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科目一覧へ戻る | 2024/09/09 現在 |
開講科目名 /Course |
観光倫理と持続可能性/Tourism Ethics and Sutainability | ||||||
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時間割コード /Course Code |
T8T10002_T1 | ||||||
開講所属 /Course Offered by |
観光学研究科(専門職)/Graduate School of Tourism | ||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 第1クォーター/1Q | ||||||
曜限 /Day, Period |
水/Wed 3 | ||||||
開講区分 /Semester offered |
第1クォーター/1Q | ||||||
単位数 /Credits |
1.0 | ||||||
学年 /Year |
1,2 | ||||||
主担当教員 /Main Instructor |
加藤 久美/KATO Kumi | ||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | ||||||
教室 /Classroom |
西2号館E208/E208 | ||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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加藤 久美/KATO Kumi | 観光学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
観光は国際的な基幹産業となると同時に、気候変動や来訪地の混雑など、その環境、社会的負荷が課題となってきた。国連世界観光機関(UNWTO)の「世界観光倫理(GCET)」では、観光で守られるべき基本的理念が10の原則として謳われてきたが、2030年までの国際目標であるSDGsへの意識が高まり、脱炭素目標などが具体化する今日、観光においてもその実践的対応が喫緊の課題となってきている。2021年11月に発表された「観光における気候変動に関するグラスゴー宣言」にもある気候変動や多様な環境危機への対策、また、飢餓や貧困の軽減、多様性やディーセントワークの推進により、豊かな持続可能性な社会を築くこと、経済活動としての「利益」(profit)は事業者や来訪者のみならず、地域、環境、コミュニティーも含めた総合的な「豊かさ」(prosperity)につながるべきであること、これらの意識は、今や観光地域経営に関わる全ての人材に求められる。この科目では、環境・社会的倫理を含む「持続可能な観光地域経営」の基本理念となる「サステナビリティー」概念の歴史的成立をたどり、理論とその実践、さらにモニタリングツールなどの具体的手法を学ぶ。バックキャスティングによるミッションやビジョンの策定、具体的な目標や戦略の立て方、各自が選択した観光地域のプロフィール作成(DP)、ビジョンに基づく戦略形成、「持続可能な観光指標(STI)」など具体的ツールの活用によるモニタリングや評価方法などを含む。各事業のサステナビリティ向上だけでなく、サプライチェーンや社会全体としての構想を持つために視野、知見を拡充していく。 |
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到達目標 /Course Objectives |
•持続可能性、持続可能な観光、観光地域に関する基本理念を理解し、理念に基づいた「観光地域経営」の実践的方法論を学ぶ。 •来訪地域、事業者、来訪者など多様な視点から、地域のあるべき姿を描き、バックキャスティングによる目標設置や具体的な評価・モニタリングツールなどの有効性についても学ぶ。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
各回の講義中のディスカッションペーパー(30%)、各回の小レポート(30%)に加えて、最終課題として具体的な地域をケースとした評価(JSTS-D/STARs使用)、プレゼン内容(40%)をもとに総合的に評価する。 |
教科書 /Textbook |
特に定めない。 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
Dieke, P., King, B., & Sharpley, R. (Eds). Tourism in Development. CABI. 持続可能な観光ガイドライン(観光庁) https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001350849.pdf UN Sustainable Development Goals https://sdgs.un.org/goals 観光倫理憲章 https://unwto-ap.org/wp-content/uploads/2021/06/GCET2021_H.pdf STARs (Sustainable Tourism Assessment & Review system) https://sustourism.net |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
記載事項なし |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
記載事項なし |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
持続可能な観光指標演習 |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
授業計画に沿って、予習と復習を行ってください。 |
その他連絡事項 /Other messages |
記載事項なし |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
記載事項なし |
オフィスアワー /Office Hours |
教員が定める時間 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
T80024J10009P511 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 1回目 | 持続可能性理念 | Only one earthからSDGsへ | |
2 | 2回目 | 持続可能な観光に向けてのビジョン1 | 世界観光倫理憲章(GCET)など | |
3 | 3回目 | 持続可能な観光に向けてのビジョン2 | 持続可能な地域のあり方と観光の役割・課題 | |
4 | 4回目 | 持続可能な観光地域マネジメント1 | 世界のトレンドを先行事例から学ぶ | |
5 | 5回目 | 持続可能な観光地域マネジメント2 | 多様なステークホルダーの視点 | |
6 | 6回目 | 持続可能な観光地域マネジメント3 | モニタリング、アセスメントツール | |
7 | 7回目 | 持続可能な観光地域 | ブランディング、マーケケットアクセス | |
8 | 8回目 | まとめ |