シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/09/09 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
観光地域マネジメントの潮流/Current Trends in Destination Management
時間割コード
/Course Code
T8T10023_T1
開講所属
/Course Offered by
観光学研究科(専門職)/Graduate School of Tourism
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第1クォーター/1Q
曜限
/Day, Period
金/Fri 3
開講区分
/Semester offered
前期/the former term
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2
主担当教員
/Main Instructor
松田 敏幸
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
西2号館E205/E205
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
観光学研究科(専門職) DP4 データ分析に基づく戦略的意思決定能力 10

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
松田 敏幸 観光学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
日本各地におけるこれまでの観光地域マネジメントの事例を俯瞰し、成功事例と失敗事例の分析を通じてマネジメントの手法とこれからのあり方を学ぶ。日本各地はこれまで多くの観光客を受け入れてきた。多くの人々が訪れる参詣地とそれに伴って土産物を販売する門前町。または温泉を中心に旅館が形成された温泉街。これらの観光地域の形成から、昭和の終わりの頃に盛んとなったリゾート開発、そして現在求められる観光まちづくりの考え方。これらの事例は国策に基づいた民間や地方行政の方針によって生まれたものも多く、このメカニズムを理解した上で、事例の背後にあるガバナンスの流れを読み解くことが必要となる。この授業では観光地域マネジメントの歴史を踏まえた上で、近代以降の成功事例と失敗事例を紹介しながら、観光地域マネジメントに必要な視点を学ぶ。また、現在の観光地域マネジメントに重要とされるデータ分析の導入として、それらを活用することが必要である根拠としてデータ分析を用いた成功事例とデータに依存し失敗した例などを示し、データと戦略の関係についても学ぶ。
到達目標
/Course Objectives
観光地域マネジメントには、制度的仕組・具体的な表現方法・手法や視点などの実際の事例を踏まえ、そのマネジメントを俯瞰して検証する能力と、データ分析の概要を理解し、そのデータ活用により戦略的に意思決定を行う能力が必要となる。本授業では、これらの一連の流れを、実際の事例について根拠となる理論に基づき検証し、成功・失敗事例の特徴や原因の把握を通じて、その重要性を理解する。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
ディスカッションへの参画状況およびその内容の評価(50%)、授業レポート(50%)をもって総合
的に評価する。
教科書
/Textbook
特に指定しない。必要な資料は授業内で配布。
参考書・参考文献
/Reference Book
必要に応じて適宜紹介します。
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
授業ではグループディスカッションや発表を行います。授業内での積極的な発言を求めます。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
記載事項なし
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
観光地経営戦略演習
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
授業計画に沿って、予習と復習を行ってください。
その他連絡事項
/Other messages
記載事項なし
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
記載事項なし
オフィスアワー
/Office Hours
金曜2限、松田研究室。
事前メール予約推奨。
tmatsuda@wakayama-u.ac.jp
科目ナンバリング
/Course Numbering
T80025J00019P531
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 1回目 観光地域マネジメントの概念 観光地域マネジメントの基本的考え方について
2 2回目 観光地の成り立ちと観光地域マネジメントの歴史 観光地域マネジメントの経緯について
3 3回目 行政の進める観光地域マネジメント 国と地方の関係 政策としての観光地域マネジメントについて
4 4回目 民間主導の観光地域マネジメント 行政との関係 産業としての観光地域マネジメントについて
5 5回目 観光地域マネジメントにおける計画の実例 DMO形成確立計画など観光に関する計画を俯瞰
6 6回目 観光地域マネジメントの手法(1)経験値活用の理論と実際 経験値活用の考え方と実例について
7 7回目 観光地域マネジメントの手法(2)EBPM・データ分析活用の理論 政策評価・EBPM・データ活用について
8 8回目 観光地域マネジメントの手法(3)EBPM・データ分析活用の実際(3)EBPM・データ分析活用の実際 政策評価・EBPM・データ活用について
9 9回目 観光地域マネジメントの視点(1)時間軸による分類(長期・短期) DMO形成確立計画を俯瞰
10 10回目 観光地域マネジメントの視点(2)エリアによる分類(単独・広域) DMO形成確立計画を俯瞰
11 11回目 グループワーク:事例分析による成功と失敗 手法によるもの 事例を基にしたグループワーク
12 12回目 グループワーク:事例分析による成功と失敗 視点によるもの 事例を基にしたグループワーク
13 13回目 和歌山圏域における観光地域マネジメントの事例 和歌山圏域のDMOの事例について
14 14回目 他の地域における観光地域マネジメントの事例 和歌山以外の地域にDMOの事例について
15 15回目 発表:観光地域マネジメントの成功・失敗とその原因・対応 事例を基にした発表

科目一覧へ戻る