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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/28 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
観光とコミュニティ/Tourism and Communication
時間割コード
/Course Code
T4T10519_T1
開講所属
/Course Offered by
観光学部/Faculty of Tourism
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第1クォーター/1Q
曜限
/Day, Period
金/Fri 3, 金/Fri 4
開講区分
/Semester offered
第1クォーター/1Q
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
神野 直幸
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
東1号館E1-203/E1-203
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
観光学部 専門的知識や技能 10

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
神野 直幸 観光学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
この科目は、コミュニティを学ぶことを目的とする。ただし、コミュニティと関係する社会関係資本(ソーシャルキャピタル)や、コミュニティのアソシエーション(組織)を学ぶことにより、さらに「観光コミュニティ」について、事例も含め授業を進める。学生諸君に学んでもらう狙いとしては、観光学における学際的な視点で、地域観光における「コミュニティ」の必要性について、変遷をかねて学んでもらうことで、広く観光に関する知見を広め、和歌山県のコミュニティについて、各市町村へ観光コミュニティ団体へのヒアリングを実施してもらい。事例と行政と地域へのヒアリング調査を行ったことについて、グループでコミュニティについて、各々の地域と観光資源の違いにより、それぞれ「観光についての主体となるコミュニティ」について深めてもらうことが、今後社会に出た際に、個々人が観光について貢献できるようになってもらうことを目的とする。
到達目標
/Course Objectives
コミュニティについて一方方向ではなく、「観光コミュニティ」を多面的な視点により、学んでもらうこと。つまり、理解をしてらもうことを目標とする。都度、学生諸君を指名し、質問を行う。「だれにも間違いがないため、自由に述べること」また、学術的な判断が異なるため、事例を出し、さらに各グループが、グループで決めた行政やコミュニティなどに連絡を行い。観光コミュニティに関する団体へのヒアリングを行ってもらう。ヒアリングの内容については事例との比較を行ってもらうため、フォーマットを配布する。この授業の目的の補足として、「コミュニティ」を中心に、解らないことを解るようにするための調査方法なども簡単に説明を行い。各自が調査方法などを主体的に調査し学んでもらう。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
中間報告(個人)10%、最終報告(個人)20%、グループ調査・発表10%、授業への貢献度10%、最終レポート50%の割合で総合的に評価する。
教科書
/Textbook
資料を配布する。また、都度授業内容に関する学術論文を配布する。
参考書・参考文献
/Reference Book
適宜、講義中に紹介する。
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
PCの使用は毎回行う。ただし、授業中のスマートホンの使用は禁止する。また、授業と関係のない内容の行為の場合退席を要求する。発表やレポートに関連して、なんらかの理由がある場合は、相談を受ける。諸君がコロナに罹患した場合の指示は、学務課と相談の上、連絡を行う。また教員がコロナに罹患した場合は、オンライン授業をTeamsで行う。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
覚える履修をしないこと。できる限り対話形式も入れていく。また、今後各自が、主体的に学問を深めてもらうように考える授業を行う姿勢をもってもらいたい
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
記載事項なし
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
前記した学術論文を配布する。受講しているだけで理解をしてもらうように進める。また、配布する学術論文は、読みやすい学術論文を選択するため、中間報告最終報告時では、これらの理解力についても加点となる。
*授業の進捗上状況により、客観的な意見を取り入れるため、コミュニティ形成を進めたゲストスピーカー2名程度を依頼する可能性があることを理解されたい。
その他連絡事項
/Other messages
レポート(APA形式)の書き方についても途中で、説明を行う。
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
わからないことは、都度質問を行うこと。理解する学びを中心とするため、専門用語は説明する。また、考え方などさまざまな角度で、こちらで説明を行うため、必要と感じた専門用語についてはノートを取ることを進める。ただし、学ぶための授業であるため、難しく考えてもらう必要はない。毎回、学術論文を配布する。中間報告や最終報告のレポートの参考文献にしてもらうためであり、学術論文を読めるように授業の工夫を行う。                                           ① 自主演習
