シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/09/09 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
南信州・飯田フィールドスタディI/Field Work in Minami-shinshu and Iida Area I
時間割コード
/Course Code
T4T10718_T1
開講所属
/Course Offered by
観光学部/Faculty of Tourism
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第1クォーター/1Q
曜限
/Day, Period
他/Otr
開講区分
/Semester offered
通年/a normal year
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
佐々木 啓
授業形態
/Lecture Form
実技・実習
教室
/Classroom
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
観光学部 地域への関心と国際的視点 10

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
佐々木 啓 観光学部(教員)
山岸 大二郎 観光学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
グローバリゼーションは、地域の画一化を進める一方、ライフスタイルに応じて生活場所を自由に選ぶことを可能にする。このような状況下では、人々が魅力を感じ次世代還流あるいは「関係人口」を創出しうる地域となることが、地方都市の持続可能性を考える上で重要となる。長野県飯田は4年制大学がなく、若年層が流出しやすいという地理的条件にあるが、将来的なU・Iターンや「関係人口」に結びつく可能性を有する多彩な取り組みが行われるなど「地域づくり」の先進地として知られている。
本講義では、事前学習を踏まえた上で、飯田市を実際に訪れることで、(1)農山村特有の地域資源の発掘・利活用がなぜ可能となったかの背景・歴史を理論的に学ぶ(座学)とともに、(2)体験・交流をキーワードとするグリーン・ツーリズムなど着地型観光の実際を「地域連携DMO(Destination Management/Marketing Organization)」の優秀モデルとして知られる「南信州観光公社」のオペレーションシステムから実践的に学ぶ(フィールドワーク)、(3)飯田市がこれらの「地域づくり」に主体的に取り組む土台となった「ソーシャルキャピタル(社会関係資本)」としての地域自治活動や公民館の役割について理解することができる。以上の学習を通じて、地域再生に資する観光の可能性について、他の地域での取り組みを考える際の理論的・実践的なフレームワークを身に着けることができる。

※今年度のテーマについては、現段階で確定していない。後日確定次第明示する。
到達目標
/Course Objectives
本講義は、2年次のプロジェクト演習と並んで、専門演習へと誘う「実践教育科目」の一環として位置づけられている。履修を通じて、(1)地域資源を発掘・利活用・ブラッシュアップすることの優位性や意義について基礎的な知識を獲得することができる、(2)発地型観光(マスツーリズム)から着地型観光(ニューツーリズム)への新しい観光の動きを整理するとともに、持続的な観光地域づくりに不可欠とされる「DMO」の機能と役割について深い理解が可能となる、(3)「地域づくり」を理論的・実践的に理解するうえで必要となる「内発的発展」の考え方、さらには近年注目されている「新しい内発的発展」の考え方についての基本的理解を身に着けることができる等の目的が達成できる。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
事前学習の取組姿勢、当日の参加態度、個人レポート(後日提出)、グループ発表の内容・貢献などをみて総合的に判断する。
教科書
/Textbook
特になし。
参考書・参考文献
/Reference Book
牧野光朗『円卓の地域主義』事業構想大学院大学出版部、2015年、ISBN978-4-88335-351-4、本体1,800円+税。
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
飯田市は観光学部との間で「友好交流協定」を締結し,地域の持続的な発展と国際的に活躍できる人材の育成を目的として,交流実践のフィールドを提供している。飯田市の地域実践には全国的モデルとして評価を受けているものも多いことから,受講者にはそれぞれの学びの段階に応じてそのエッセンスをしっかり吸収してきてほしい。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
参加者募集のガイダンスを別途実施予定である。参加希望者は必ず参加すること。
また、現地でのフィールドワークに先立って、上記の参考書等を事前学習し、レポートを提出する等によりフィールドワークでの学びの定着を図る予定である。
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
特になし。
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
【事前】
飯田市についての情報を事前に収集しておくこと。参考文献に目を通しておくことが望ましい。
【事後】
事後に振り返りレポートの提出を求める。各自、学んだことを整理する作業をしておくこと。
その他連絡事項
/Other messages
※交通費および宿泊費等の経費は自己負担である。
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
全体のテーマが毎年指定されているので、そのテーマについて事前学習を行い、予備知識を身につけておくと良い。身につけるか身につけないかで、実践的な学びの理解に大きな差が出る。
グループワークをともなうため、意見交換を積極的に行うことでより理解を深めることができる。
オフィスアワー
/Office Hours
火曜日12時30分~13時00分 佐々木啓研究室(W4)
他学生との重複,出張等で不在の場合がありますので,可能な限りメール(ssasaki@wakayama-u.ac.jp)で事前予約を行って下さい。
科目ナンバリング
/Course Numbering
T80012J00001T171
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 今年度の授業計画については、現在協議中である。確定次第概要を明示する。
詳細なスケジュールについては、追って教務システムにて通知する。

<参考>2019年度の実施スケジュール概要
実施期間:2019年8月17日(土)~8月20日(火) 4日間
※交通費および宿泊費等は実費負担です。

テーマ:アグリイノベーション

【1日目】
○趣旨説明・オリエンテーション
○日本農業の諸問題
○飯田市農業の現状と課題
○都市農村交流の新たな展開と地域農業の再生

【2日目】
○農業の担い手と地域サポート人材
○飯田市における共創の地域づくり
○グループワーク
○グループ調査
 ※4グループに分かれてヒアリング調査や観察調査を実施

【3日目】
○グループワーク

【4日目】
○報告会準備作業
○グループ別報告会

科目一覧へ戻る