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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/09/09 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
観光地域研究A/Local Tourism Studies A(M)(J)
時間割コード
/Course Code
T2T10088_T1
開講所属
/Course Offered by
観光学研究科(前期)/Graduate School of Tourism
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第1クォーター/1Q
曜限
/Day, Period
月/Mon 3
開講区分
/Semester offered
前期/the former term
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2
主担当教員
/Main Instructor
永瀬 節治/NAGASE Setsuji
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
西2号館E209/E209
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
観光学研究科(前期) 高度な専門性と研究力 4
観光学研究科(前期) 地域への関心とグローバル視点 6

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
永瀬 節治/NAGASE Setsuji 観光学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
近年、「観光まちづくり」という言葉が全国で普及しつつあるが、本来「観光」と「まちづくり」は指向するものが異なる。すなわち、後者が住民の生活環境の向上を追求するものであるのに対し、前者は地域資源を利用しながら、来訪者が満足するサービスや体験を提供することに主眼が置かれる。一方で、ライフスタイルや価値観の多様化とともに、旅行形態はマスツーリズムから個人旅行へ、定番の名所見物から地域に密着した体験型観光へと広がりを見せている。また、人口減少時代を迎える中で、「交流人口」や「関係人口」を手がかりにした地域再生手法が着目され、多様な地域資源を活かしながら、地域と来訪者との新たな関係性を育むさまざまな試みが、各地で積み重ねられている。本講義では、地域の歴史や生活文化・産業等に関わる地域資源を、地域の成り立ちにまつわるストーリーのもとで一体的に把握し、それらを活用した観光まちづくりを具体的に構想するための思考力を養う。
到達目標
/Course Objectives
観光によるまちづくりの現状と可能性を対象地域を設定して検討するなかで、観光とまちづくりの融合的な考え方や実現手法を、対象地域において具体的に適用し、応用できるようになる。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
1)小課題(全4回)60%、2)最終課題の成果物40%とし、課題内容に対する理解度、達成度、プレゼンテーションの完成度を総合的に評価。
※小課題・成果物はいずれもパワーポイントにより作成。講義時間内に発表の場を設けます。
教科書
/Textbook
特に指定しない。
参考書・参考文献
/Reference Book
・西村幸夫編著(2009)『観光まちづくり:まち自慢からはじまる地域マネジメント』学芸出版社
・西村幸夫・野澤康編(2010)『まちの見方・調べ方 -地域づくりのための調査法入門』朝倉書店
・西村幸夫・野澤康編(2017)『まちを読み解く 景観・歴史・地域づくり』朝倉書店
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
本講義の内容は、住民の生活の場としての「地域(都市・集落)」を舞台とした観光のあり方について学ぶものです。敷地内で様々な観光体験を提供するテーマパークやリゾートホテル、大型観光施設については扱わないので、あらかじめご了承ください。
※本講義は昨年度までの「観光まちづくり特論」と同内容となります。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
講義の大半で各自のノートPCが必要になります。前半では2週間ごとに個人で取り組む小課題(特定のテーマに関する事例調査等)を課し、発表時間を設けます。後半ではグループワークを導入し、最終課題についてはグループ発表を行ってもらいます。これらの発表への参加が必須となります。
※後半のグループワークは、履修者数等によっては個人ワークとなる場合があります。
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
特になし
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
本授業の授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間(各回の課題に取り組む時間を含む)を行ってください。さらに、日頃から観光まちづくりに関する報道等の情報に積極的に接するとともに、講義で得た考え方は、参考書『観光まちづくり』を適宜参照しながら理解を深め、対象地域での検討作業に活かすための自主的学修を求めます。講義時間外にもさまざまな情報収集を通じて思考を深めることを推奨します。
その他連絡事項
/Other messages
特になし
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
本科目は、講義(座学)に加え、各自による作業を通じた調査・分析結果や観光まちづくりに関する提案について、発表とディスカッションを行います。
【「アクティブラーニング」実施要項⑤⑥⑧⑩】
オフィスアワー
/Office Hours
火曜日12:30~13:00 西4号館205室 ※可能な限り事前にメール(snagase@wakayama-u.ac.jp)等により事前予約を行ってください。
科目ナンバリング
/Course Numbering
T04005J10199D521
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 1 ガイダンス:観光とまちづくり 講義全体の目的、進め方等の説明と、本講義のテーマに関するイントロダクション
2 2 観光と空間計画・まちづくりの歴史的展開 講義と小課題1の説明
3 3 「伝統的な観光地」と「現代的な観光地」を比較する 小課題1の発表(個人)
4 4 「持続可能な観光」と観光まちづくり 講義と小課題2の説明
5 5 現代の観光地が抱える課題を把握する 小課題2の発表(個人) PC利用(発表)
6 6 「生きた遺産」と観光まちづくり 講義と小課題3の説明
7 7 「生きた遺産」の事例を比較する 小課題3の発表(個人) PC利用(発表)
8 8 地域の個性を伝えるストーリーの把握と活用 講義と小課題4の説明
9 9 地域のストーリーを比較する 小課題4の発表(個人) PC利用(発表)
10 10 和歌山市の観光資源の現状を把握する 現地調査(予定)
11 11 和歌山市の観光資源の成り立ちを把握する グループワーク PC利用(作業)
12 12 和歌山市の観光を支える地域コミュニティのあり方を考える グループワーク PC利用(作業)
13 13 和歌山市の魅力を伝えるストーリーを考える グループワーク PC利用(作業)
14 14 和歌山市の魅力を伝える体験・交流型観光プログラムを考える グループワーク PC利用(作業)
15 15 最終発表と総括 最終成果物の発表(グループ) PC利用(発表)

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