シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/09/09 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
地域と自然のストーリー/Destination and Nature Narratives
時間割コード
/Course Code
T8T10010_T1
開講所属
/Course Offered by
観光学研究科(専門職)/Graduate School of Tourism
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第4クォーター/4Q
曜限
/Day, Period
火/Tue 2
開講区分
/Semester offered
第4クォーター/4Q
単位数
/Credits
1.0
学年
/Year
1,2
主担当教員
/Main Instructor
大浦 由美/OURA Yumi
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
西2号館E208/E208
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
観光学研究科(専門職) DP2 地域価値の創造実現能力 6
観光学研究科(専門職) DP3 地域社会との協働的関係性構築能力 4

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
富田 晃彦/Tomita Akihiko 教育学部(教員)
中島 敦司 システム工学部(教員)
大浦 由美/OURA Yumi 観光学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
地域にある自然・環境は、代表的な観光資源として用いられることが多い。自然は私達に恩恵を与えてくれる一方で災害も与える。また、自然は私達人類の経済活動に対して脆弱である。このような状況で私たちは自然と共生していく姿勢を理解することが求められる。本授業では、このような自然と人類との関係、その共生の姿勢について和歌山の海・山・空の自然を例に学び、その共生から生まれてきた文化資源についての理解を通じて「地域と自然のストーリー」を創造するための基盤となる考え方を修得する。
 授業は講義形式とゼミナール形式で行い、毎回の講義で事前に出された課題について発表を行い、それらをもとに議論をする。
到達目標
/Course Objectives
地域固有の景観が生まれてきた背景には自然との共生があることを理解し、それらをストーリーとして紡ぐことで地域が潜在的に有する観光資源を具現化する力を修得する。また、自然の脅威と脆弱さを理解し、長期にわたってリスク管理と環境保護をすることで持続可能な地域の観光資源とする必要性も同時に理解する。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
海・山・空の3回の発表における具体的なストーリーについてのプレゼンテーション内容(50%)と最終レポートとして、和歌山地域をテーマにした新しいストーリーについてのレポート(50%)によって総合的に評価する。
教科書
/Textbook
授業内で資料を配布する。
参考書・参考文献
/Reference Book
必要に応じて適宜紹介します。
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
記載事項なし
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
記載事項なし
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
地域と文化のストーリー
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
授業計画に沿って、予習と復習を行ってください。
その他連絡事項
/Other messages
記載事項なし
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
記載事項なし
オフィスアワー
/Office Hours
各教員が定める時間
科目ナンバリング
/Course Numbering
T80014J01109P511
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 1回目 ガイダンス:この授業で理解する自然とは(大浦由美・中島敦司・富田晃彦) ここで扱う自然は、人類と共生することで形作られる文化的ストーリーを持つものであることと定義し、その脆弱さと持続可能性の難しさを理解する。
2 2回目 海のストーリー、和歌山を事例に(中島敦司) 和歌山や紀伊半島の「海」は、山地から海へとつながる自然、特に温暖で多雨な気候が作り上げた森林から
海岸につながる森林〜農地〜沿岸自然の美しい景観と多様な生物多様性が作り出していることを紹介し、海の新たなストーリーを紡ぐための基礎知識を与える。
3 3回目 海のストーリーについての発表と議論(中島敦司) 前回の講義内容を活用し,海の価値の再発見に繋がるストーリーを考案し,プレゼンテーションする。
4 4回目 山のストーリー、和歌山を事例に(大浦由美) 和歌山は古来より「木の国」とも称されてきたように、豊富な森林資源に恵まれている。この講義では、当地の林業や紀州備長炭生産などの林産物利用の歴史や文化を紹介し、これらの現代的な価値をストーリーとして紡ぐための基礎知識を与える。
5 5回目 山のストーリーについての発表と議論(大浦由美) 前回の講義内容を活用し,山(森)の価値の再発見に繋がるストーリーを考案し,プレゼンテーションする。
6 6回目 空のストーリー、和歌山を事例に(富田晃彦) 和歌山には中世の精神的な宇宙(高野・熊野)、平成の公開天文台建設による星空観光、令和のロケット射場による宇宙観光と宇宙関係の資源が多数ある。これらを紹介することで空のストーリー創りのヒントを与える。
7 7回目 空のストーリーについての発表と議論(富田晃彦) 前回の講義内容を活用し,空の価値の再発見に繋がるストーリーを考案し,プレゼンテーションする。
8 8回目 自然と人類の共生(大浦由美・中島敦司・富田晃彦) 学生が紡いだストーリーから、それぞれの海・山・空の間をつなぐストーリーを見出し、それらを周遊できる観光資源に活用するために必要なハード・ソフトについて議論する。

科目一覧へ戻る