② PBL学習
③発見学習,体験学習,反転授業
発見学習:学習すべきことを、担当教員の説明によって教わるのでなく、学生が自らの考察によって見出していく学習である。 体験学習:大学内、大学外を問わず、様々な活動を体験することによって学びを深める学習である。 反転授業:従来の授業形態を「反転」させたもので、デジタル教材等を用いた事前学習を行い、授業では事前学習に基づいて課題に取り組む過程で学生自身の学習が深まるように設計がなされている授業である。
④普遍的な正答や定型的なモデルが存在しない題材に対し,学生自らが合理的な解を導き出す学習
⑥学生自らが実施する調査やトレーニングを必要とする学習
⑦発展的な課題に取り組むことを促す仕掛けをともなう学習
⑧学生による発表をともなう学習
⑨複数の領域にまたがる解法を必要とする学習
⑩グループワークをともなう学習
⑪学生が自身の学修進展の状況や到達レベルなどを客観的に把握・確認できる仕掛けをともなう学習
オフィスアワー
/Office Hours
非常勤講師であるため、授業前後の対応のみ。質問については、メールでの対応を行う。
科目ナンバリング
/Course Numbering
T80013J01000T281
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 1 オリエンテーション(続いて、コミュニティとは) 各授業の流れを説明し、質疑応答を受ける。その後、コミュニティとはなんぞやについて、コミュティがなぜ必要なのか。コミュニティについて授業を行う。
2 2 「コミュニティとは」について コミュニティとはなんぞやについて、コミュティがなぜ必要なのか。コミュニティについて授業を行う。
3 3 コミュニティからNPOの変遷について コミュニティ→ボランティア→NPO(Non-Profit Organization)への変遷について、経済産業省のNIRAより助成金をもらい、NPOのベースになってしまった問題点を説明をする。内閣府NPOホームページの後記しているURLだけ事前に目を通しておくこと。https://www.npo-homepage.go.jp/about/npo-kisochishiki/npoiroha
4 4 コミュニティとアソシエーションの違いについて コミュニティとアソシエーションの違いと関連性について
5 5 事例研究「野迫川村」と「天川村」事例について 1回目から4回目の授業についての現実をここで、データ基に説明を行う。コミュニティ→NPO(社会ではボランティアとされている。備考を参照)→アソシエーションについて この特定非営利活動法人(NPO)の法律の基になった、今は解散している奈良NPOセンターおよび全国の勘違いについて、元理事兼事務局長の立場から説明を行う。
6 6 ソーシャルキャピタルと、5日までの内容と、ソーシャルキャピタルの違いはどこにあるのかを説明を行う。 ソーシャルキャピタル(社会関係資本)についての相違点について、授業を行う。前5回目までに学んだ内容とリンクし、コミュニティについて、どこまでがコミュニティなのかを学ぶ。
7 7 和歌山県内の観光コミュニティについて(グループワーク) 今一度観光の定義についてふれ、観光とコミュニティを⑥まで学んだことを使い。グループ内で、調査先とグループ内での役割についてグループ内で相談や議論を行う。7回目より、席はグループメンバーで集まって、受講すること。※1~6回目までの講義を受けた内容についての中間報告レポートの提出を求める。
8 8 7回目に決まった自治体へのコンタクトと、⑥ような団体があるのかを各班での調査について 13回目、14回目に発表を行ってもらう内容について説明を行う。グループは、学年別に、こちらがランダムに決める。また、ある程度の調査フォーマットを配布する。(ただ、今後グループ内各自が、「気が付いた点」を入れることもグループ内の加点とする。)今後発表までの間、各自治体とボランティア団体についての調査はグループで対応のこと。
9 9 観光協会とDMOについて 現状、各自治体と、コミュニティやNPOとの連携はどこまで行っているのか。調査対象自治体の観光協会とDMOについて調査を行うための説明を行う。前回の行政と、観光協会とDMOは組織が異なるため、⑧の調査と混同にしないように説明を行う。調査内容結果については、発表時に調査報告を入れること
10 10 コミュニティからアソシエーションへの発展の必要性について なぜ、コミュティが持続可能な状態にならないのか。あるいはなっているのかについて説明を行い。ランダムに説明をしてもらう。9日目までの中で、コミュニティについてグループ内での調査などをしっかりと述べれるように、相談しておくこと。
11 11 コミュニティから地域を支えることが今後可能なのかについて 少子高齢社会の実業と、中山間のデータを基に、授業を進める。RESAS:「https://resas.go.jp/#/13/13101」にて、事前にグループ内で調査を行うこと
12 12 地域を支えるためのコミュニティの変遷の必要性について 変遷(へんせん)とは、時代とともに移り変わっていく、コミュニティについての問題点などについて講義を行う。
13 13 グループ発表1 発表し、他のグループおよび個人が質問を行う。ただし、指摘などは必要ない。ランダムに発表グループを決めるため、事前にグループ内での調査をしっかりしておくこと。
14 14 グループ発表2 発表し、他のグループおよび個人が質問を行う。ただし、指摘などは必要ない。ランダムに発表グループを決めるため、事前にグループ内での調査をしっかりしておくこと。
15 15 これからのコミュニティについてと最終レポート提出について説明を行う。 これからのコミュニティについてと最終レポート提出について説明を行う。また、この授業を受けて、グループでどんな調査がよかったかなどについて質問を行い。さらに各グループが他のグループの発見を知る。

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