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科目一覧へ戻る | 2025/04/02 現在 |
開講科目名 /Course |
量的研究方法演習/Quantitative Research Methods | ||||||||||
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時間割コード /Course Code |
T2T10117_T1 | ||||||||||
開講所属 /Course Offered by |
観光学研究科(前期)/Graduate School of Tourism | ||||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2025年度/Academic Year 第3クォーター/3Q | ||||||||||
曜限 /Day, Period |
水/Wed 3 | ||||||||||
開講区分 /Semester offered |
第3クォーター/3Q | ||||||||||
単位数 /Credits |
1.0 | ||||||||||
学年 /Year |
1,2 | ||||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
佐々木 啓 | ||||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義・演習 | ||||||||||
教室 /Classroom |
東1号館E1-204キャンパススクエア1/E1-204Campus square1 | ||||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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佐々木 啓 | 観光学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
【授業の概要】 ◆この授業では,観光研究のうち量的データを扱うための方法論について学ぶ。また,実際に手を動かしながらデータ収集,加工,分析という各プロセスを体験する。 ◆具体的には,公的統計等のデータを利活用したEBPM(エビデンスに基づく政策立案)および,この土台となる回帰分析,SWOT分析,産業連関分析,費用便益分析,差と差の分析について学ぶ。 ◆これは,観光分野における学術研究,社会調査,(観光地)経営戦略の策定,政策評価などにおいても重要なものでもある。 ※なお,アンケートについては本科目では扱わない(「履修を推奨する関連科目」参照のこと)。 【授業のねらい】 ◆観光研究のうち,量的データを取り扱うものについて,知識と経験を得ること。 ◆本科目の学修成果は,修士論文・専門研究等の土台となるため,これらに取り組む際の助けとなる。とくに,本学が掲げる観光の3分野のうち,地域再生に関心のある学生には有用な内容となっている。 |
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到達目標 /Course Objectives |
観光研究のうち,量的データを取り扱うものについて,適切に取り組むことができる。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
レポート100%。ただし,授業への参加状況などによって加減点措置を行う場合がありうる。 ◆レポートは,論文に準じた体裁で作成し,提出を求める。詳細は授業内で指示する。 |
教科書 /Textbook |
地域データ分析入門(編著者:林宜嗣,林亮輔,出版社:日本評論社,ISBN:978-4535559479,定価:3,200円+税) |
参考書・参考文献 /Reference Book |
◇jamovi完全攻略ガイド(著者:芝田征司,Web上で無償公開されている) ◇回帰分析から学ぶ計量経済学(著者:山澤成康,出版社:オーム社,ISBN:978-4274231254,定価:2,900+税) ◇統計学入門(著者:阿部真人,出版社:ソシム,ISBN:978-4802613194,定価:2,500円+税 ) ◇地域政策の経済学(編著者:林宜嗣,山鹿久木,林亮輔,林勇貴,出版社:日本評論社,ISBN:978-4535559479,定価:2,700円+税) ◇アンケート調査の計画と解析(著者:内田治,出版社:日科技連,ISBN:978-4817197511,定価:2,900円+税) ※いずれも授業内では使用しない。 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
◆本科目は他の科目よりも授業時間外の学修時間が多くなることが想定される。さらに,修論に取り組む(分析,とりまとめ)ために必要な知識,スキルの修得を目指す科目でもある。これらの理由から2年生の履修は推奨しない。在学中に履修する意向のある学生は1年生で履修しておくことを強く推奨する。 ◆大学教養科目レベルの統計学,情報処理(Excel)の知識があることを前提に授業を進める。 ◆授業外で重要な連絡を行う場合もmoodleを通じて行うため,moodleのアナウンスを確認できるようにしておくこと。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
◆授業内でPCを使用するため,毎回教科書とセットで持参すること。授業資料も随時moodleにアップする(PCでなければ視認が困難と思われる)。 ◆統計ソフトjamovi(フリーソフト)をインストールしておくこと。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
◆観光学のための経営学研究方法論(研究方法に関する知識の習得) ◆観光学のための社会科学研究方法論(研究方法に関する知識の習得) ◆観光経済・行動特論(観光経済,観光行動は観光データサイエンスとも関係が深い分野である。本科目と担当教員は同じ。) ◇観光地データ分析演習(専門職学位課程設置科目。マーケティングリサーチ等。) ◇観光調査法A(観光学部設置科目。主にインタビュー調査やWeb上に存在するクチコミのテキストマイニング等,質的データを扱う調査の方法論を学ぶ) ◇観光調査法B(観光学部設置科目。量的研究として実施するアンケート調査の方法論を学ぶ。) ※◇の科目は修士課程における修了要件科目ではない。履修・聴講が可能であるかについては,事前に学務課観光学部係か各科目の担当教員に確認のこと。◆は修士課程の科目。 ※本科目では授業回数の関係で,量的研究としてもっともポピュラーなものの一つである,アンケートを用いた研究方法については扱っていない。興味のある学生は「観光地データ分析演習」(観光地域マネジメント専攻)や「観光調査法B」(観光学部)の受講を推奨する。 |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
◆事前学修:教科書のうち,授業で扱う章の通読。「jamovi完全攻略ガイド」も確認しておき,とくに回帰分析については,ある程度使い方を頭に入れておくこと。ほかの参考文献についても事前学習の段階で読んでおくことが望ましい。 ◆事後学修:授業資料の記憶,レポート作成。 |
その他連絡事項 /Other messages |
◆「特別な事由による欠席」の場合,同欠席の申請書(観光学部係に受理されたもの)はメールで担当教員に提出すること。 ◆欠席等をした回の授業内容はmoodleで確認し,授業資料等で学修すること。各回の授業内容・範囲はmoodleに掲載する。 |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
学生自らが具体的なテーマを設定し,研究を行う。 【「アクティブ・ラーニング」実施要項 ②③④⑤⑥⑨】 |
オフィスアワー /Office Hours |
授業日の昼休み,担当教員の研究室。 原則として,事前にメール(ssasaki@wakayama-u.ac.jp)で確認を入れること。不在の場合がある。 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
TS0004J11099D511 |
実務経験 /Practical Experience |
無 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 1 | ガイダンス データ収集・分析の基礎(1) |
ガイダンス,EBPMの意義,データの収集,見かた,使い方 | 教科書1-3章 |
2 | 2 | データ収集・分析の基礎(2) 現状についての評価方法(1) |
回帰分析(結果と要因の関係を探る) | 教科書5-6章 |
3 | 3 | 現状についての評価方法(2) | SWOT分析(地域の強み・弱みから地域戦略を導出) | 教科書9章 |
4 | 4 | 政策効果の評価方法(1) | 産業連関分析(経済波及効果) | 教科書10章 |
5 | 5 | 政策効果の評価方法(2) | 費用便益分析(プロジェクトのコストパフォーマンス) | 教科書11章 |
6 | 6 | 政策効果の評価方法(3) | 差と差の分析(政策の効果) | 教科書12章 |
7 | 7 | 政策の立案 | 観光政策の立案にチャレンジ | 教科書13章 |
8 | 8 | まとめ | まとめ | 1単位の科目なので,45分で終了する予定 |