できない現場の状況など、観光地域およびその周囲で日々生成されるデータも想定することができる。これらの観光地域につながるあらゆるデータを組みあわせ、現実の観光地域を観察しているだけではあぶり出せない人・金・情報の動きを可視化することが求められている。 この演習では、マーケットデータ分析の基本すなわちマーケティングリサーチのステップを学ぶところから出発し、観光情報・地域情報等の各種データの基礎的な扱い方・活用例を理解し、観光地における人・金・情報の動きを実際のデータを用いて可視化し分析することを学ぶ。 |
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到達目標 /Course Objectives |
・各種データの収集方法を理解し、各データの特性(歪・バイアス)を理解する。 ・顧客データ、各種統計データの基礎的な扱い方を理解する。 ・観光地に関わるデータを可視化・分析し、観光地の戦略策定に必要な資料にまとめることができる。 これらの能力はこのあと履修する「観光地経営戦略演習」等に必要な能力である。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
授業の準備状況および発言等の参加状況(50%)、最終レポート(50%)をもって総合的に評価する。 |
教科書 /Textbook |
星野崇宏、上田雅夫『マーケティングリサーチ入門』有斐閣、2018年。ISBN978-4-641-22116-1 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
参考書・参考資料等については必要に応じて適宜紹介します。 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
授業ではグループディスカッションや発表を行います。授業内での積極的な発言を求めます。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
授業はハイブリッドで実施します。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
持続可能な観光指標分析演習、SNSマーケティング演習、観光地経営戦略演習 |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
授業計画に沿って、予習1時間と復習1時間を行ってください。さらに、授業内容に関連する課題に関する調査・考察を含めて、毎回の授業ごとに自主的学修を求めます。 |
その他連絡事項 /Other messages |
記載事項無し |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
授業ではグループディスカッションやプレゼンテーションを実施する。 【「アクティブ・ラーニング」実施要項⑤、⑧、⑩】 |
オフィスアワー /Office Hours |
随時OKですが、出張等で不在の場合があります。事前メール予約を推奨します。 香月研究室 katsuki@wakayama-u.ac.jp |
科目ナンバリング /Course Numbering |
T07095J00019P531 |
実務経験 /Practical Experience |
有 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 1回目 | 観光地の課題とデータ分析ー分析対象の明確化ー | 観光地の課題の例示と、マーケティング・リサーチの定義、必要性について | ハイブリッド |
2 | 2回目 | データ分析の進め方-調査からデータの取りまとめまで- | リサーチを進める際に必要な基礎知識について | ハイブリッド |
3 | 3回目 | リサーチの品質と誤差-測定の妥当性- | 測定の妥当性、信頼性について | ハイブリッド |
4 | 4回目 | リサーチデザインとデータ形式-調査目的に応じたデザインと必要なデータ種別・形式- | リサーチの目的とリサーチデザインについて | ハイブリッド |
5 | 5回目 | リサーチ対象の選定-調査目的に適した対象とサンプルサイズ- | 調査対象の選択やサンプルサイズについて | ハイブリッド |
6 | 6回目 | 質的調査とは-定義・種類と分析- | 質的調査の定義や種類について | ハイブリッド |
7 | 7回目 | 量的データ-収集と調査方法- | 量的調査の定義や種類について | ハイブリッド |
8 | 8回目 | 量的データ-単純集計から分析まで- | データの前処理、単純集計などの解説を行い、解析方法の例を説明する | ハイブリッド |
9 | 9回目 | 集めるデータと集まるデータ | データ収集に関するディスカッション | ハイブリッド |
10 | 10回目 | 各種統計-観光地データの概要・限界と各種統計データの利活用- | 国・地方自治体が発表する観光統計等の概要、特徴について | ハイブリッド |
11 | 11回目 | RESASなど動態データの利活用 | Resasの内容、操作、個別データについて | ハイブリッド |
12 | 12回目 | 観光地データの可視化と分析-量的データと質的データの併用- | 分析方法と使用データや分析の事例など | ハイブリッド |
13 | 13回目 | 分析結果の可視化 | 分析結果の取りまとめについて(事例など) | ハイブリッド |
14 | 14回目 | 観光地の課題と原因分析 | 観光地の課題の原因と説明変数についての例示とディスカッション | ハイブリッド |
15 | 15回目 | まとめ | ハイブリッド |