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科目一覧へ戻る | 2025/03/31 現在 |
開講科目名 /Course |
観光資源と地域コミュニティ/Tourism Resources and Local Societies | ||||||||||
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時間割コード /Course Code |
T8T10018_T1 | ||||||||||
開講所属 /Course Offered by |
観光学研究科(専門職)/Graduate School of Tourism | ||||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2025年度/Academic Year 第3クォーター/3Q | ||||||||||
曜限 /Day, Period |
月/Mon 5 | ||||||||||
開講区分 /Semester offered |
後期/the latter term | ||||||||||
単位数 /Credits |
2.0 | ||||||||||
学年 /Year |
1,2 | ||||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
大浦 由美/OURA Yumi | ||||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | ||||||||||
教室 /Classroom |
東1号館E1-207キャンパススクエア2/E1-207Campus square2 | ||||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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大浦 由美/OURA Yumi | 観光学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
従来から、観光は地域活性化の有効な手段として位置づけられてきた。近年、観光立国政策の下で、より積極的な観光振興政策が進められるなかで、グローバル化の進展による地域経済の衰退や少子高齢化に悩む地域においては、地域の様々な資源を「発見」し、観光資源として開発・活用して新たな価値創造に取り組んでいる。 その一方で、観光は必ずしも地域に良い影響を与えるだけではない。2010年代後半に顕在化した「オーバーツーリズム」現象はその典型であり、とりわけ、生活空間の侵害やゴミ問題などの外部不経済の影響を被る生活者の地域コミュニティと深刻な対立を生じさせることがある。さらに、農村空間の景観などの主要な構成要素は、旧来的な地域コミュニティによる農林業等の営みによって形成されているが、近代化や大都市への人口集中によってコミュニティ自体も大きく変質しており、担い手の喪失により観光資源としての価値の維持管理が危ぶまれるケースもある。 この科目では、地域資源を活用した地域観光の歴史的展開を踏まえ、持続可能な観光地域づくりの重要なステークホルダーである地域コミュニティと観光推進組織との協働的関係性構築に関わる理論と実践を理解し、地域観光運営において必要な視座を修得することを目標とする。 |
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到達目標 /Course Objectives |
・地域資源としての観光資源の特性とともに、地域コミュニティの権利と役割を理解する。 ・地域コミュニティを取り巻く現状と課題を理解するとともに、ケーススタディを通じて観光地域マネジメン トにおける地域コミュニティとの協働的関係性構築のあり方を構想する力を身につける。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
授業内での発表と議論への参画状況(ミニレポート)(30%)と最終レポート(70%)によって評価する。最終レポートは、①適切な事例の設定(10点)、課題に対する理解度・論理的思考(50点)、講義内容の理解(10点)の3つの観点から70点満点で評価する。 それぞれの成績評定は次の区分で行う。3つの合計で60%以上の点を獲得した学生に単位を認定する。 S:とても優秀である(90〜100%) A:優秀である(89〜80%) B:望ましい水準に達している(79〜70%) C:おおむね水準に達している(69〜60%) 不可:水準に達していない(60%未満) |
教科書 /Textbook |
特になし。参考書・マニュアルは必要に応じて紹介する。 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
必要に応じて適宜紹介します。 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
ミニレポート等の課題の提出に遅れのないように注意してください。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
観光動向に関するニュースや新聞、雑誌記事等に目を通すことを心がけてください。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
地域と自然のストーリー |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
授業計画に沿って、予習と復習をあわせて2時間程度行ってください。さらに、授業内容に関連する課題に関する調査・考察を含めて、毎回の授業ごとに自主的学修を求めます。 |
その他連絡事項 /Other messages |
記載事項無し |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
授業の録画を視聴することで理解を深めることができる。また、適宜、ミニレポートの内容を元に授業内容の振り返りを行うことを通じて、学修進展の状況や到達レベルを把握できるようにする。 【「アクティブ・ラーニング」実施要項⑪】 |
オフィスアワー /Office Hours |
教員が指定する時間 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
T80025J01109P521 |
実務経験 /Practical Experience |
無 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 1回目 | 観光資源と地域コミュニティ(1) | 資源一般と地域資源、地域資源としての観光資源の特徴 | ハイブリッド |
2 | 2回目 | 観光資源と地域コミュニティ(2) | 地域コミュニティの変容、観光と生活の近接と問題点 | ハイブリッド |
3 | 3回目 | 観光資源と地域コミュニティ(3) | 地域開発政策の変遷と観光開発① | ハイブリッド |
4 | 4回目 | 観光資源と地域コミュニティ(4) | 地域開発政策の変遷と観光開発② | ハイブリッド |
5 | 5回目 | コモンズ論と観光地域マネジメント(1) | 地域資源管理システムとしてのコモンズと現代的意義 | ハイブリッド |
6 | 6回目 | コモンズ論と観光地域マネジメント(2) | コモンズ論からみる観光地域マネジメント① | ハイブリッド |
7 | 7回目 | コモンズ論と観光地域マネジメント(3) | コモンズ論からみる観光地域マネジメント② | ハイブリッド |
8 | 8回目 | 持続可能な観光地域づくりと地域コミュニティ(1) | オルタナティブ・ツーリズムの潮流 | ハイブリッド |
9 | 9回目 | 持続可能な観光地域づくりと地域コミュニティ(2) | コミュニティ・ベースド・ツーリズムの概念と特徴 | ハイブリッド |
10 | 10回目 | 持続可能な観光地域づくりと地域コミュニティ(3) | 日本における内発型地域づくりの理論と実践① | ハイブリッド |
11 | 11回目 | 持続可能な観光地域づくりと地域コミュニティ(4) | 日本における内発型地域づくりの理論と実践② | ハイブリッド |
12 | 12回目 | ケーススタディ(1) | 自然資源を活用したツーリズムと地域コミュニティ | ハイブリッド |
13 | 13回目 | ケーススタディ(2) | 人文資源を活用したツーリズムと地域コミュニティ | ハイブリッド |
14 | 14回目 | ケーススタディ(3) | 生活空間ツーリズムと地域コミュニティ | ハイブリッド |
15 | 15回目 | まとめ | 総合討論 | ハイブリッド |