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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/04/02 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
観光ケーススタディ特論/Tourism Case-Studies
時間割コード
/Course Code
T2T10121_T1
開講所属
/Course Offered by
観光学研究科(前期)/Graduate School of Tourism
ターム・学期
/Term・Semester
2025年度/Academic Year  第3クォーター/3Q
曜限
/Day, Period
水/Wed 2
開講区分
/Semester offered
後期/the latter term
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2
主担当教員
/Main Instructor
竹林 明/TAKEBAYASHI Hajime
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
東1号館E1-207キャンパススクエア2/E1-207Campus square2
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件年度
/Required Year
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
2023/04
~9999/04
観光学研究科(前期) 高度な専門性と研究力 6
協働性と倫理性 2
地域への関心とグローバル視点 2

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
竹林 明/TAKEBAYASHI Hajime 観光学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
ケーススタディの方法論に関する文献を輪読する。
ケーススタディは観光研究においてもアプローチとして取り組みやすく多数採用されている。取り組みやすい反面、リサーチ戦略が十分でない場合、科学的精緻性に欠け、時として遠足の感想文のようになってしまうとい脆弱性を有する。
本講義では、観光学でよく採用されるケース・スタディについてその精緻化に必要なリサーチ戦略について文献購読を通じて理解を深めていく。
到達目標
/Course Objectives
ケーススタディにおけるリサーチ戦略を理解し、実際のケーススタディに活用できるようになる。
既存のケーススタディについて論評する。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
講義での報告内容、最終レポートを総合して評価する。
教科書
/Textbook
ロバート・K・イン著・近藤公彦 訳(2011)『[新装版]ケース・スタディの方法(第2版)』千倉書房、ISBN978-4-8051-0977-9、3,850円
参考書・参考文献
/Reference Book
記載事項なし
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
テキストを熟読したうえで、既存のケーススタディ論文をとりあげ、論評を行っていただきます。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
日本語で専門書を読む能力。
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
記載事項なし
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
各自各章のサマリーを作成する。
その他連絡事項
/Other messages
記載事項なし
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
実際のケーススタディ論文を方法論の視点から精読する。
アクティブラーニング実施要項⑧
オフィスアワー
/Office Hours
水曜日1230-1300
科目ナンバリング
/Course Numbering
T80024J11199D511
実務経験
/Practical Experience
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考(担当)
/Notes
1 1 講義概要 輪読する書籍についての概要の説明
講義の意図と進め方について説明
2 2 リサーチ戦略としてのケーススタディ1 リサーチを実施する上でケーススタディを採用するために必要な基礎知識について
3 3 リサーチ戦略としてのケーススタディ2 ケーススタディと他のリサーチ戦略比較
異なったタイプのケーススタディについて
4 4 ケーススタディの設計1 ケーススタディの一般的アプローチについて
5 5 ケーススタディの設計2 リサーチ設計の質を判断する基準
ケーススタディをデザインする
6 6 ケーススタディの実施1 ケーススタディに必要なスキル
ケーススタディを行うために必要なトレーニングについ
7 7 ケーススタディの実施2 ケーススタディプロトコールについて
パイロット・ケーススタディについて
8 8 ケーススタディの実施3 エビデンスの収集について
エビデンス源について
9 9 ケーススタディの実施4 データ収集の3原則について
10 10 ケーススタディのエビデンスの分析1 一般的な分析戦略
主要な分析方法
11 11 ケーススタディのエビデンスの分析2 主要でない分析方法
質の高い分析を求めて
12 12 ケーススタディ・リポートの作成1 ケーススタディの読み手について
ケーススタディ作成の種類
13 13 ケーススタディ・リポートの作成2 ケーススタディ作成の例示的構造
ケーススタディリポートの実施
模範的ケーススタディとは
14 14 ケーススタディ論文の論評 任意のケーススタディ論文を取り上げ論評を試みる
15 15 終わりに ケーススタディと単なるサーベイ(事例紹介・実態調査)との違いを認識し、質の高いケーススタディについて確認する。

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