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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/04/02 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
観光まちづくり研究A/Destination Planning Research A
時間割コード
/Course Code
T2T10132_T1
開講所属
/Course Offered by
観光学研究科(前期)/Graduate School of Tourism
ターム・学期
/Term・Semester
2025年度/Academic Year  第1クォーター/1Q
曜限
/Day, Period
月/Mon 3
開講区分
/Semester offered
前期/the former term
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2
主担当教員
/Main Instructor
永瀬 節治/NAGASE Setsuji
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
東1号館E1-204キャンパススクエア1/E1-204Campus square1
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件年度
/Required Year
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
2023/04
~9999/04
観光学研究科(前期) 高度な専門性と研究力 6
地域への関心とグローバル視点 4

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
永瀬 節治/NAGASE Setsuji 観光学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
今世紀に入り、「観光まちづくり」という言葉が全国で普及しつつあるが、本来「観光」と「まちづくり」は指向するものが異なる。すなわち、後者が住民の生活環境の向上を追求するものであるのに対し、前者は地域資源を利用しながら、来訪者が満足するサービスや体験を提供することに主眼が置かれる。一方で、ライフスタイルや価値観の多様化とともに、旅行形態はマスツーリズムから個人旅行へ、定番の名所見物から地域に密着した体験型観光へと広がりを見せている。また、人口減少時代を迎える中で、「交流人口」や「関係人口」を手がかりにした地域再生手法が着目され、多様な地域資源を活かしながら、地域と来訪者との新たな関係性を育むさまざまな試みが、各地で積み重ねられている。本講義は、地域の歴史や生活文化・産業等に関わる地域資源が、都市計画やまちづくりの中で観光といかに結びつき、「観光まちづくり」の動きをもたらしてきたのか、また現在の取り組みがどのような意義と課題を有しているのかを、近代以降の歴史的展開を把握することで、俯瞰的に理解しようとするものである。
到達目標
/Course Objectives
観光と都市計画・まちづくりの発展の経緯と相互の結びつきを把握するなかで、現代の観光まちづくりの可能性を洞察するためのするための思考力を身につける。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
計5回の課題に対する成果物について、課題内容に対する理解度や達成度を総合的に評価する。
※いずれもパワーポイントによる。配分は各回20%。
教科書
/Textbook
特に指定しない。
参考書・参考文献
/Reference Book
西村幸夫編著(2009)『観光まちづくり:まち自慢からはじまる地域マネジメント』学芸出版社
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
本講義は旧「観光地域研究A」の内容を拡充・再編したものである。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
特になし
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
特になし
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
本授業の授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間(各回の課題に取り組む時間を含む)を行うこと。さらに、日頃から観光まちづくりに関する報道等の情報に積極的に接するとともに、講義で得た考え方は、参考書『観光まちづくり』を適宜参照しながら理解を深め、課題の成果物に活かすための自主的学修を求める。講義時間外にもさまざまな情報収集を通じて思考を深めることを推奨する。
その他連絡事項
/Other messages
講義の内容・スケジュールは一部変更する場合がある。
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
日頃から観光を支える地域の取り組み、観光が地域社会に与える影響について、報道や現地での情報に積極的に触れておくことが、授業の理解に役立ちます。
オフィスアワー
/Office Hours
火曜日12:30~13:00 西4号館205室 ※可能な限り事前にメール(snagase@wakayama-u.ac.jp)等により事前予約を行うこと。
科目ナンバリング
/Course Numbering
T80025J10199D521
実務経験
/Practical Experience
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考(担当)
/Notes
1 4/14(月) ガイダンス:観光とまちづくり 講義
2 4/21(月) 都市・集落の成り立ちとかたち 講義
3 4/28(月) 【課題発表1】都市・地域の歴史性の観光資源化をどのように捉えるか? 発表と議論
4 5/12(月) 近代の観光と都市計画の歩み(1) 講義
5 5/19(月) 近代の観光と都市計画の歩み(2) 講義
6 5/26(月) 【課題発表2】近代の観光開発は地域にどのような影響を与えたか? 発表と議論
7 6/2(月) 戦災復興と戦後の都市計画・地域開発 講義
8 6/9(月) まちづくりの胎動 講義
9 6/16(月) 【課題発表3】住民主体のまちづくりと観光はどのように関係し得るか? 発表と議論
10 6/23(月) 中心市街地の再生 講義
11 6/30(月) 都市再生とエリアマネジメント 講義
12 7/7(月) 【課題発表4】現代の都市観光に期待されるものは何か? 発表と議論
13 7/14(月) 景観、歴史文化を活かしたまちづくり 講義
14 7/23(水) 「持続可能な観光」と観光まちづくり 講義
15 7/28(月) 【課題発表5】「生きた遺産」における持続可能な観光のあり方とは? 発表と議論

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