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科目一覧へ戻る | 2024/09/09 現在 |
開講科目名 /Course |
観光地エスノグラフィー/Destination Ethnography | |||||||||
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時間割コード /Course Code |
T8T10004_T1 | |||||||||
開講所属 /Course Offered by |
観光学研究科(専門職)/Graduate School of Tourism | |||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 第2クォーター/2Q | |||||||||
曜限 /Day, Period |
水/Wed 2 | |||||||||
開講区分 /Semester offered |
第2クォーター/2Q | |||||||||
単位数 /Credits |
1.0 | |||||||||
学年 /Year |
1,2 | |||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
木川 剛志/KIGAWA Tsuyoshi | |||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | |||||||||
教室 /Classroom |
西2号館E209/E209 | |||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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木川 剛志/KIGAWA Tsuyoshi | 観光学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
観光地域には様々な立場の人々が存在し、それぞれの役割が複雑に交差し、地域社会を構築している。このような地域社会を理解するには、地域に深く関わって参与することが必要となる。 このように地域社会内部に入り込むことによってコミュニケーションを重ね、協働的関係を構築する手法を、理論的背景と実例を通じて学ぶ。 その地域の深層を抽出する手法として、本授業では特に“ドキュメンタリー映像・映画”“観光映像”を教材として扱い、授業内において議論を重ねることによって、より深く観光地域を理解する。 |
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到達目標 /Course Objectives |
・エスノグラフィー、ドキュメンタリー性の理論背景を学習し、観光地域の潜在的な観光資源を見つける手法、その意味を理解している。 ・潜在的観光資源を顕在化するドキュメンタリー映画の手法について理解している。 ・これらの学習を身につけ、観光地域の潜在的魅力の抽出方法やその価値について議論することができる。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
授業における学習状況・発言状況(50%)とレポート(50%)によって総合的に評価する。 それぞれの成績評定は次の区分で行う。 S:とても優秀である(90〜100%) A:優秀である(89〜80%) B:望ましい水準に達している(79〜70%) C:おおむね水準に達している(69〜60%) 不可:水準に達していない(60%未満) |
教科書 /Textbook |
授業内で資料を配布する。 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
授業内で資料を配布する。 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
記載事項なし |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
記載事項なし |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
観光地プロデュース |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
毎回のディスカッションペーパーの課題に沿って、授業の復習を行うこと。また、授業内で次回に学ぶことは指示するので、しっかりと予習しておいておくこと。 |
その他連絡事項 /Other messages |
記載事項なし |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
記載事項なし |
オフィスアワー /Office Hours |
火曜日の2限 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
T62004J01109P511 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 1 | 観光地域のエスノグラフィー:その理論的背景 | エスノグラフィーの中では参与観察も行われる。これは研究対象となる社会の内部に入り込み、内部から研究調査を行う手法である。このような手法も含めて地域とコミュニケーションを取り、地域の潜在的可能性を見出す方法を、実例を交えて解説する。 | |
2 | 2 | ドキュメンタリー映像、観光映像から読めること | ドキュメンタリー映像、観光映像は地域社会を映像で描いたものであり、それらの映像にもエスノグラフィーの手法が用いられることもある。映像の分析とともに観光地域について考える。 | |
3 | 3 | 地域住民の生活と観光について | 観光地域の潜在的な観光資源として、住民の生活、生活の場が挙げられる。このような日常の場をどのように見出すのか、住民との交流によって見つける手法について学ぶ。 | |
4 | 4 | 観光映像の真偽性 | 観光映像は、観光地域の観光資源を紹介する映像である。そしてそれは旅行者に届ける映像であり、住民が見る世界とは異なることがある。真偽性を議論し、住民と観光客の間のコミュニケーションについて議論する。 | |
5 | 5 | ドキュメンタリー性とは何か | ドキュメンタリー映像は広告映像と違い、真実性を伴った映像と考えられる。しかし、広告映像にも観光映像にもドキュメンタリー性が含められることもある。その意味と効果について論じる。 | |
6 | 6 | 観光資源を顕在化すること | 観光地を開発する際には、潜在的な観光資源をどのように見出すか、が大切なこととなる。しかし、潜在的なものを外に出すことは、住民の生活をおびやかすこともある。この関係について議論する。 | |
7 | 7 | 観光資源の社会的価値を問う | 観光地における資源は多くの場合は経済的価値へと展開される。しかし、住民のコミュニティーにおいては社会的価値が重視されることが多い。この視点において観光資源がいかに社会的価値につながるか、を考える。 | |
8 | 8 | まとめ | 1-7で学んだことを受講者で討論し、さらなる理解を進める。 |